2022年12月07日 16:00

【ams OSRAMプレスリリース】ams OSRAM、4:3の長方形に照射する新しい赤外線LEDを発表 車室内モニタリングシステムのコスト削減と性能向上を実現

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・長方形の赤外光を照らし出す新しい940nm OSLON Black IR LEDは、ドライバーと車室内モニタリングに使用される車載カメラのFoVに適合

・この新しいLEDにより、セットメーカーは2次光学系レンズを使用する必要がなくなり、設計が簡素化されることで、コストの軽減が可能

・この新しいエミッタの最適化された照射形状により、配光特性と光の均一性が向上され、より良い、より信頼できる車室内赤外線イメージングを実現
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※本プレスリリースは、2022年11月16日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。

光学ソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAM(日本地域統括バイスプレジデント:神永眞杉、SIX:AMS)は本日、OSLON(R) Blackファミリーで初となる、車室内モニタリングシステムにおける広角カメラのアスペクト比4:3に合わせた矩形ビームを提供するIR LED製品を発表しました。

新しいSFH 47278AS A01(*1) は155°×130°、SFH 47267AS A01(*2) は、135°×110°の照射領域を生み出します。自動車メーカーは、SFH47278AS A01またはSFH 47267AS A01を採用することで、車室内モニタリングシステムの光学設計の複雑さとコストを削減しながら、赤外線カメラ画像の品質と信頼性を向上できます。

新しい波長940nmのOSLON Blackエミッタは、ドライバーの注意散漫や居眠り検知のためのモニタリング、同乗者や子供の存在検出、シートベルト検知など、安全性が重要とされるアプリケーションをサポートします。

現在、車室内モニタリングシステムは、円形ビームを生成するLED照明をベースにしています。セットメーカーは、カメラの4:3のFoVに合うビームを形成するために、LED上に2次光学レンズを使用することがあります。これにより、光学設計が複雑になり、コストが増化することになります。

これに対し、SFH 47278AS A01またはSFH 47267AS A01を使用すると、追加のレンズが必要ではなくなり、車室内モニタリングシステムの設計と製造がよりシンプルになります。

加えて、この新しいOSLON Black IR LEDの光出力は、円形照射を光学系で整えた光よりも全体的にムラが小さく均一で、カメラのFoV全体をカバーする配光性が優れています。その結果、画像処理性能が向上し、ドライバーの注意散漫の検出など、詳細な画像分析に必要な機能をより正確かつ確実に実行することが可能になります。

ams OSRAMのシニアグローバルマーケティングマネージャー、Firat Sarialtunは、次のように述べています。
「長方形ビームを提供する新しいOSLON Black IR LEDは、車室内モニタリングのアプリケーションに特化した機能強化がされており、自動車メーカーに価値と性能の向上をもたらします。ams OSRAMの光学技術における専門知識とアプリケーションのノウハウにより、今再び、お客様のニーズを的確に満たす有用な2つの新製品を開発することができました」

AEC-Q102準拠のSFH 47278AS A01およびSFH 47267AS A01は、中心波長が940nm、最大パルス順電流5.0Aで駆動できます。これらの新製品は、他のOSLON Blackファミリー製品とパッケージおよび基板フットプリントが共通であるため、従来の円形照射LEDからの設計変更が容易にできます。


(*1) https://ams-osram.com/products/leds/ir-leds/osram-oslon-black-sfh-47278as-a01
(*2) https://ams-osram.com/products/leds/ir-leds/osram-oslon-black-sfh-47267as-a01
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※画像左: ams OSRAMによる新しい赤外線LEDが、4:3の長方形照射領域で車室内モニタリングシステムのコスト削減と性能向上を実現
画像:ams OSRAMグループ

※画像右: ams OSRAMの新しい940nm OSLON Black IR LEDによる長方形の赤外線照射は、ドライバーモニターとキャビンモニタリングに使用される車載カメラの視野に適合
画像:ams OSRAMグループ
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●ams OSRAMグループについて
ams OSRAM Group(SIX: AMS)は、光学ソリューションのグローバルリーダーです。我々は光にインテリジェンスを持ち込み、イノベーションへの情熱を注ぐことで人々の生活を豊かにします。これが我々の言う「Sensing is Life」を意味します。
合わせて110年以上の歴史を持つ当社は、想像力、深いエンジニアリングの専門知識、そしてセンサーと光の技術におけるグローバルな生産能力を提供できることが主な特徴です。当社は、コンシューマー、自動車、ヘルスケア、インダストリーの各分野のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。

世界中の約23,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。画期的なアプリケーションのために創出された技術は、15,000件以上の登録済みまたは出願中の特許に反映されています。プレムシュテッテン/グラーツ(オーストリア)に本社を置き、ミュンヘン(ドイツ)に共同本社を置くグループは、2021年に50億ユーロを超える連結収益を達成し、SIXスイス証券取引所にams-OSRAM AGとして上場しています(ISIN: AT0000A18XM4)。

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商号
ams OSRAM Group(エーエムエスオスラムグループ)
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針田 靖久(ハリタ ヤスヒサ)
所在地
〒141-0032
東京都品川区大崎二丁目11番1号 大崎ウィズタワー20階
TEL
03-6421-7016
業種
製造・メーカー(電気・電子)
上場先
未上場
会社HP
https://ams-osram.com/ja/

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