情報鮮度は日付で確認!現役記者が読む気になれないプレスリリースVol.5

プレスリリースマガジン編集部

毎日約400本ものプレスリリースを受け取っている記者の方に、読む気になれないプレスリリースについて直接お話を伺いました。実際に記者の方に届いたプレスリリースの中で、読む気になれなかったプレスリリース事例です。

事例その5:日付の記載が無いプレスリリース

事例その5は『日付の記載が無いプレスリリース』です。

しばたか
しばたか

やはり情報が新しいプレスリリースのほうが好まれますよね?

記者A
記者A

それはそうです。そもそも古い情報をプレスリリースとして配信することは不適切です。例えば3か月前に発売された商品を案内されてもニュース価値がないからです。

しばたか
しばたか

確かにそうですね。

記者A
記者A

記者は常に新しい情報は無いかと日々探していますので。プレスリリースの中の日付はかなり重要ですね。

しばたか
しばたか

プレスリリース内に必ず入れてもらいたい項目ですか?

記者A
記者A

はい。記事を書く際にいつ発売されたかということを必ず記載しますので、プレスリリース内には必ず日付を入れてください。商品なら発売日、イベントなら開催日が知りたいですね。日付が無いと、いつの情報なのかが分からないため非常に不便です。

しばたか
しばたか

なるほど。そういえば最近プレスリリースを自社サイトに掲載する企業も増えてきましたよね。

記者A
記者A

自社サイトにプレスリリースを掲載することは、とても良いですね。まず記者は記事にする前に必ずプレスリリースが正しい最新の情報であるかの裏付けを取ります。その際に、配信元の企業のオフィシャルサイトを見に行き、プレスリリースの情報に間違いが無いかを確認するのです。

しばたか
しばたか

間違った情報をそのまま記事として掲載してしまったら問題になってしまいますよね。

記者A
記者A

そうです。以前受け取ったプレスリリースの、商品の価格の単位が1桁間違っていたことがありました。配信元企業のサイトの価格も間違っていたのですが、念のため担当者に電話したところ、そこで発覚しました。

しばたか
しばたか

そのまま記事にしていたら大問題になってしまいますね。

記者A
記者A

そうですね。また、間違ったプレスリリースを配信してしまった場合には、何事もなかったかのように秘密裏に訂正するのではなく、訂正プレスリリースを配信することをお勧めします。

しばたか
しばたか

いつ配信したプレスリリースのどこが間違っていたのかを、きちんと公表することが大切ですね。

記者A
記者A

その通り!既に間違った情報を受け取ってしまっているメディアに向けて、正しい情報を提供することは配信者の使命です。

しばたか
しばたか

その他に気を付けるべき点はありますか?

記者A
記者A

そうですね。プレスリリースを配信するうえで絶対にしてはいけないことがあります。それはプレスリリースにウソを書くことです。無いとは思いますが、例えば数年前から発売している商品を、まるで新製品かのように発売日を変えてプレスリリースを配信するとか・・・

しばたか
しばたか

情報自体がウソになってしまいますね。

記者A
記者A

ウソは必ずばれますし、ウソがばれると企業の社会的信用を失ってしまいます。

しばたか
しばたか

そうですね。最近も芸能人で信用を失った方がいましたね・・・。

記者A
記者A

あと「日本初」等の表記も気を付けなければなりません。他で聞いたことが無いからと言って、検索エンジンで検索して検索結果に出てこなかったからと言って、果たして本当に日本初なのでしょうか。

しばたか
しばたか

どこかの企業が既に発表しているかもしれませんね。

記者A
記者A

よくある話です。「日本初」等の表記をする場合、必ずその根拠をプレスリリースの本文内に記載してください。プレスリリースにウソを書くということは、企業の公式文書としてウソ情報を発信するということです。企業の信用を失わないためにも、きちんとしたプレスリリースを作成してください。

今回のポイント
  • 記者はプレスリリースの日付を見る!
  • 自社サイトへの公開日、プレスリリースの配信日は同じにした方がよい!
  • ウソは絶対にダメ!
  • 日本初等の表記には注意が必要!
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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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