2016年01月15日 10:00

世界的名医・大木隆生、初の新書刊行!『医療再生　日本とアメリカの現場から』（集英社新書）、１月１５日（金）発売！

手術困難と診断された患者を次々に救い「神の手」とも称されたスーパードクター・大木隆生が、本書では繰り返す医療事故をはじめ、「医療崩壊」後の日本医療が今なお抱える問題を、独自の職業観や医局運営術も交えながら検討。医療再生へのグランドデザインを描き出した。新医療事故調査制度などの相次ぐ制度改革や、アメリカ型医療の流入といった変化について、日米両国の現場で外科医療に携わった体験を交えて考察した一冊。

アメリカでは、医師に対する信頼が日本ほど高くありません。というより、看護師も患者も「医師性悪説」にもとづいて行動しています。開業医にも勤務医にもインセンティブが与えられ、手術を多くこなせばそれだけ儲かる仕組みですから、「医師をしっかり監督していないと、自分の利益のために不要な手術をされかねない」と思われているのです。（本文より）

■集英社新書『医療再生　日本とアメリカの現場から』
[著者] 大木隆生（おおき・たかお）
[発売日] 2016年1月15日（金）
[定価] 本体７００円＋税
[ISBN] 978-4-08-720817-7
[WEBサイト] http://shinsho.shueisha.co.jp/

【目次】
はじめに
第一章米国医療の光と影
第二章日本の医療はなぜ崩壊したのか
第三章外科医療はトキメキの宝庫
第四章意識改革で外科医局再生
第五章日本医療の未来像

【著者プロフィール】
１９６２年８月１２日生まれ。東京慈恵会医科大学卒。医学博士。米アルバートアインシュタイン医科大学付属病院血管外科部長および同大外科学教授を経て、東京慈恵会医科大学外科学講座主任教授、統括責任者。Best Doctors in NY、Ｎｅｗｓｗｅｅｋ「世界で認められた日本人一〇人」「世界で尊敬される日本人一〇〇人」、文藝春秋「日本の顔」などに選ばれた経歴と多数の特許を有する外科医。高知県観光特使。

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