2007年10月23日 12:00

2010年までに世界の癌市場は600億米ドルを超える規模になる

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、英国調査会社のEspicom Business Intelligenceの最新市場調査報告書である「Cancer Vaccine Developments to 2013」の発売を開始しました。

当調査報告書では、癌ワクチンの開発動向と売上予測、癌ワクチンの失敗例、主要企業概要、第1相、第2相の癌ワクチン概要、規制のハードルなどについて、概略下記の構成で取り上げています。

2010年までに世界の癌市場は600億米ドルを超える規模になると予測されています。60近くの新薬が市場投入され、市場全体の3割を占めることになります。 Sanofi Pasteur MSDのGardasilとGSKのCervarixの登場によって、癌ワクチン分野が先の見えない研究から商業的にも臨床的にも関心を引く領域となりました。しかし、この分野において本当に投資回収が可能で、予測されていた利益をあげることができるのでしょうか。

癌は先進国の死因として2番目に高く、世界の死亡原因の12.5%を占めています。2020年までに、新たに癌と診断される一年あたりの件数は2002年の1,100万件から1,600万件に増加すると予測されています。毎年癌で死亡する人は2002年の670万人から1,000万人に到達する見込みです。2010年までに、既存の革新的製品の売上増と、上市薬剤のおよそ3割を占めると見られる60近くの新薬の上市によって、世界の癌市場は600億米ドルを超える売上を上げると期待されています。

しかし癌ワクチンはこの見通しのどこに対応するのでしょうか？現在は市場を評価するのは難しいのですが、モノクローナル抗体市場で見られた成長と酷似する可能性があり、2012年までに50億米ドルを超える売上を到達すると考えられています。

「Cancer Vaccine Developments to 2013」は、これらの製品が直面する課題や潜在的市場、癌ワクチン環境を形成する企業提携、ワクチンの失敗例、開発中の20の治療分野に対する詳細な評価結果、上市日程、および競合評価などを交えた内容となっています。これは、同業界や投資プランナーなどにとって、この変わりゆく分野を形成する企業や製品、研究動向をレビューできる重要な情報源となっています。

当報告書では以下の疑問に答えます

・どの企業がどの企業とともに何を開発しているのか

・Gardasilが2011年までに売上16億米ドルを達成する見込みは

・2009年と2010年に上市が予定されている新薬

・なぜ一部の癌ワクチンは失敗するのか

・乳癌ワクチン開発にあたってどの企業が先導しているか

・肺癌、乳癌、前立腺癌、結腸直腸癌に関して、第2相、第3相治験ではどういった癌ワクチンが開発されているか

・癌ワクチンが克服しなければならない規制のハードルとは

【英文市場調査報告書】

2013年に向けての癌ワクチン開発動向
Cancer Vaccine Developments to 2013

http://www.infoshop-japan.com/study/es55740-cancer-vacc.html

出版社 : Espicom Business Intelligence

出版日: 　2007/09