<プレマガ広報インタビュー>株式会社グラッドキューブ 齊藤 潮美さん 坪根 裕佳さん

プレスリリースマガジン編集部

SaaS事業を始めデータ解析を事業領域とする株式会社グラッドキューブ 経営企画部 広報・PR担当の齊藤 潮美さん(写真左)と坪根 裕佳さん(写真右)に、広報担当者としての業務についてお話を伺いました。

これまでの経験にプラスして広報・PRの職種へキャリアチェンジ

― 貴社の事業内容について教えてください。

弊社は「データ×解析の力でSaaS企業として世界中のプラットフォームとなる」というビジョンを掲げ、圧倒的No.1のデータ解析プラットフォーム会社になるために、AIを搭載したウェブサイト解析・改善SaaSツール「SiTest(サイテスト)」を開発・運営するSaaS事業、多くの受賞歴と随一の実績を誇るインターネット広告代理店事業のマーケティングソリューション事業、AIによる勝敗予想を展開するスポーツメディア「SPAIA(スパイア)」を開発・運営するSPAIA事業を3本柱とし、幅広い事業を展開しております。

そして2022年9月28日に東京証券取引所グロース市場に新規上場しました。(IRサイト

― ありがとうございます。お二人の略歴と広報になった経緯を教えてください。

齊藤さん:私は、メインキャリアとして長く秘書をしていました。
経営者の周りで色々と動きながら様々な部署と関わり合い、その先のお客様や事業の成り立ちがどうなっているかなど、経営を少し引いたところで見ながら経験や知識を蓄えさせていただきました。

このような経験を次のステップに活かしていきたいなと思った時に、ちょうど別の会社で広報の立ち上げに携わる機会がありました。
広報は未経験のため迷いもありましたが、秘書時代に書いたお礼状やアナウンス原稿を評価いただいていたこと、そして私自身もアウトプットすることがすごく好きだったので、新しいキャリアを形成するために広報の立ち上げに携わりました。
その後、グラットキューブで広報・PRの募集を知りご縁があって現在に至ります。

坪根さん:私は、短大を卒業後に地元の中小企業へ入社し、その後印刷会社で営業を6年ほど経験しました。それから海外留学をした後に、メインキャリアとなる前職の化粧品メーカーのベンチャー企業へ再就職しました。
化粧品メーカーでは主に採用メインで人事として働いたのですが、人事での経験は「自分と関わる人の人生がどう変わっていくのか」ということを深く考えるようになった転機になりました。

グラッドキューブに入社したのは、前職の繋がりで弊社取締役の財部と出会ったことがきっかけです。人事のポジションではなく未経験の広報・PRというポジションではありましたが、広報・PRも会社を通して様々なステークホルダーに影響を与えていくという点は、これまでの経験が活かせると思い現在に至ります。

「データありきの世界」を日本のスポーツメディアに展開
SportsをAIでAnalyzeする『SPAIA(スパイア)』
既存の試合成績だけでなく、セイバーメトリクスをはじめとした豊富なデータを取りそろえ、AIによる試合予想やデータ記事などのコンテンツを提供。
ウェブサイト解析・改善 SaaS「SiTest(サイテスト)」
ウェブ担当者や広告主、コンサルタントがコンバージョン率を向上させるための機能が網羅されているオールインワン型のLPOツール。コンバージョン率向上に必要な「ユーザー行動分析・A/Bテスト・パーソナライズ」など SiTest のみで完結。

SNSを活用し全社を巻き込みながら情報発信

― ありがとうございます。具体的な広報業務について教えてください。

齊藤さん:広報・PR業務を中心に弊社の事業に関するニュースなどを自社及びドリームニュースを通じて日々発信しています。
日常ではTwitterTikTokなどのSNSを活用して、事業・サービスや社員の紹介など弊社のことについてもっと知っていただけるような内容を発信し、YouTubeでは弊社の事業計画からWEBマーケティングに関するノウハウなど、業界の方たちが気になるトピックスを発信しています。

その他に社内行事の企画・運営や、弊社ではダイバーシティ&インクルージョン(多様性を認め受け入れ活かす)の文化を育んでいるため社員の外部での活動を後押ししたり、外部と会社を繋ぐという考えの中で様々な取り組みを行っています。

― BtoBの事業を主軸にここまでSNSを活用されているのはすごいですね。SNS活用のノウハウはどうのように学び、何を意識して情報発信しているのでしょうか?

