2016年01月20日 11:00

リバーベッド、SD-WAN業界のリーディング・プロバイダ 独Ocedo社買収を発表

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次世代のソフトウェア定義ネットワークソリューションを提供し、顧客のビジネス拡大を支援するリバーベッドの事業戦略を強化。新ソリューションの2016年第1四半期提供を可能に。

アプリケーション・パフォーマンス・インフラストラクチャのリーダーであるリバーベッドテクノロジー株式会社(東京都渋谷区、以下、リバーベッド)は本日、SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)やSD-WAN(ソフトウェア定義ワイドエリアネットワーク)ソリューションの大手プロバイダ、Ocedo(本社ドイツ連邦共和国カールスルーエ、以下Ocedo)の買収を発表しました。現在、リバーベッドは次世代SDNソリューションを現代のハイブリッドエンタープライズに提供し、アプリケーションのパフォーマンスとビジネスアジリティ(機敏性)の向上を支援する取り組みに注力しており、今回の買収はこの事業戦略の強化につながるものです。リバーベッドはOcedoを傘下に収めたことにより、2016年第1四半期に提供予定のSD-WAN新ソリューションの市場投入を促進します。

リバーベッドの会長兼CEOジェリー・M・ケネリー(Jerry M. Kennelly)は次のように述べています。「今回のOcedo買収は必要不可欠であり、戦略的に実施されたものです。研究開発投資を補完する革新的なSDNソリューションの獲得により、リバーベッドは新しいSDN/SD-WAN市場における競争力を向上することができます。また同時に、これは数十億ドル規模にのぼる拠点向けルータ市場の衰退の始まりであると考えています。業界はこの10年で最大級の転換期を迎えており、クラウド環境やハイブリッドIT環境ではネットワーキングの新たなアプローチが求められていますが、リバーベッドであればアプリケーション中心、ソフトウェア定義の画期的なアプリケーションアーキテクチャでお客様の事業拡大をサポートすることが可能です」

SD-WANソリューションにはハイブリッドWANの導入と管理を合理化、簡素化する効果があり、企業のIT部門はその機敏性や容易性を生かして、自社運用やパブリッククラウドのアプリケーションを迅速かつ安全に配信することができます。SD-WAN市場は今後数年で大きな成長が見込まれており、調査会社ガートナーの2015年12月のレポートでは次のような予測が立てられています。「現在、すべての拠点にSD-WAN製品を導入している企業は1%に満たないが、2019年末には30%に達する」(同社アナリスト、ビヤーネ・ムンク(Bjarne Munch)氏のレポート、「Market Guide for Software-Defined WAN, December 1, 2015(SD-WAN市場ガイド、2015年12月1日)」)。

今回買収したOcedoは拠点向けの高度なSDNソリューションを早期から開発しているSDN分野のパイオニア的存在です。製品ラインにはセキュアゲートウェイ、ワイヤレスのアクセスポイントやスイッチのほか、ゼロタッチプロビジョニングやリモートデバイス/ネットワークサービスの集中管理を実現する統合型クラウド管理システムを揃えています。

調査会社ZK Researchのゼウス・ケラバラ(Zeus Kerravala)氏は次のように述べています。「今回のOcedo買収で市場の流れが変わると思われます。リバーベッドはすぐにでもSDN/SD-WANソリューション市場の上位グループに参入することができるでしょう。優れたアプリケーションパフォーマンス・インフラストラクチャを製品ラインに含むリバーベッドは、いずれ革新的で高性能なネットワークソフトウェアソリューションのプロバイダとして確かな地位を築き、次世代型ネットワークの導入を検討している企業から信頼を勝ち取ることができると考えます」

リバーベッドのアプリケーション中心のSDNは分散型エンタープライズのエッジ環境へアプリケーションを迅速かつ柔軟に配信することができます。また、同社の包括的なアプリケーションパフォーマンスプラットフォームが実現する可視化、最適化、制御により、企業はSDNソリューションのメリットを余すところなく実感することができます。

今回の買収により、2015年秋に発表された「プロジェクト・タイガー」の推進が促進されます。これはアプリケーション中心のSD-WANソリューションスイートを市場に投入するプロジェクトであり、クラウドによるゼロタッチのプロビジョニングと管理が実現し、従来型の拠点向けルータを使用する必要性がなくなります。このソリューションスイートの基盤となるのは、リバーベッド提供、またはサードパーティ製品のあらゆるサービスやアプリケーションの柔軟なサービスチェイニングを実現する、新しいソフトウェア運用プラットフォームです。Riverbed Application Performance Platformを補完、拡張する最初のSD-WANソリューションの提供は、2016年第1四半期に開始される予定です。

Ocedoの買収により、リバーベッドは革新的な技術に加えて経験豊富な経営幹部や優秀なエンジニアを獲得できました。2011年にイギリスのSophosが買収したネットワークセキュリティ企業Astaroの創立者も含めて、Ocedoの創立チームは今、その豊富な知識や経験をネットワーキング業界にもたらしています。

OcedoのCEOヤン・ヒッヒェルト(Jan Hichert)氏は次のように述べています。「私たちと同様にリバーベッドのチームは、クラウド、モバイル、ハイブリッド環境向けに優れたネットワーキングソリューションを提供し、新たな基準を打ち立てるというチャレンジに情熱を持って取り組んでいます。彼らとの協働を今から非常に楽しみにしています。Ocedoの技術はリバーベッドの中でさらに磨かれ、進化を遂げていくことでしょう。今後もイノベーションに取り組み、アプリケーションの配信方法を刷新するような画期的なソリューションを開発していきたいと考えています」。

買収の手続きは2016年1月19日に完了しました。諸条件については公開されていません。

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リバーベッドについて
リバーベッドはアプリケーションパフォーマンスインフラストラクチャ市場を牽引する企業であり、年間収益は10億ドルを上回ります。リバーベッドが提供する最も包括的なプラットフォームをハイブリッドエンタープライズに導入すれば、アプリケーションパフォーマンスの安定化とデータの可用性向上が実現すると同時に、パフォーマンスの問題をすばやく検出して業績に影響が及ぶ前に解決できます。また、社員の生産性の最大化やITを活用して業務のアジリティ(俊敏性)を新たなかたちで確立することも可能で、ハイブリッドエンタープライズはアプリケーションパフォーマンスを武器として競争上の優位を勝ち取ることができます。リバーベッドの製品は、「Fortune 100」の97%、「Forbes Global 100」の98%を含む2万7,000社以上の企業に採用されています。詳細については、jp.riverbed.comをご覧ください。

本文中に記載のあるリバーベッドならびにリバーベッド製品およびサービスの名称またはロゴは、Riverbed Technology, Inc. の商標です。その他すべての商標は、所有者である各社に帰属します。


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