2013年12月20日 18:00

『第6回MOE絵本屋さん大賞2013』決定! 今回の第1位は、ヨシタケシンスケ/作 『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)。

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『第6回MOE絵本屋さん大賞2013』決定! 今回の第1位は、ヨシタケシンスケ/作 『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)。 MOE絵本屋さん大賞は、月刊MOEが全国の書店・絵本専門店の児童書売り場担当者1200人にアンケートを実施し、もっとも支持された絵本30冊を決定し、MOE2月号(12月28日発売 白泉社)にて巻頭大特集でお届けする年間絵本ランキングです。

『第6回MOE絵本屋さん大賞2013』決定! 

今回の第1位は、ヨシタケシンスケ/作 『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)。
MOE絵本屋さん大賞は、月刊MOEが全国の書店・絵本専門店の児童書売り場担当者1200人にアンケートを実施し、
もっとも支持された絵本30冊を決定する年間絵本ランキングです。
2013年12月20日に、MOE2014年2月号(2013年12月28日発売)で発表される「第6回MOE絵本屋さん大賞2013」の贈呈式が東京ドームホテルにて開催された。
第1位~5位までの受賞者にはMOE絵本屋さん大賞のシンボル・ミッフィーのイラストが彫られたクリスタル楯が贈られた。
受賞作/作家/受賞コメントは下記の通り。

●第1位
『りんごかもしれない』 ヨシタケシンスケ/作 (ブロンズ新社)
よしたけしんすけ/1973年神奈川県生まれ。イラストーター。装画や挿絵の仕事 多数、絵本は本書がはじめて。
<受賞コメント>
 本当に驚きました。ただただびっくりで、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいです。ブロンズ新社さんで社を上げて売ってくださって、僕も書店回りに参加 し、作者と読者の間の本が売れる現場、実際に読者に届いている感じが見えたのがうれしかったです。いい本を描けば売れる、ではなく、届くようにしてもらったことがすごく運がよかったというか。本は本屋さんが売るものなので、その本屋さんに「いろんな人に読ませたいな」と思っていただいたのが、何よりのごほうびです。
※MOE2014年2月号 受賞インタビューより


●第2位 『からすのおかしやさん』 かこさとし/作(偕成社)
かこさとし/1926年福井県生まれ。工学博士、絵本作家、児童文化研究者。これまでに約500点の作品を刊行。
<受賞コメント>(贈呈式当日は、代理が出席)
ありがとうございます。書店さんやいろんな方が応援してくださいまして、今回は特に生の読者、子どもさんに接している書店さんに選んでいただいて、大変重い、大事な賞だと感激しております。私のような、老人というより化石人類 に、はなむけを頂いたようで(笑)、大変うれしく思っています。(中略)なかなか厳しい時代なのに、書店さんはじめ第一線の方々が時間を割いていろんなことをしてくださって、お若い方に面倒を見てもらっているのがありがたいことです。いろいろなアイディアを積極的に出されて、これだけの皆さんのところへ届くようにしてくださった、そのおかげだと思いますね。
※MOE2014年2月号 受賞インタビューより

●第3位 『しろくまのパンツ』tupera tupera/作(ブロンズ新社)
ツペラ ツペラ  亀山達矢(かめやまたつや/1976年三重県生まれ)と中川敦子(なかがわあつこ /1978年京都府生まれ)のユニット。
<受賞コメント>
“パンツを脱がす絵本”で受賞! とても嬉しいです。選んでくださったみなさま、脱がしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。この『しろくまのパンツ』という作品は、内容よりも先に、絵本にパンツを履かせてみた い! という熱い気持ちをきっかけに生まれた絵本です。くだらなくもこれまでに前例のない試みを、当初より一緒に楽しんで制作に関ってくださったみなさまに心から感謝したいと思います。

●第4位 『ノラネコぐんだん パンこうじょう』工藤ノリコ/作(白泉社)
くどうのりこ/1970年神奈川県生まれ。絵本作家、漫画家。絵本にピヨピヨシリーズ、『フローリアとおじさん』など。
<受賞コメント>
 月刊MOEの連載4コマ漫画で育ててもらった「ワンワンちゃん」から生まれたお話で受賞できてうれしいです。ノラネコぐんだんは、もともとワンワンちゃんを苦しめる憎たらしいネコで、漫画から出てきた子たちだから、ほのぼのよりはドカンと起伏に富んだものにしてオチをつけたくて。4コマだとこういう場面が必要なのですが、「絵本でやっていいのか?」とすごく悩みました。でも読者の反応がよかったから、これでよかったんだな、と勉強になりました。
※MOE2014年2月号受賞インタビューより

●第5位 『ちょっとだけまいご』クリス・ホートン/作 木坂 涼/訳(BL出版)
Chris Haughton/1978年アイルランド生まれ。イラストレーター。世界中を旅した経験を持つ。2作目に『Oh No, George』がある。
<受賞コメント>
日本の絵本賞を受賞したと聞いて、とてもうれしいです。実は、この絵本の一部 は日本でつくられたものなんですよ。2008年に、東京にあるお店の壁画を描くために来日したのですが、その滞在中に絵本を仕上げました。(中略)まだ言葉の話せない子どもが、親と一緒に僕の絵本を楽しんでくれていると聞くと、とてもうれしいです。
※MOE2014年2月号受賞コメントより
きさかりょう/詩人、絵本作家。絵本に『はたらくジャー』、翻訳絵本に『ワイ
ズ・ブラウンの詩の絵本』など。
<受賞コメント>
『ちょっとだけまいご』を選んでくださって、ありがとうございます。とっても嬉しいです。(中略)早とちりで知ったかぶりの愛すべきリスが、迷子のフクロウの子を心配する気持ちは本物。リスの人格までをも感じとれるようにと、そんな思いで訳しました。
※MOE2014年2月号受賞コメントより

●今回の贈呈式にはプレゼンターとして、女優・平田薫さんがご登場くださいました。
<平田薫さんコメント>
第1位の『りんごかもしれない』 は、想像力豊かで、頭の中でなんでも創り出せた子どもの頃を思い出しました。 頭の硬くなってしまった今の自分にちょっとドキッとしました。
第2位の『からすのおかしやさん』 は、前作の『からすのパンやさん』から世代が変わっても愛され、読み続けられてきたことは本当に素敵だと思います。 第3位の『シロクマのパンツ』 は、「パンツをぬがしてからおよみください。」だなんて、本当に斬新でした。 絵本を開くまえからワクワクして 最後、パンツを見つけた時は、つい声に出して笑ってしまいました。 第4位の『ノラネコぐんだんパンこうじょう』 は、キャラクターのゆるっとした表情が本当にツボでした。 ノラネコちゃん達が何匹も並ぶ絵は本当に可愛くて癒されました。 色遣いの鮮やかさも素敵で、眺めているだけで、明るい気持ちになれる気がします。 第5位の『ちょっとだけ迷子』 パタンとページをめくったら、落ちてゆくチビふくろうちゃん。 臨場感たっぷりで、チビふくろうちゃんを応援しながら読みました。
大人になっても、こんなに絵本の世界に引き込まれるものなんですね。
*贈呈式の詳しいレポートは、2月3日発売の月刊MOE3月号に掲載いたします。
写真は、左からミッフィー、木坂涼、工藤ノリコ、かこさとし(代理)、ヨシタケシンスケ、tupera tupera(2名)、平田薫(以上敬称略)。


<問い合わせ先>
白泉社・宣伝課 川又弘之
TEL 03-3526-8015  FAX 03-3526-8021
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