坪根さん:マーケティングソリューション事業部がインターネット広告の代理店としてお客様のSNSを代理運用しているので、そこで得た知見やノウハウを元に一緒に連携して発信する内容を考えたりもしていますね。
ダンスなど今世の中で流行っているトレンドを意識しつつも、やはり弊社のSNSを見た人に何を伝えたいのか、最終的に伝えたいことが伝わるような内容になっているのかという点を軸に、全社を巻き込みながら情報発信することを心がけています。

― ありがとうございます。では、広報としてのやりがいはどういった時に感じますか?

齊藤さん:私はまだ入社して間もないのですが、入社歴の近い社員や私の後に入社した社員から「広報として発信した情報を読んでもっと会社に興味を持った」という反応をいただけた時に、伝えたい内容がちゃんと伝わっているなと実感ができやりがいを感じますね。

弊社はビジョンを掲げ共感性強く結びついている会社でもあるので、グラッドキューブで働くということに対して社員それぞれの思いが強く、そういった思いは会社のイメージやお客様からの信頼にも繋がっていくので、装飾せずに広報として使命感を持って情報を発信していきたいと思っています。

坪根さん:私が入社してからは以前よりも社内ブランディングに注力していくことになり、その一環として2022年から社内報の取り組みを開始しました。
社内報では、社員インタビューの他に各事業部がどういった取り組みを行っているのかという点を深掘りし紹介していて、社員同士が部署の垣根を越えてお互いをもっと知る機会を作っています。

社内報を読んだ社員から「毎月楽しみにしている」「今取り組んでいることについて取り上げてほしい」などといった声をいただくことが増えたので、社内外を問わず広報の重要さを認識するとともにやりがいも感じていますね。

「会社の1番のファン」であることは広報担当に必要不可欠な要素

― 社外への情報発信が注目されがちですが、組織が大きくなるにつれ社内への広報もとても大切になりますね。広報の難しさについて感じている点があれば教えてください。

坪根さん:先ほど申し上げた通り広報未経験のため「広報って何から始めたらいいの?」というところからのスタートだったので、広報としての横の繋がりやメディアリレーションを築くという点において、最初は難しさを感じました。
勉強会に参加したり、繋がった他の広報担当の方から記者の方を紹介していただくなどして、徐々に関係を構築しています。

齊藤さん:坪根と同様にメディアリレーションの構築に難しさを感じていますね。
前職で広報の立ち上げに携わった時にはある程度メディアとの繋がりがあり、そこで経験を積めたことはとても大きかったのですが、一から関係を構築していくというのはまた別の難しさがあります。

やはり情報は生き物なので、タイミングを逃さずにいかに全社として最大限のPRができるか、様々な業務と並行していくのはまだ慣れない部分もありますが、常に出遅れないようアンテナを張り模索しながら取り組んでいます。

このように広報として取材頂けることは、企業をPRしていくチャンスですし、弊社の情報をご覧頂いたことがある方に向けては、「こういう思いでこういう方々が発信しているんだ」という、思いと顔と一緒に見れることによって、親近感を感じていただけ、願わくば弊社を知っていただくきっかけに繋がればと感じております。

― メディアリレーションはどの企業においても課題として挙がりますね。最後にこれから広報を目指す方に何かメッセージがあればお願いします。

坪根さん:「会社の1番のファン!」「会社のことがすごく好き!」という方は広報に向いていると思います。

プレスリリースの書き方や配信方法というのはある程度フォーマットや基本の流れがあるので、それに沿って行えば良いのですが「プレスリリースにどういう思いを乗せるか」というのは、どれだけ自分が会社のことを好きか、どういった方たちにファンになってもらいたいかという部分に関わってくるので、自社の魅力に気づけ良いところ伝えていくことができる人に最適な職種ですね。

齊藤さん:広報の活動は直接売上に繋がるようなことが少ないため、営業やマーケティングなどと違い成果が見えにくく、どこか雲を掴むような仕事に感じる部分もあるかもしれませんが様々な知識・スキルを培うことができます。

また、私も「会社のファンである」というのは広報担当にとって欠かせない要素の一つだと思っています。ファンを増やしていく取り組みというのはとても魅力的なので、色々な人たちとコミュニケーションを取ることが好きな方や探究心の強い方にぜひ挑戦していただきたいです。

― お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビュー企業

会社名:株式会社グラッドキューブ
事業内容:SaaS事業、マーケティングソリューション事業、SPAIA事業
創業:2007年1月
URL:https://corp.glad-cube.com/

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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