2011年09月01日 11:30

グローバル・トレンドの発信地「Preview in Seoul 2011」が開幕

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「Preview in Seoul 2011」が8月31日からソウルのCOEX1階Bホールにて開幕する。9月2日までの3日間の日程で開催される「Preview in Seoul 2011」は、韓国繊維産業聯合会(会長ノ・ヒチャン)の主催で2000年に始まり、今年で12回目を迎える。

「Preview in Seoul 2011」が8月31日からソウルのCOEX1階Bホールにて開幕する。9月2日までの3日間の日程で開催される「Preview in Seoul 2011」は、韓国繊維産業聯合会(会長ノ・ヒチャン)の主催で2000年に始まり、今年で12回目を迎える。
延べ252社・416ブースの規模で開催される今回の展示会には、機能性繊維や環境対応型繊維の素材を中心に、グローバルな感性とトレンドを反映した最新素材が網羅される。特に機能性素材と環境対応型素材、文化的コードが融合したニューコンセプトに基づく感性素材が紹介される。何よりも世界の繊維素材市場で頭角を現している国内を代表する素材企業が大挙参加し、フランス、オーストリア、中国、日本、インド、ASEAN諸国などの海外企業からの参加も大幅に増加し、国際展示会としての競争力を高めている。
韓国繊維産業聯合会のキム・ドンス副会長は、「今年のPISでは、何よりもバイヤーと展示会参加企業間のビジネスを活性化することに総力を尽くした」としながら、「それだけに、歴代最大の成果が期待される」としている。
新素材の競演の場グロバル・トレンドが一堂に
今年のPISでは、スポーツウェアと日用服の境界を越えた新たな概念の機能性素材が展示される。
ST OneChang 、YOUNG POONG FILLTEX、KWANGRIM TEXTILE CO.、DUCKWOO CO.,LTD、 PAKA TEXTILE CO.,LTD 、SHINHAN INDUSTRY、KY TEX CO., LTD(KYOUNG YOUNG TEX)などは、軽量性薄地織物をはじめ、快適性を極限まで追求した透湿防水生地、発熱・冷感機能を備えた温度調節素材、紫外線遮断素材など、機能性と環境トレンドが融合した感性の高い素材を展示する。
G.B TEXTILE CO.,LTD、SHIN WONなどは、狩猟用素材やテント、自動車シートなど、拡大しつつあるキャンピング市場を狙った特種素材を紹介する。
また、先進型ファッション・ビジネスの必須要素となっている機能性-エコ素材(eco-textile)が豊富に展示される。SEOJIN TEXTILE CO.,LTDはオーガニック・エクスチェンジの認証を受けた交織物、GHIはトウモロコシの抽出物から作った軽量メモリー生地、Uniqueデザインは牛乳繊維の短所を克服したアイテムで参加する。 AMOGREENTECH CO.,LTDの銀金属糸、 KPM TECH CO.,LTD の抗ヴィルス機能性繊維「EVER-EX」も見ることができる。
一方、最新のファッション素材も多様にお目見えする。SEOJIN TEXTILE CO.,LTD、JAIN TEXTILE CO.,LTD、SHIN HEUNG CORPORATION、YOUNG TEXTILE CO.,LTD、YMK、CHANGBAE TRADING CO,.LTD どは、ジャケットやコート、トレンチなどのアウター(OUTER)用ファッション素材のみならず、ダウンジャケット、防風服、ゴルフウェアなどの高級スポーツウェアに用いられる、いわゆる「メモリー素材」も数多く紹介する。
SUNRISE COMPANY、WATEC、KMF、SHIN WON、SHINIL IND.,LTD 、PATEX CO.,LTD、WOO CHANG、HYUPSUNG T.R.D 、KYUNG WON CO.,LTDなどは、多彩なニット、プリント、刺繍、レース・コレクションで今回のPISに参加する。IL SONG Tex CO.,LTDのメッシュ生地コレクション、WIG KOREAの光によって色が変化するカメレオン素材、R&Dテキスタイル、EGKOREAなどのシルク感覚のアセテート生地などの特種アイテムも展示会に彩りを添える。
その他にもSIMA CO.,LTD、SEYANG、TRFなどが高級化と差別化に焦点を当てたウール混紡生地を出展し、大韓紡織境界所属の綿紡企業は米国のCotton Incorporatedと共同開発した新製品を公開する。一方、オーストリアのレンジング社も国内の紡織企業と共同開発したテンセルおよびモダルのアイテムを紹介する予定だ。
JK Tex Co.,LtdとKAYJUNE COMPANY CO.,LTDのバンブー生地やオーガニック・コットン、 DAE JIN. Co.のシルク交織物、 SSANG YOUNG SPINNING、智異山(ジリサン)韓紙の韓紙繊維、SENOCOの天然インディゴ(藍色)染色およびRYUL SAN ART天然染色製品などは、韓国伝統素材としてのグローバル化の可能性を打診する。
様な付帯行事でビジネスを活性化
PISでは、差別化された付帯行事でビジネスの活性化を図っている。参加企業の素材で製作した衣装を披露するトレードショーを計4回に渡って開催することで出品素材に対するバイヤーの理解を深めると共に、展示参加企業とバイヤー間のビジネス・マッチングをサポートする。
一方で、専門セミナーも充実している。先ず、展示会初日である8月31日には、 PAKA TEXTILE CO.,LTD 、YOUNG TEXTILE CO.,LTD、KOLONGファッション・マテリアル、SHIN HEUNG CORPORATION、ST OneChangなど、韓国を代表する5つのグローバル素材企業が2012年に向けて開発した新素材を紹介することから始める。当日午後には韓国-EU技術繊維シンポジウムを通じて、最先端の極限繊維と先進スマート繊維の現状について検討しながら未来の繊維市場を展望する時間も設けている。
また、環境対応型繊維が網羅される今回のPISには、環境市場に対する本格的な接近と理解を深めるためのセミナーも開催される。国内外のエコ・ラベルの動向および活用方案セミナー、環境対応型繊維の最新グローバル・トレンドに関するセミナーなどと共に、オーストリアのレンジング社と米国のデュポン社が自社の主力環境素材を紹介するセミナーも予定されている。
その他、ファッション専門家グループを招いたシンポジウムでは、トレンド戦略グループ・PFINE2012 S/S 男性コレクションのトレンド情報を提供する。スタイル・サイトからは、若者文化に対する詳細な分析を通じた来年F/Wをリードする主要カラーとプリント、ディテール、シルエットなどを紹介する。
従来の取引先のみでなく、新規バイヤーも
リーディング企業の参加拡大および多様なプログラム構成による内容の充実化を図った今回の展示会では、北米、欧州、中国、インドなど、世界各地の大手ファッション・グループと総合輸出入商社、衣類メーカーなどの有力バイヤーによる参観が増えている。
LA所在の米国大手ファッション・グループとして、既に多くの韓国企業と取引のあるBCBGグループ、Forever21、Star Fabricなどが昨年に続き今年もPISを訪れ、韓国産製品の購買量を増やす計画でいる。
のみならず、DickiesやLL beanなどの有名ブランドは勿論、ニューヨーク所在のG-IIIアパレル、SWIFTGALEY、スタンダードテキスタイル、SKテキスタイルなどの大手衣類メーカーや生地の輸入企業が、ファッションや機能性生地、ユニフォーム縫製衣類、ホームテキスタイル生地のソーシングなどのためにPISを訪れる。
また、カナダのFare deal Import & Export、CANDOLLE Textile、SYDなどは、従来の取引先の追加と代替企業の発掘のために展示会参観を申請した。特に、キャンドルTextileは、これまで台湾から輸入していた機能性生地に代わるエコ&機能性素材に高い関心を寄せている。
日本の伊藤忠、八木、清原、クラどボなの総合商社では、価格のみならず、高い品質およびデザインの競争力も備えた韓国産の生地と副資材の購入を希望しており、中でもプリント生地に対する関心が高い状況である。
特に今年は、世界的な人気を博しているスペインからのファッション・ブランドの参観が注目される。「CORTHAY FIELDや「Women Secret」で韓国にも進出している CORTHAY FIELD社と「ADOLFO DOMINGUEZ」や「ARMAND BASI」、「PEDRO DEL HIERRO」などのデザイナー・コレクションを含む有名ブランドでは、高価な衣類製品にふさわしい高品質で創意的な生地を購入するためにPISを訪れる。

