【矢野経済研究所】リチウムイオン電池主要4部材世界市場に関する調査結果 2010を発表～LIB部材需要拡大、韓国、中国LIB部材メーカーが台頭～

1. 調査期間：2010年9月～12月
2. 調査対象：リチウムイオン電池部材メーカー（日本、韓国、中国、米国など）
3. 調査対象部材：正極材、負極材、電解液、セパレーター
4. 調査方法：当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

＜リチウムイオン電池主要4部材市場とは＞
　携帯電話やノートPCなどの情報通信機器の電源として搭載されるリチウムイオン電池は、十数以上の部材点数及び材料から構成されるが、本調査では、正極材、負極材、セパレーター、電解液の主要4部材を対象とする。
なお、本調査結果は海外市場も含め全て円ベースで算出しており、2008年度は1ウォン：0.0965円、1中国元（RMB）：14.654円、2009年度は1ウォン：0.073円、1中国元（RMB）：13.905円、2010年度以降は1ウォン：0.073円、1中国元（RMB）：12.36円で換算した。


　2010年度は景気回復に伴い、特に携帯電話ではスマートフォン、ノートPCではタブレット型PCの需要が堅調であり、これらの機器需要の拡大によりリチウムイオン電池（以下、LIB）世界市場規模も増加している。また、2010年度は車載用LIBの出荷が開始され、中・大型LIB市場も立ち上がりつつあり、こうした動きがLIB主要4部材需要も押し上げている。その結果、2010年度は出荷金額ベースで前年度比121.2％の3,666億円を見込む。


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