2011年03月18日 15:00

TPCマーケットレポート「2011年　世界の抗癌剤市場」を発刊！　　　－個別化医療への傾注が強まる各社の戦略－

2009年度の日・米・欧3極における抗癌剤市場は前年度比2.7％減の4兆4,222億円。円ベースでは縮小しているが、現地通貨ベースでは拡大推移している。市場を牽引しているのは分子標的薬。同薬剤は、有効性の高さから日・米・欧いずれの地域においても急成長を遂げており、今後も市場を牽引する見通し。一方、今後の新薬開発の傾向としては、次世代の抗体医薬品として期待される抗体-低分子化合薬剤の複合体や、治療薬と診断薬の同時開発による、いわゆる個別化医療へのアプローチが進行中である。

●概要
日・米・欧3極における抗癌剤市場は2009年度で4兆4,222億円。為替レートの影響から、円ベースでは2.7%減の縮小推移となったが、3極のいずれの市場においても、現地通貨ベースでは拡大基調にあり、4.5兆円に迫る規模の巨大市場となっている。市場の中心となっているのは分子標的薬で、参入企業各社が、既存薬のLCMと新薬の投入を競い、市場は高成長期が続いている。2009年度は発売以来急拡大を続けてきた「Avastin」が遂にトップブランドとなったが、2010年には、FDAが同剤の転移性乳癌治療薬としての適応症を除外する方針を決定するなど、同剤をトップブランドに押し上げたLCM策に暗影が差している。
こうした状況のなか、新薬開発のトレンドは、抗体-低分子化合物薬剤の複合体（ADC）や、治療薬と診断薬の同時開発による個別化医療アプローチへと移りつつある。今後すべての治療薬開発で診断薬も同時開発するとの方針を発表したRocheを筆頭に、NovartisやPfizer、第一三共、エーザイといった企業が個別化医療強化の方針を示し、遺伝子検査や診断薬の開発に関する提携・買収活動も活発化している。
当資料では、日・米・欧3極を中心に、主要企業の商品展開や提携状況、業績、新薬の開発状況、今後の動向を徹底調査。新たな成長軌道の確立を図る参入各社の戦略をレポートしている。

TPCマーケットレポート
「2011年　世界の抗癌剤市場」
http://www.tpc-osaka.com/detail.php?prod_code=mr310110011

●発刊日2011年3月18日
●体裁：A4判　168頁
●頒価：製本版91,350円（税込）、CD-ROM版10,500円（税込）
注）CD-ROMは製本版をご購入いただいたお客様のみのご提供となります。

【会社概要】
　■会社名　株式会社総合企画センター大阪
　■所在地　大阪市西区新町2-4-2　なにわ筋SIAビル
　■ＴＥＬ　06－6538－5358
　■ＦＡＸ　06－6538－6531
　■ＵＲＬ　http://www.tpc-osaka.com
　■E-Mail info＠tpc-osaka.com
　■事業内容　マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版

【本件に関するお問い合わせ】
（株）総合企画センター大阪　営業部
http://www.tpc-osaka.com/inq.php
フリーダイヤル：0120-30-6531

※記載内容（リンク先を含む）のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。