その他、ブルガリア・ソフィアのベガテキスタイル、スウェーデンのHemtexなども、昨年に続いて今年も展示会場を訪れる予定だ。またインド最大の衣類ブランドの一つである「ウェストサイド」を展開中のTrend Limitedや米国、欧州などにおいて有名な「エアロポステール(Aeropostale)」のメーカーであり輸出企業でもあるシンガポールのGHIM LIなどもPISを通じた韓国産素材の購買意向を明らかにしている。

また、バングラデシュ ダッカ所在のRising GroupやParamount Tradeなどの企業では、テキスタイル機械および原糸の購買を希望しており、Li & Fung、Maggy London LTD、Charming Shoppes INCなどの香港のビッグ・バイヤーもPIS参観のために韓国を訪れる予定だ。

一方、内需市場の攻略にも尽力している今年のPIS参観に向けて、 CHEIL Industries、IN D F、 PATEX L&C、YOUNGWON、 FASHION GROUP HYUNGI、 ELAND、 ELAND RETAIL、 HWASEUNG、 AGABANG COMPANY、 DONGJINL、 SBW TRY GROUPなど、韓国を代表するファッション企業は勿論、ロッテ百貨店、新世界インターナショナル、GSホームショッピングなどの流通企業、 SAE-A TRADING、HANSAE FASHION WORLDWIDE、 SARAMIN、KWANGLIMなどの国内の主要輸出企業も事前申請を終えている。今年は、米国、カナダ、EU、日本、中国、香港、シンガポールなどの海外有名ブランド企業のバイヤーを含め、9,000人を超える国内外のバイヤー展示会で集うことが予想されている。

問い合わせ先

COEX
82-2-6000-0114

韓国繊維産業連合会 
82-2-528-4016
ykh333@kofoti.or.kr

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