<プレマガ広報インタビュー>ログイン株式会社 竹中 美里さん

プレスリリースマガジン編集部

特許取得の生地HOHTAI®を用い、履き心地を徹底的に追求した包帯パンツ®をはじめとするアンダーウェアを企画・製造・販売しているログイン株式会社の竹中 美里さんに、広報担当者としての業務、やりがいなどについてお伺いしました。

自分がやりたかったこと、それは自分の手でブランドを育て、世の中に知ってもらうこと

― 竹中さんのこれまでの略歴を教えてください。

アメリカの大学を卒業後、衣料品の商品企画から生産・販売までを手掛ける、某大手アパレル会社の店舗に勤務していました。

副店長という立場を任せてもらいやりがいもあったのですが、今後のキャリアを考えた時に、自分のやりたいことをやろうと転職を決意し、現在に至ります。

― ファッション業界を志望した理由を教えていただけますか?

エンターテイメントが好きで、大学ではTVやシアター、スポーツなどエンターテイメントにおける幅広い分野のビジネス基礎、経営、マネジメントやPRなどについて学んでいました。
またファッションも好きで、将来はシアター系かファッション系のどちらかに進みたいと思っていました。

ファッションの道を選んだのは、在学中にアパレル会社のインターンをして、そこでの経験がすごく面白かったのが1番の理由ですね。
ゆくゆくは広報やマーチャンダイジングといった仕事がしたいと思っていたのですが、前職は大手という事もあり、なかなか私が希望していたポジションが空かなかったんです。そこで転職することにしました。

― なるほど。そういった経緯で今の会社で広報などのお仕事を担当されているんですね。

転職活動の際に、外資系ブランドや他の大手アパレル会社の面接を受けました。ただそういった会社は既にブランドが確立されています。私が広報などの仕事を通してやりたいことは「自分の手でブランドを育て、世の中に知ってもらうこと」なんだと気づきました。

今の会社は面接を受けるまでブランドも商品も何も知りませんでした。しかし、社長の理念と意気込みに惹かれ、会社としての課題が「SNSの強化」や「海外の販路拡大」と、自分の強みを活かせるという点、そして「何でもチャレンジしていい」というお話をいただき、幅広い仕事に関われるということで転職することに決めました。

著名人やトップアスリートからも支持をされている包帯パンツ。
長寿トーク番組「さんまのまんま」にも、ゲストのお土産として登場した。
一枚約9,500円とアンダーウェアでは高額な部類に入るが人気の高い武将をモチーフにした甲冑パンツ。
過去にMADONNA(マドンナ)のツアー衣装としても採用された。

TwitterやInstagramは、若い人たちに刺さるような文章や画像を意識

― ありがとうございます。具体的な仕事内容を教えていただけますか?

営業、商品企画(レディース)、広報を主に担当していて、SNSの管理、オンラインストアの会員に向けてのメルマガ配信なども業務の中に含まれています。
以前は社長がプレスリリースを書いていた時期もありましたが、今は私が担当しています。

― 幅広いですね。広報担当者がSNSを運用されているケースは多いと思いますが、SNS運用で気を付けている点があれば教えてください。

弊社の場合、新商品がすぐに出るわけではないので、キャンペーンなどを企画したり、常に発信できるネタ探しをしています。

TwitterやInstagramは、若い人たちに刺さるような文章や画像を意識して投稿しますね。
今後は海外の販路拡大もしていきたいので、Instagramは投稿内容に合わせて英語のハッシュタグを付けたりもしています。投稿のタイミングをずらして、どの時間帯だと反応がいいかなどABテストをしながらPDCAを回しています。

広報についてまだ何も満足できていない

― SNS運用は正解がないので難しいですよね。記者の方とはどの様にコミュニケーションを取られていますか?

プレスリリースなどをきっかけに弊社の商品を紹介してくれた記者の方には、新商品などを発売する際にご連絡をしています。しかし、それ以外に連絡を取り合ったりはしていないので、お付き合いしているというレベルではないです。

TV番組でも取り上げていただいたことがあるので、制作の方と社長が繋がっていたりするのですが、そのネットワークを使って広報の施策に結びつけるということはまだできていません。メディアリレーションは課題の1つです。

― なるほど。では広報をする上で困っている事はなんでしょうか?

先ほどと同じ内容になりますが、会社としてはメディアとの繋がりが弱いというのが1つ。個人としては「自分のやっていることが正しいのかどうか分からない」という悩みがあります。

色々計画を立てて取り組んでいますが、「すごく遠回りをしているのではないか」「もっと効率的なやり方があるのではないか」と。本当はもっとできるはずなのに、分からないことが分からないといった状況です(苦笑)

本やネットなどで調べるとPRの成功事例をまとめた記事などもありますが、私は先日まで「TV局のどこに情報を持っていけばいいの?」「アポイントはどの様に取ればいいの?」といった状態でした。先日参加したドリームニュースのセミナーで「制作局に持っていけばいい」ということを初めて知ったぐらいです。

社内には広報経験のある人がいなくて、他社の広報担当者との繋がりもないので、広報について悩んだ時に相談できる人がいないのが困っていることですね。
そういったこともあり、ドリームニュースのセミナーに参加して広報の基本を学んでいます。

― 同じ悩みを持たれている方は多いですね。最後に広報のやりがいを教えてください。

メディアから問い合わせや、何かしら反応があった時は嬉しいです。
ただ「これをしたから売上がいくら上がった」など目に見える結果は得にくく、まだまだできることがあるのではないかと、正直日々悶々としています。
まだ何も満足できていないので、やりがいというやりがいはまだつかめていません。

広報としてブランドや商品に「どういったイメージを持たれるのか」というのはすごく意識していて、プレスリリースの文章やプレスリリース・自社サイトで使用する写真はこだわっています。
そのようなことを地道にやることが必要であり大切だとは思っているので、今後も継続していきたいと思います。

― お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビューを終えて

今回はログイン株式会社の竹中さんに、広報に関するお話を伺いました。

「まだ何も満足できていない」という竹中さん。1人で複数の仕事を兼任しながらも、どこまでもストイックに成果を求める姿が印象的であり、満足することなく追い求める姿勢こそが結果に繋がっていくのだなと感じました。

ログイン株式会社、そして竹中さんのご活躍を期待しています!

インタビュー企業

会社名:ログイン株式会社
事業内容:「包帯パンツ®」をはじめとする純日本製アンダーウェアの企画・製造・販売
創業:2006年11月6日
URL:http://www.rogin.co.jp/

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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