2008年08月01日 16:00

2013年まで高成長が続く超音波の世界市場

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション（神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、米国調査会社BCC Researchの発行する最新の英文調査報告書「Ultrasonics: Global Markets and Technologies」の販売を開始いたしました。

米国の調査会社BCC Researchが発行した調査報告書「Ultrasonics: Global Markets and Technologies」によると、2007年の世界における超音波技術の市場は108億米ドルでした。同市場は、2008年には124億米ドルとなり、2013年には188億米ドルに到達する見込みです。

同市場は、超音波モーター、超音波流量計およびスペア、超音波医療技術、超音波アセンブリ／加工技術といったアプリケーションに分類されます。同報告書の調査期間において、超音波モーター、超音波流量計およびスペアの部門が最高の収益および成長率を記録すると予測され、2008年には49億米ドル、2013年には84億米ドルに到達する見込みです。この成長は、主にデジタルカメラや携帯電話用カメラ向けの超音波モーターとアクチュエーターの需要増によってもたらされます。また、中東の大規模油田における流量測定に使用される超音波流量計もこの部門の成長を支えます。

次に大きな部門となるのが超音波医療技術で、2008年の収益は38億米ドル、2013年には60億米ドルとなることが見込まれます。診断用超音波市場は様々な分野での3D、4D画像の利用によって活況を呈しています。同様に、外科、治療分野における超音波アプリケーションも成長しています。

超音波アセンブリ／加工技術部門は2008年に36億米ドル、2013年には45億米ドルの市場規模となる見込みです。