2016年10月14日 16:00

『子規と漱石 友情が育んだ写実の近代』(小森陽一・編/集英社新書)が10月14日(金)に発売!

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1895年。夏目漱石は結核が見つかり意気消沈する正岡子規を松山に呼び寄せた。子規が得意とする俳句を通して、彼を元気づけるために……。 第一高等中学の同期生である二人は、ともに新たな表現を模索した。本書は、そんな「文学者の友情」を描きながら、子規が俳句・短歌に持ち込んだ「写生」概念を解説。また、子規が病床で描いた随筆『墨汁一滴』『仰臥漫録』『病床六尺』にも焦点を当て、通底する写実主義を読み解く。

「もし子規がいなければ、漱石は小説を書かなかっただろう」
のちにそう言われるほど、正岡子規は夏目漱石にとっていちばんの理解者であり、二人は固い信頼関係で結ばれていた。
しかし、1902年、篤い病に臥せった子規からの最後の手紙を、漱石は返事をせずに放置する。子規は友人からの言葉を知ることなく亡くなった。
この「裏切り」ゆえに、以後、漱石の脳裏にはずっと子規が居つづけることになる……。

本書は、そんな「文学者の友情」を描きながら、子規が俳句・短歌に持ち込んだ「写生」概念を解説。また、子規が病床で描いた随筆『墨汁一滴』『仰臥漫録』『病床六尺』にも焦点を当て、そこに通底する写実主義を読み解く。
『子規と漱石 友情が育んだ写実の近代』
著:小森陽一
定価:本体760円+税
http://shinsho.shueisha.co.jp/

【目次】
まえがき
第一章 子規、漱石に出会う
第二章 俳句と和歌の革新へ
第三章 従軍体験と俳句の「写実」
第四章 『歌よみに与ふる書』と「デモクラティック」な言説空間
第五章 「写生文」における空間と時間
第六章 写生文としての「叙事文」
第七章 病床生活を写生する『明治三十三年十月十五日記事』
第八章 生き抜くための「活字メディア」
終章  僕ハモーダメニナツテシマツタ

【著者プロフィール】
小森 陽一(こもり よういち)
1953年東京生まれ。北海道大学文学部卒業。同大学大学院博士後期課程退学。成城大学助教授などを経て、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。専門は日本近代文学。「九条の会」事務局長。
『漱石を読みなおす』(岩波現代文庫)、『小森陽一、ニホン語に出会う』(大修館書店)、『大人のための国語教科書 あの名作の“アブない”読み方!』 (角川oneテーマ21)、『漱石論 21世紀を生き抜くために』(岩波書店)、『文体としての物語・増補版』(青弓社)など著書多数。


【お問い合わせ】 集英社広報部 電話:03-3230-6314

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