プレスリリースの究め

さて、押さえるべき本文作成のポイントVOL.2でも、読みやすいプレスリリースという点に着目して解説したいと思います。
台風12号は日本列島を東から西へと移動し、九州の南海上でループするという異例のコースをたどっていますね。
そんな中、2018年の熱中症患者数はなんと5万人を超えているそうです。実は、部屋の中でも熱中症になるって知ってました?気温が25度以上、湿度が60%以上の環境下では、部屋の中にいても熱中症になってしまうんですって。水分をこまめにとり、塩分をほどよく補給をして熱中症対策をしましょう。睡眠環境を快適に保つことも重要です。
あれあれ?また声が聞こえてきましたよ。

今日も暑いな~

暑いですね~今日も30度超すみたいなこと言ってましたよ。

ここまで暑いと部屋の中でも熱中症になるね!

そうだね。今年の夏も暑いみたいだしね。

みたいですね。ところでこの前の話の続きを教えてもらえませんか?

ん?プレスリリースのことかな?

はい。この前のお話の他に読みやすいプレスリリースのポイントってありますか?

読みやすいっていうより、文章の基本なんだけど、誤字、脱字は読んでいて萎えるね。

そうだね。止まっちゃうよね。読んでいて。あとはね。最近パソコンが主流じゃない?なんでもかんでも。そうすると意外に漢字の変換ミスが多いのよ。あれも困るね。

そうですね。最近実際に文章を書く機会が減ってますしね。

そうそう。記事書くときもパソコンだし、記事書いても最低10回以上は確認してるね。

あとね、プレスリリースがである調で書いてあるやつね。新聞記事風にしたほうが記事にしやすいって考えてるみたいだけど、あれ逆だからね。記事にするときにこっちで変えるから普通のですます調で書いてもらったほうがありがたいし、読みやすいよ。

確かに。上からな感じもしますしね。

そうなんだよね。あとね、テキストだらけのプレスリリースもちょっとね。

うん。やっぱり画像があったほうが一段とわかりやすくなるね。記事書いて画像も掲載できるし。

そうですね。ぱっと見の印象も変わりますよね。

まぁまとめると読み手の気持ちを考えた読みやすいプレスリリースを書くことが大事だよね。

はい!ありがとうございます!
1.誤字、脱字、変換ミスは致命的

プレスリリースだけでなく文章の基本ですが、誤字、脱字、変換ミスに気を付けましょう。文章を書く機械が少なくなり、パソコンを使うようになったたため、うっかり変換ミスが増えています。文章を読んでいて、誤字、脱字や変換ミスがあると、読んでいる方に疑問を与え読むのをストップさせてしまいます。また、プレスリリースは企業の公式文書であるため、誤字、脱字、変換ミスは企業の信用に関わります。
最近増てきた、プレスリリースの配信代行サービスがありますが、ニュースサイトと連携しているところが多く、配信後短時間でニュースサイトに転載されることになります。さらに、話題性のあるニュースはソーシャルメディアにまで波及することも。そこまで拡散してしまうと、ネット上から完全に消すことは不可能に近いです。誤字、脱字や変換ミスが、企業の公式文書として一生ネット上に残ってしまいます。問題ですよね?
ちなみに上記文内に、誤字、脱字、変換ミスが1か所ずつあります。印象はどうですか?あまり良くないでしょう?
脱字:6行目 増て→増えて
変換ミス:2行目 機械→機会
2.「である調」は逆効果!
プレスリリースの主流となっているのが「ですます調」です。新聞では「である調」で記事が書かれているため、「である調」で書いた方が記者の手間にならないという考えから、「である調」で書く方がいらっしゃいますがあまりよくありません。読み手に、上からな印象を与えてしまう恐れがあります。また、過剰な丁寧語も避けましょう。「~ございます」は「~です」と書いた方がベターです。
下記を読んでみてください。それぞれどんな印象を受けますか?
3.画像で魅力&理解力アップ!
プレスリリースの最適な長さはA4用紙1枚程度とご紹介しましたが、全部テキスト文で書かれていたら読むのに疲れますよね?画像は文字に比べて、多くの情報を読み手に伝達することができます。また、プレスリリース内に画像を入れることで、情報を直感的に伝えることが出来るため、プレスリリース全体の読みやすさにもつながります。パッケージや商品画像がないサービスの場合でも、サービスを模式化したイメージ画像を入れてみてください。プレスリリースの印象がぐっと変わりますよ。
下記を見てください。画像があったほうがより食べたくなりませんか?


2回に渡って解説してきた、プレスリリースの本文の書き方はいかがでしたか?
読み手の気持ちに立ったプレスリリースを書くことに注意して、読みやすいプレスリリースを作成しましょう。
さて次回はWEBリリースの注意点についてご紹介します。お楽しみに!