適切なプレスリリース配信頻度とは?

プレスリリースマガジン編集部

企業の広報活動を後押しするのに欠かせないプレスリリース配信。自社の活動をできる限り多く配信し、「まずは企業名を覚えてもらいたい」「少しでも自社の印象をつけたい」という本音をもつ広報担当者も多いのではないでしょうか。

しかし、あまりにも頻繁にプレスリリースを配信してしまっても、かえってメディアへの印象を悪くしてしまう可能性があります。プレスリリースはたくさん配信すれば良いというわけではありません。既存商品の紹介や季節の挨拶等のお知らせはプレスリリースとして適切ではないため、自社HPに掲載するようにし、ニュース性のあるプレスリリースを配信する必要があります。

逆効果となる過度な配信例

①情報を細分化して配信すること

細分化とは、既に決まっている情報や公表済みの情報を故意に細かく分けて配信することです。例えば、新商品発売のプレスリリースの場合、「新商品●●タイプA」「新商品●●タイプB」など、商品の種類別にそれぞれプレスリリースを配信することは適切ではありません。情報を小出しにすることで、メディアが情報をまとめにくくなり混乱してしまうため、まとめられる情報は1本のプレスリリースにまとめて配信しましょう。  

②同じ内容を何度も配信すること

プレスリリースは企業の新しい活動をメディアに伝えることで、取材のきっかけをつかむ広報活動の1つです。記事掲載されないからといって、既に配信したプレスリリースの書き方を変えて何度も配信することも好ましくありません。記事掲載されないだけではなく、メディアからのクレームや企業の信頼低下につながります。

例えば、システムのバージョンアップのプレスリリースの場合、以前のシステムからどこがどのようにバージョンアップして何ができるようになったのかという新しい情報を記載しましょう。初見の方のために以前のシステムの説明を記載すると、誰が読んでも理解できるプレスリリースとなります。

ドリームニュースでは過去に「この企業のプレスリリース配信はあまりにも多すぎるので配信を停止してほしい」とご意見をいただいたケースがありました。プレスリリースはむやみに配信するのではなく、メディアへ本当に伝えたい内容をできるだけ簡潔にまとめ、的確に伝えられるような内容作りを意識しましょう。

適切なプレスリリース配信頻度とは?

では、適切な頻度とはどのくらいなのでしょうか。明確に定められているわけではありませんが、企業の新しい活動があった際に配信するのが良いでしょう。ドリームニュースは30日間プレスリリース配信無制限のサービスですが、平均すると月に2~3本ほど配信されている企業が多いです。

例えば新商品発売についてプレスリリースを配信した後、付随してイベントやキャンペーンを行うことがあれば、イベント開始、キャンペーン開始をテーマとしたプレスリリースを作成することで、継続的な配信をすることができ、メディアやユーザーの目に触れる機会を増やすことができます。

プレスリリース配信規定:https://www.dreamnews.jp/guideline/

まずは新商品発売、次にその商品に関するプロモーションの案内と、段階を踏んで配信を行いましょう。適切なタイミングと頻度で配信を行えば、同一の商品に関するプレスリリースでブランディングをはかることも可能です。

あわせて読みたい
商品が1つでもプレスリリースを3回+α配信できるテクニック
商品が1つでもプレスリリースを3回+α配信できるテクニック

プレスリリースはメディアに対して記事化を促す公式文書です。せっかくプレスリリースを配信しても、それがかえってメディアからのイメージダウンに繋がることとなってしまっては元も子もありません。プレスリリース配信の際は、頻度についても少し考えてみるのはいかがでしょうか。

ABOUT
プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
プレスリリース配信代行サービス「ドリームニュース」の運営スタッフがおくるプレスリリースマガジン。広報・マーケティング担当者向けにプレスリリース業界情報や、関連するwebマーケティング業界の最新動向や注目すべきおすすめ情報などをお伝えします。プレスリリースのノウハウがぎゅっとつまった、プレスリリースマガジンをよろしくお願いします。
記事URLをコピーしました