2016年12月14日 15:00

『安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒント』(藤沢 周・編/集英社新書)が12月16日に発売!

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日本が焦土と化した昭和の激動期に、痛烈な批評精神で人々の心をつかんだ作家、坂口安吾。その名言は、かの有名な「人間は生き、人間は堕ちる」だけではない。「戦争をいたしません、というのは全く世界一の憲法さ」「人間は、国家繁栄のためにギセイになってはならぬ」「家の制度があるために、人間は非常にバカになる」等々、価値観が揺らぐこの時代だからこそ響くフレーズの数々を、安吾を敬愛する同郷の芥川賞作家が編む。


『安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒント』
編者 藤沢 周(ふじさわ しゅう)

12月16日(金)発売

定価:本体720円+税
ISBN 978-4-08-720863-4
http://shinsho.shueisha.co.jp/

「太平洋戦争敗戦。焦土と化した日本で、人々は食うものも着るものもなく、まして未来を描くこともできず、世界から難破したような状態だった。いかに生きるか。いかに食うか。そんな切羽つまっている時、『堕ちよ!』と人々に向けて声を発した男がいたのだ」(本書「はじめに」より)

作家・坂口安吾は、敗戦後の1947年に発表した『堕落論』で、一躍、時代の寵児となった。その「言葉の力」が、価値観が一変した世の中で戸惑う人々に勇気と活力を与えたのだ。

2016年から17年へ向かう現在、時代は新たな価値観の転換期を迎えている。どうすれば、この閉塞感を脱することができるのか――。そんな時代に、あらためて、乱世のコピーライター・坂口安吾の「言葉の力」が甦る。本書は、膨大な安吾の著作から178のフレーズを抜粋。「言葉の力」が「生きる力」を与えてくれる!


(目次)
はじめに 稀有なる正直者・坂口安吾
I 生きるということ
II 戦争
III 政治
IV 文学・芸術
V 日本人
VI 家庭
VII 恋愛と性
おわりに 何かあったら海へ行け

(著者プロフィール)
藤沢 周(ふじさわ しゅう)
1959年、新潟県新潟市生まれ。作家。93年、『ゾーンを左に曲がれ』で作家デビュー。98年、『ブエノスアイレス午前零時』で第119回芥川賞受賞。『サイゴン・ピックアップ』『オレンジ・アンド・タール』『箱崎ジャンクション』『雨月』『さだめ』『幻夢』『心中抄』『キルリアン』『波羅蜜』『武曲』『武蔵無常』など著書多数。

【お問い合わせ】集英社 広報部 03-3230-6314

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株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
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新聞・放送・出版・広告・印刷
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5000名未満
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http://www.shueisha.co.jp/

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