2013年03月21日 09:00

ダイアログ・セミコンダクター、新世代のマルチタッチディスプレイセンサICの提供により、 UltrabookTM、オールインワンPC市場に事業を拡大

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FlatFrog社のPSDテクノロジーをベースにした高感度かつ低コストな、マルチタッチ・ジェスチャコントロールを民生メディア製品および大型ディスプレイ市場に提供

高度に集積されたパワーマネジメントIC、オーディオ、短距離無線技術のリーディング・サプライヤーであるダイアログ・セミコンダクターは本日、マルチタッチ集積回路(MTICTM)であるSmartWaveTM(製品型名DA8901)の提供開始を機に、タッチスクリーンセンサの分野に事業を拡大すると発表しました。MTICは、量産向け民生機器に対して、FlatFrog社のPSDタッチ・テクノロジーの実装を可能にする世界初のチップです。内蔵レンズ赤外線を使ったFlatFrogのPSDタッチシステムは、手袋をした指やスタイラスなどによるさまざまなタッチ、ジェスチャ、圧力の検出・追跡を、最新の静電容量方式ソリューションを超える性能で、低コストに実現することで、より自然で、臨場感溢れるリアルなタッチ体験をエンドユーザに提供します。

MTICは、ラップトップやオールインワンPC、UltrabookTM、モニタ、また11~36インチのディスプレイへの適用向けに最適化されています。同ICは、マイクロソフトのWindows 8に対応し、インテルのUltrabookのタッチ機能要件をサポートしています。
最大40までの同時タッチをサポートするMTICは、FlatFrog社の独自特許技術であるPSDタッチ・テクノロジーを使って、ディスプレイのカバーレンズに投影される赤外線の変化を検出します。ユーザがガラス表面をタッチすると、複数の赤外線受信器は、分散した光を検出します。その結果生成される信号は、MTICに伝わって増幅され、フィルタを通してからデジタル領域に変換されます。その後データは、ARM(R)のCortexTM M0プロセッサをベースにしてMTICに集積された検出エンジンを使って高度に信号処理され、メインのデバイスプロセッサにタッチ座標を提供する基礎情報として使われます。
*デモンストレーションは、以下リンクよりご覧いただけます。
http://www.bzcast.net/bz-cast/cv/pc/36/c/x/pp/1/mode/click_table:0:27:284/pageNOf/1

MTICは、最大12までの赤外線LED/エミッタの直接動作を可能にします。一般的なUltrabook、タブレット、オールインワンPCでは、マスタ/スレーブ配列で設定された複数のMTICが搭載され、36インチまでのさまざまなサイズのスクリーンに対応しています。PSDタッチでは、ガラスまたはプラスチックどちらのカバーレンズでも、どのタイプのディスプレイでも動作します。本システムは、現在スマートフォンやタブレットに広く使われている投影型の静電容量(procap)タッチ・テクノロジーとは違い、ディスプレイから目に入る光を遮る高価なITOレイヤーを採用していないため、100%の光学的透明度をもった完全なエッジトゥエッジ工業デザインを提供します。したがって、同システムは、同じ明るさを実現するためにスクリーンバックライトを酷使しないため、電力消費の節約を可能にします。

ダイアログ・セミコンダクター、企業開発および戦略担当バイスプレジデント、マーク・ティンドールのコメント:
「DA8901 MTICTMは、主流となっているUltrabookや大量に使用される次世代のタッチ対応ディスプレイ製品に対して、手頃な価格で、妥協のないマルチタッチシステムを提供することで、市場に変革ともたらし、旋風を巻き起こすと確信しています。MTICでは、他の競合技術とは異なり、システムコストがスクリーンサイズに応じて直線的に減少していくため、最低価格の主要オールインワンPCやモニタでも最高のマルチタッチ体験を提供します。当社は、FlatFrogとチームを組めることを嬉しく思いますし、これからも引きつづき協力していきたいと思っています。」

FlatFrogラボラトリーズ社の共同創立者/会長、クリステル・ファーレウス氏のコメント:
「当社独自の技術を何年もかけて洗練させてきた結果、ダイアログ社のような革新企業を迎えることができ、ミックスドシグナルICとして最適化されたPSDテクノロジーを民生製品市場に送り出せること、また競合するタッチセンサテクノロジーにかわって低価格製品を提供できることを誇らしく思います。」

DA8901は、59ピン、5.7×5.0mm QFNパッケージで出荷されます。本ICは、フットプリントも小さく、外付け部品も最少ですむので、ベゼルのないデザインにするためにディスプレイの周囲や下部に配置される、極薄で低コストなプリント回路基板にLEDエミッタおよび受信コンポーネントと共に搭載するのに理想的なデバイスです。DA8901では、タッチシステム全体がディスプレイモジュールより薄いため、同システムの実装によって製品に厚みが付加されることはありません。

■出荷時期
MTICの DA8901は、2013年第3四半期より出荷いたします。


報道関係問い合わせ先:
ダイアログ・セミコンダクター株式会社  後藤亘
Tel: 03-5425-4567 E-mail: wataru.goto@diasemi.com
Fax: 03-5425-4568 Web: www.dialog-semiconductor.com/home-jp







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会社概要

商号
ダイアログ・セミコンダクター(ダイアログ・セミコンダクター)
代表者
Mark Tyndall(マーク・ティンドール)
所在地
〒105-0001
東京都港区虎ノ門4-3-20 神谷町MTビル16階
TEL
03-5425-4567
業種
製造・メーカー(電気・電子)
上場先
その他
従業員数
50名未満

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