2019年09月17日 11:00

ベストセラー『格差社会』の著者が、プロスポーツの地方展開に“希望”を見出す異色の論考。集英社新書『「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権』(橘木俊詔・著)が9月17日(火)発売!

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ヴァンラーレ八戸、秋田ノーザンハピネッツ、群馬ダイヤモンドペガサス、石川ミリオンスターズ、
シーホース三河、滋賀レイクスターズ、カマタマーレ讃岐、島根スサノオマジック、
高知ファイティングドッグス、琉球ゴールデンキングス……。

これらは、日本各地に存在する「プロスポーツチーム」の、ほんの一部である。
かつては、「地元にプロスポーツチームがある」のは大都市圏に限られていた。
ところが現在では、全国ほぼすべての都道府県で「地元を本拠地とするプロスポーツチーム」
(野球、サッカー、バスケット、アイスホッケーなど)が活動している。

経済データに基づく社会分析の第一人者である著者は、この画期的な状況に着目。
「中央集権から地方分権へ」という日本社会のキーワードに重ね合わせつつ、その意義を多方面から解説する。
プロスポーツの地方展開に“希望”を見出す異色の論考。
『「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権』は9月17日(火)に発売!

【本書の論点】
冒頭で、「中央集権」的スポーツイベントの象徴である2020年東京五輪について考察します。なぜなら、それは本書のメインテーマである「地方分権」=地元に根付いたスポーツ興行の対極にあるものだからです。私たちの日々の生活を本当に豊かにし、幸福にしてくれるのは、中央と地方の格差をさらに拡大する東京五輪なのか、それとも、規模は小さくても「おらが町」の名前を背負って頑張る地元のスポーツチームなのか。著者からの問いかけを頭に置きながら、以降の本論を読み進めていただければ幸いです。


◆目次
はじめに プロスポーツの振興が地方を活性化する
日本のプロスポーツチーム一覧
序章 「東京一極集中」は何が問題なのか
第1章 「スポーツの中央集権」が生み出す功罪
  1 2020年東京オリンピックこそ「悪しき中央集権」の象徴
  2 東京集中の象徴、「箱根駅伝」の功罪
  3 東京発スポーツメディアの功罪
第2章 プロスポーツはすでに「地方分権」にシフト
  1 プロ野球の地方移転
  2 日本野球機構(NPB)以外の野球組織
  3 地方大学野球部の躍進
  4 Jリーグの地方分散
  5 バスケットBリーグの発足と現状
  6 アイスホッケー・アジアリーグ
第3章 プロスポーツが「地方都市」で繁栄する効果
  1 スポーツ繁栄の一般的効果
  2 コミュニティ活性化の事例
  3 J3から見る地域スポーツの現状と課題
  4 市民球団というあり方
第4章 地域のライバル意識による「ダービー・マッチ」
  1 メジャーリーグの「ダービー」
  2 サッカーの「ダービー・マッチ」
  3 日本における「ダービー・マッチ」
終章 プロスポーツ「地方展開」のさらなる可能性を探る
おわりに

◆書籍情報
書名:「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権
発売日:2019年9月17日
著者:橘木俊詔
定価:本体800円+税
体裁:新書版
URL:http://shinsho.shueisha.co.jp/

◆著者プロフィール
橘木俊詔(たちばなき としあき)
1943年生まれ。京都女子大学客員教授(労働経済学)。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京大教授、同志社大教授を歴任。日本の格差社会の実態を経済学の立場から分析し、『日本の経済格差』『格差社会』(岩波新書)など多くの著作を発表している。スポーツ関連の著作には『プロ野球の経済学』(東洋経済新報社)『スポーツの世界は学歴社会』(齋藤隆志と共著、PHP新書)などがある。

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会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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