自転車保険義務化の地域も！増加する自転車事故と自転車保険

■ページURL：
http://www.syufeel.com/lp/column_08.html

■統計概要
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統計資料 ・データ出典：
・ITARDA交通事故統計データ
・自転車交通事故に対する賠償保険に関する分析
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■自転車事故の増加
自転車事故は近年増加傾向にある。
中には重大な後遺障が残る事故もあり、高額な損害賠償が必要になるケースも。
2015年6月1日からは道路交通法が改正され、取り締まりが強化された。
全交通事故件数は平成14年から比べ減少しているのに対し、自転車と歩行者の事故件数は約1.3倍と増加している。

■自転車事故の危険
自転車は手軽で利用しやすい反面、危険な事故に繋がることも多くある。
相手が高齢者や幼児などの場合、最悪の場合には死亡させてしまうおそれもあり、その場合、高額な損害賠償義務が発生する可能性がある。
そこに、自転車保険に加入していると、自転車事故によって発生した損害賠償金の支払いを自動車保険でまかなうことができる。

■道路交通法改正（2015年6月）
近年の自転車保険に対する注目の理由に、改正道路交通法があげられる。
悪質な自転車事故の増加により2015年6月に施行された。
具体的には、信号無視や通行禁止違反、歩道における徐行義務違反など、全14項目の行為が危険運転として禁止され、自転車にも適用されるようになり違反すると警察に摘発されることとなった。
これらの危険運転をして3年間の間に2回以上摘発で自転車運転者に講習の義務が生じる。

自転車に対する規制がひかれたことで自転車の危険性が見直され、自転車保険の加入数が増えたといえる。

■自治体による自転車保険義務化
兵庫県では、2015年10月より自転車保険の加入が条例によって義務化された。
自転車保険の必要性が見直されたことを受けて任意から義務へと変更した。
県の交通安全協会の自転車保険、「ひょうごのけんみん自転車保険」では、発売開始から1年で加入数が76,000人以上となっている。
保険金の支払実績は340件、金額で2,380万円になった。
兵庫県の自転車加入は「ひょうごのけんみん自転車保険」でなくてもかまわないので、他の自転車保険に加入している人もいることになり、それらを足すとさらに大多数が自転車保険に加入していることになる。

■自転車保険に加入について
20歳未満の若者と60歳以上の加入割合を比較すると、60歳以上の加入している割合が多くなっている。
事故経験者の中で自転車保険に加入している割合が21.1％であることに対し、60歳以上の人の加入割合は32.0％に上る。
また、20歳未満では加入についてわからないと回答している割合が多く、自転車保険の加入に関しては親が管理・加入していることが考えられる。

自転車事故の損害賠償が高額になるケースも増加しつつある中で、自分や家族の被害のためだけでなく、自分（子供）が加害者になってしまった場合を想定して保険に加入しているともいえる。


今後もsyufeelではこの様な特集ページを掲載していく予定です。

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