2014年08月28日 09:00

【アスリード自主調査】ファッションに関する意識調査~情報収集の場は店頭重視が多いものの、雑誌からネットへと移行~

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ファッションといえば、関連付けられる業界というと、アパレル業界・出版業界(ファッション雑誌)ですが、今回この2つの業界の現在の動向をみつつ、当社で、男女20代~60代以上の方、1,000名に独自調査をし、現在のファッションについての消費の実態、消費者の動向を、紐解いていきます。 その結果、雑誌離れ、ファストファッションへの移行が顕著に表れた一方、店頭ディスプレイの重要性が再確認されました。

ファッションといえば、関連付けられる業界というと、アパレル業界・出版業界(ファッション雑誌)ですが、今回この2つの業界の現在の動向をみつつ、当社で、男女20代~60代以上の方、1,000名に独自調査をし、現在のファッションについての消費の実態、消費者の動向を、紐解いていきます。

参考までに、平成24-25年のアパレル業界の業界規模(主要対象企業54社の売上高計)は4兆4,487億円となっています。
平成19年から22年までは横ばいで推移していたようですが、平成22年以降は増加傾向にあるようです。
消費税の増税、東日本大震災、欧州の債務危機による世界経済の下ぶれなどで厳しい影響があったようですが、アパレル業界の業績は、近年増加傾向にあるようです。特にユニクロ、しまむら等、ファストファッション系企業が海外に展開していることもあり、増収しているようです。
よって、消費者は消費税が増税したこと等の影響はあまり受けず、ファッションについての購入意欲は全体的に高い傾向にあるようです。
(参考:http://gyokai-search.com/3-apparel.htm

続いて、出版業界(ファッション雑誌)ですが、書籍・雑誌の販売高は平成8年をピークに減少。平成20年の出版販売金額は1兆7,398億円(前年比3.6%減)と8年連続で減少。近年では特に月刊誌や週刊誌など雑誌出版物の大幅な落ち込みがあるようです。
現在では消費者が持ちやすいように、ミニサイズのファッション雑誌を販売する出版社が多いですが、やはりタブレットや・スマートフォン等の普及の影響は大きく、雑誌を購入して情報を集める人が少なくなってきてしまっているからだと思われます。
(参考:http://gyokai-search.com/3-hon.htm

この調査データを参考に、消費者(20代~60代以上の男女、1,000人)に独自調査をし、実際の消費者の傾向と実態をみていきます。


(1)あなたはどの程度の頻度で服を購入しますか?最も近いものを選んでください。
ただし、1週間以内での購入は「1回」とカウントします。
※下着類、靴類は含みません。

「月に1回以上買う」と回答している方の割合は、女性のほうが男性よりも10%近く高いようです。そして、「3ヶ月に1回(季節ごと)」と回答している方の割合は、女性は4割という割合に比べ、男性は2~3割となりました。
そして「半年に1回」と回答している方の割合は、女性の場合は30代ですと17%、40代ですと28%となり、10%増えています。男性の場合も、30代ですと28%、40代ですと32%となり、男性も僅かですが4%増えていることがわかります。
年代が経つにつれて、女性も自分の身なりよりも違うところ(子供等)にお金を使うようになっているのかもしれません。
そして、「1年に1回買うか、買わないか程度」という回答している方は、男性の場合は年代による差はあまりなく3割程度でした。
女性の場合は20代・40代~50代は10%を切りますが、30代と60代では20%近くとなりました。


(2)(1)で回答した頻度について、1回の購入で使用する金額はどの程度ですか?最も近いものを選んでください。

男女共に使う金額についてはバラつきがありますが、「3,000~5,000円」と回答している方の割合が一番高く、女性も男性も3割程度となりました。
「10,000円~20,000円」という回答割合については、女性の場合は60代が一番高く22%に比べ、男性は40代が一番高く21%となりました。又、「20,000円以上」と回答している方は、男女共に10%を切っていました。
この結果からみると、総合的には、やはりファストファッション系企業の「低価格であるがデザイン性のあるファッション」へ購買行動が移ってきているようです。


(3)あなたがファッションの参考にしている媒体はなんですか?最も参考にしているものを選んでください。

男女共に「特に参考にしているものはない」と回答している割合が高いようでした。
女性は年代によって差があり、20代は36%、30代は37%、40代~60代以上ですとかなり高くなり、5割強でした。
男性の場合は、全年代で割合が高く、6割~7割という割合になりました。
又、「お店の店頭ディスプレイ」を参考にしているという割合は男性よりも女性のほうが高く、一番高くて20%も差がでました。男性の場合も20%強存在し、男性全体の割合の中では高いようでした。
ネット通販が普及しはいるものの、ファッションにおいては、まだまだ実際に見て買い物をしたいという方はかなり多いようです。
そして、注目すべきところは「ファッション雑誌」と「ネット関連の媒体」の割合です。
「ネットの関連の媒体」よりも「ファッション雑誌」を参考にしている方の割合が高いのは、僅かですが男女共に20代だけでした。
それ以外の年代の方は、僅かですが5%程「ネット関連の媒体」を参考にしている方が高いようでした。

この結果からみてもわかるように、今や出版業界は紙面による情報発信は難しいところにある傾向にあるようです。
ファッションに関しては、実際に調査をしても購入意欲はありますが、やはり低価格なファストファッション系に寄りがちであるようです。
情報発信に関しては、ネット通販が必須といわれている中で「店頭ディスプレイ」を実際にみて参考にしている消費者の方もかなり多いようです。
そして雑誌よりもネット関連の媒体を参考にしているという結果は、出版業界の動向と一致していることがわかりました。



・調査方法:インターネット調査 「アスリード」サイトにて実施
・調査期間:2014年8月
・対象者:20代~60代の男女1000名

【会社概要】
株式会社プラスリード
http://www.pluslaed-inc.com
東京都渋谷区神宮前6-14-15
代表取締役 齋藤健太

・ 経営コンサルティング会社が運営する“明日を読み解くアンケート”調査「アスリード」http://www.asu-read.com/
・ 経営コンサルタントのデータ分析力が身に付くデータ分析講座「アンサーリード」http://www.answer-lead.com/

■プレスリリースについてのお問合せ
株式会社プラスリード 齋藤
info@pluslead-inc.com

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 美容、ファッション

会社概要

商号
株式会社プラスリード(カブシキガイシャプラスリード)
代表者
齋藤 健太(サイトウ ケンタ)
所在地
〒152-0035
東京都目黒区自由が丘2-11-9 松田ビル3F
TEL
03-5843-8400
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
http://www.pluslead-inc.com

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