2011年11月01日 13:00

ラムトロン社,F-RAM不揮発性メモリのEPC C1G2準拠RFIDトランスポンダICの販売を開始。

ラムトロン社/米国、コロラド州は、EPC Class-1 Generation-2 通信プロトコルに準拠したUHF RFIDトランスポンダIC、MaxAriasファミリーの販売を開始。

ラムトロン社/米国、コロラド州（横浜市港北区新横浜2-3-4　日本法人代表須田儀昭）は、EPC Class-1 Generation-2 通信プロトコル（1.2.0 Specification for RFID Air Interface）に準拠したUHF RFIDトランスポンダIC、MaxAriasファミリーの販売を開始しました。新製品MaxArias ICのメモリは、革新的な高性能強誘電体ランダムアクセスメモリ（F-RAM）で構成されており、従来のEEPROMやその他の不揮発性メモリICに比べて以下の点が特に優れています。

・書き込み時の高速処理：従来の5ミリ秒に対して、ナノ秒レベルに高速化
・ >1014以上のデータ書換え回数：従来は106程度
・ 20年以上の長期間のデータ保持期間
・内部F-RAM容量16kビットまで対応：従来は数百ビット容量
・高いガンマ線耐性（> 50 kGy）：従来メモリは放射線によるデータ消去のため使用不可　　　　　　　　　　　　　　　
・業界最小の消費電力動作
・読込み/書込みオペレーションにおいて、同じ距離を達成

　従来のUHF RFID(EEROMメモリタイプ)では、メモリ容量が数百ビットレベルに留まっており、多くのデータ量を必要とする高精度で長期間の履歴・保守管理やセキュリテーの要求に応えられなかったために、同市場の急拡大の制約要因になっていました。今回販売を開始した新製品は、従来からの問題点を解決するために、大容量メモリでありながらF-RAMの高速書き込み処理が可能で、従来に比べて格段に高性能なUHF RFIDソリューションが提供できます。新製品は、WN71004（メモリサイズ：4ｋビット）、WN71008（8ｋビット）WN7１016、WN72016（16ｋビット）の４製品を用意しています。これらの新製品によりUHF RFIDは、特に放射線による滅菌処理を必要とする医療向けや産業用システム向けなどの新たなアプリケーション分野の開拓に大いに期待がもたれます。
　特に、WN72016はシリアルインターフェース（DSPI）端子を有しており、外付けのマイコンやセンサと接続することによって、無線処理と有線処理の両方での情報の入出力やMaxAriasのメモリアクセスすることができます。
　
製品形態は、8ピンプラスチックパッケージ,（UDFN、3.0ｘ3.0ｍｍ）または、金バンプ付きウエーハで提供されます。

注: MaxAriasは、Ramtron社の登録商標です。

製品の画像データはこちらから入手できます。
http://www.ramtron.com/press-center/popup-large-image.aspx?image=WM710xx_UDFN8.jpg
また製品詳細、データシートはこちらから入手できます（英文）。
http://ramtron.com/products/wireless-memory-rfid/

ラムトロン社について
ラムトロンインターナショナル株式会社の本社はコロラド州のコロラドスプリングスにあります。設計、開発、市場開発を行うファブレスの半導体メーカーです。独自のF-RAMを中心にした半導体メモリに特化し、それを集積化させた半導体ソルーションを用いて、広範囲の応用製品分野で市場開拓と販売を全世界に向け行っています。ラムトロン社の詳しい情報は、以下のwebサイトをご参照ください。
www.ramtron.com

＜お問い合わせ先＞
ラムトロン株式会社
〒22２-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-4 クレシェンドビル 7F
TEL ： 045-473-9372
FAX ： 045-473-9373
E-mail ：japansales@ramtron.com
ホームページ:http://www.ramtron.com/japan

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