2021年11月09日 11:00

「出産祝いとして『ベビーグッズ』を選択する際に気にすることは、 受け手に伝わっているのか?」 株式会社コズレ、「出産祝い」に関する調査レポートを本日発表

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子育て情報メディア「コズレマガジン」を運営する株式会社コズレ(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中穣二郎、以下コズレ)は、2021年10月に実施した「出産祝いに関する調査」についてまとめ、その一部を本日11月9日に公開いたします。

1.はじめに
商品を購入する際、自分が使用するためのものとして選択するときに比べ、他の誰かに贈るためのものとして選択するときのほうが、悩みや考慮すべき事項が増えるのではないだろうか。

義理の親へのお歳暮であれば、パパ(夫)に好みを聞いたり、手渡しがいいのか宅配でもいいのかと悩んだり。ママ友へのプチギフトであれば、相手の好みに合っているか、価格は高すぎないかなどに気を配ったりするだろう。

では、出産祝いとして「ベビーグッズ」を選択するとき、贈り手はどのようなことを意識するのだろうか。一方、受け手はどのような気持ちを抱くのだろうか。

本レポートでは、贈り手が出産祝いとして「ベビーグッズ」を選択するときに気にすることと、受け手がもらったモノに対して感じることの共通点と相違点などをお伝えする。

2.調査
主体:子育てマーケティング研究所
方法:インターネット・リサーチ
対象:末子妊娠中から1歳の子を持つ女性2,073名
(末子妊娠中:33.91%、末子0歳:49.35%、末子1歳:16.74%)
期間:2021年10月5日(火)~2021年10月19日(火)

3.結果・考察
(1)人生で初めてもらった出産祝いの相手は誰で、何をもらう?
<友人・知人からもらった割合が最も高い>
本調査の有効回答者2,073名のうち、出産祝いをもらった経験があるママ1,650名に、人生で初めてもらった出産祝いの相手について聞いたところ、「友人・知人にもらった」と回答した割合が37.52%と最も多かった(図1)。

図1 出産祝いをもらった相手(単数回答 n=1,650)
出産祝いを贈るタイミングは、一般的に生後1週間から生後1ヶ月の間とされているため、受け手はこの時期に集中してもらうことになり、贈り手である友人・知人もまた、この時期に贈ることが予想される。

「出産」は、ママ本人だけでなく、パパや両家の親、家族にとって一大事である。そのため、他人でありながら受け手との関係性が深いであろう友人・知人は、受け手本人だけでなく、周囲の関係する人々に対して失礼のないよう贈る期間を順守した結果、人生で「初めて」受け取ってもらえたのかもしれない。

反対に親は、生後1週間から生後1ヶ月の間はママの産後ケアや赤ちゃんのお世話を手伝っている可能性もあるため、出産祝いを贈る時期はもっと後になるのかもしれない。また、親が出産前に出産準備品を贈った場合は、受け手には出産祝いとは認識されなかった可能性もある。

<友人・知人からは「ベビーグッズ」、親からは「現金」をもらう割合が高い>
次に、出産祝いをもらった相手に「何をもらったのか」を聞き、また贈り手別に示したのが図2と図3である。

もらった出産祝いとして多いのは、ベビーグッズ(現物)が68.42%、現金が38.61%であり、eギフトは現状0.36%とわずかであった。

図2 もらった出産祝い(複数回答 n=1,650)・図3 贈り手別 もらった出産祝い
贈り手別に見ると、友人・知人、兄弟・姉妹、職場(の上司・同僚・部下)からは、「ベビーグッズ」をもらった割合が圧倒的に高かった。一方、親戚からは、「ベビーグッズ」と「現金」の割合がほぼ等しく、親からは、ベビーグッズよりも「現金」をもらった割合のほうが高かった。

<もらったベビーグッズの中では「ベビー服」の割合が最も高い>
では、もらったベビーグッズの具体的な内容はどのようなものだろうか。全体の結果を見ると、ベビー服が50.58%と最も多く、続いてスタイが32.68%、おくるみ・タオル類が30.82%という結果になった(図4)。

図4 もらったベビーグッズ(複数回答 n=1,129)
なお、セット商品をもらった場合は、セット内容をすべて回答してもらっている。

上位に挙がっているベビーグッズの特徴としては、(1)ギフトセットにしやすい (2)気軽に使ってもらえそう (3)やや小物、なことである。

実際、多くのメーカーやブランドが、ベビー服やスタイ、おくるみやタオル類がセットになった出産祝いのギフトセットを販売している。

ベビーグッズの贈り手として「友人・知人」の割合が多いという結果からみても、大型商品や高額商品は避けられがちであることが分かる。

<親からもらったベビーグッズは「ベビーカー」や「ベビー布団」が上位に>
では、贈り手が「親」の場合、どのようなベビーグッズをもらったのだろうか。図5で示す通り、ベビー服が54.46%と最も多く、続いてベビーカーが34.65%、ベビー布団が30.69%という結果になった。

図5 親からもらったベビーグッズ(複数回答 n=202)

ベビー服がもっとも贈られる点は全体の結果と同じであるが、ベビーカーやベビー布団、チャイルドシートなどの大型商品や高額商品が上位にくるという結果がおもしろい。

この理由として、(1)受け手は親に対して欲しいものをリクエストしやすい (2)経済的支援として高額商品を購入してあげたいという親側の気持ちの表れ、などが考えられる。

(2)出産祝いにベビーグッズを贈る際は、受け手のイメージを気にするより自らの気持ちを込めるべき?
ところで、出産祝いを選ぶときに贈り手はどのようなことを意識して商品選択を行うのだろうか。また反対に、受け手はもらったモノに対してどのようなことを感じるのだろうか。両者を比較してみることにした。

なお本レポートでは、出産祝いの中でも「ベビーグッズを贈った人と受け取った人」に絞って考察してみたい。

ここでは、広島国際大学心理科学部 木野和代・岩城達也「贈り物に付与された価値とモノへの愛着―贈り主による認知の分析―(『感情心理学研究』第16巻第一号、2008年、73-86ページ)の77ページ(※1)より、「受け取り手への効果」(※2)、「品物に対するイメージ」(※3)の項目を参考に、選択肢として用い調査を行った。各項目は以下のとおりである。

続きはこちら
http://www.cozre.co.jp/blog/6993

【当リリースに関する報道関係者お問い合わせ先】
■株式会社コズレ 早川
TEL:03-6265-6877
メール: pr@cozre.co.jp

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:「出産祝いに関する調査(株式会社コズレ)」
http://www.cozre.co.jp/blog/6993
(子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

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株式会社コズレは、“子どもを育てることは未来を創るための重要な営みである”ととらえ、“子どもの成長を通じて実感する親の喜びを最大化すること”をミッションとし、全国に散在する子育て情報を集約し、技術を通じてマッチングさせる子育て情報マッチングプラットフォームを提供しています。
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名称:株式会社コズレ/Cozre Inc.  URL: http://www.cozre.co.jp/
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設立:2013年7月1日
会社HP:https://www.cozre.co.jp/
役員:田中穣二郎(代表取締役)、小川正樹(取締役)、松本大希(取締役)、早川修平(取締役)、刑部徹(取締役)
事業内容:インターネットメディア事業
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受賞歴:新日本有限責任監査法人「EY Innovative Startup 2018」Child Rearing部門代表受賞
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