2012年04月27日 09:00

音楽ダウンロード利用者は日本が最下位-イプソス「Global @dviser調査」より

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 グローバル調査会社のイプソスが世界24カ国で実施した調査によると、世界のインターネットユーザーの10人に4人(43%)は、音楽をインターネットでダウンロードやストリーミングして利用することがわかった。日本では、ダウンロード/ストリーミングの利用実態は他国と比較して低調で、音楽(24%)と映画(9%)で最下位であった。

グローバル・マーケティング・リサーチ会社のイプソスは、世界24カ国でインターネット利用者の実態調査を実施いたしました。

<主な調査結果>
 1. インターネット利用者の過半数(57%)は趣味や興味のあることについてネットで情報収集する
 2. 音楽などのダウンロードやストリーミングでは日本は最下位。トップは中国
 3. オンラインゲームの利用でもトップは大差で中国(61%)。日本は18%で下位グループ

<調査概要>
 調査実施機関: イプソス     実施時期: 2012年2月7日~21日
 調査手法:イプソス・オンラインパネルシステムにより世界24カ国で毎月実施するGlobal @dviser調査
 対象国(24カ国): アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、
             ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、
             南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、米国
 対象者: カナダ及び米国では18歳~64歳、その他各国では16歳~64歳の対象者19,216人
       各国1000人以上が回答 
       *アルゼンチン、ベルギー、インドネシア、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、スウェーデン、
         トルコでは各国500人以上


 グローバル調査会社のイプソスが世界24カ国で実施した調査によると、世界のインターネットユーザーの10人に4人(43%)は、音楽をインターネットでダウンロードやストリーミングして利用することがわかった。日本では、ダウンロード/ストリーミングの利用実態は他国と比較して低調で、音楽(24%)と映画(9%)で最下位であった。
 
趣味の世界への入口
 世界のインターネットユーザーの過半数 (57%) は「自分の趣味や興味のあることについて調べたり、情報を得たりするためにインターネットを利用する」と回答した。このような目的のためネットサーフィンをする人が特に多いのは、トルコ(72%)、中国(71%)、ハンガリー(67%)などで、日本と韓国(65%)がそれに続く。最も少ないのはサウジアラビア(35%)で、メキシコ(40%)、ブラジル(41%)、インド(45%)などがそれに続く。

メディアソースとしてのインターネット  
 音楽や映画などのコンテンツをダウンロードしたり、ストリーミングして利用することも人気がある。世界のインターネットユーザーの10人に4人(43%)は過去3か月で音楽をダウンロードやストリーミングで利用したことがあると回答した。映画は34%、テレビ番組は22%であった。この3つすべてにおいて、世界の他国に大差をつけて最も利用が多いのは中国で、インターネットユーザーの72%が音楽を、71%が映画を、55%がテレビ番組をダウンロードやストリーミングで利用したと回答した。それに次いで多いのはトルコ(音楽62%、映画58%、テレビ番組34%)であった。
 日本では、このようなダウンロードやストリーミングの利用者は少数派だ。過去3か月での利用は、音楽24%、
映画9%、テレビ番組9%で、音楽、映画では世界で最も少ない利用率であった。同様の傾向がみられるのは
フランスで、音楽24%、映画15%、テレビ番組7%であった。 
 しかし、日本やフランスなどの最も利用の少ない国であっても、4人に1人は音楽をダウンロードやストリーミングするのが現状である。


インターネットは「遊び場」でもある
 オンラインゲームについても質問した。世界のインターネットユーザー10人中3人(27%)は、過去3ヶ月間にオンラインでゲームをしたことがあり、13%はポーカーやビンゴなど賞金獲得型のゲームをしたと回答した。ゲームの世界でも中国(61%)は群を抜いてトップで、それに次ぐポーランド(47%)、トルコ(38%)、メキシコ(33%)を大きく引き離した。日本は18%で、スウェーデン(13%)、韓国(16%)、ハンガリー(17%)に次いで、最も利用が少ないグループに入った。
 賞金獲得型では、インドが24カ国のトップで、4人に1人が過去3か月に経験があると回答した。
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。
世界84カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。
GreenBook Research Industry Trend Survey 2011で最もイノベイティブなリサーチ会社の第2位に選ばれました。
イプソスについての詳細は弊社ウェブサイトwww.ipsos.comをご覧ください。


このニュースリリースについてのお問い合わせ:

Keren Gottfried
Research Manager, Ipsos Global Public Affairs
(416) 572 4481
keren.gottfried@ipsos.com



山野辺有子
Ipsos in Japan
03 5408 5469
yuko.yamanobe@ipsos.com

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会社概要

イプソス株式会社
商号
イプソス株式会社(イプソスカブシキガイシャ)
代表者
内田 俊一(ウチダ シュンイチ)
所在地
〒105-0001
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TEL
03-6867-8001
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従業員数
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