2011年04月13日 11:30

ネットアンケート結果の信用度は80%に届かず、回答の品質低下傾向~インターネットアンケート調査の信用性を調査~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「インターネットアンケート調査の信用性に関する実態調査」によると、同じ人物に一定期間をおいて全く同じ設問をしたところ、回答の精度は78.6%にとどまり、21.4%が前回と異なる回答をしました。これにより、インターネットを活用したアンケートの回答品質が低下傾向にある実態が明らかになりました。

商品開発に関するコンサルティングを行う株式会社フィンチジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:髙橋広嗣)は、2011年1月、昨今あらゆる用途で幅広く活用されているネットアンケートの品質を検証するために、「インターネットアンケート調査の信用性に関する実態調査」を行いました。本調査は、インターネットを使ったアンケートに答えた人物に、全く同じ設問のアンケートをその10日後にも再度答えてもらい、その回答の精度やズレを調べるものです。 そこで、同じ人物に一定期間をおいて全く同じ設問をしたところ、回答の精度は78.6%にとどまり、21.4%が前回と異なる回答をしました。これにより、インターネットを活用したアンケートの回答品質が低下傾向にある実態が明らかになりました。

現在、インターネットを活用したアンケート調査は、年間約10万本以上も実施されています。調査は、一般的に調査会社保有の会員パネルと呼ばれる消費者を対象に実施されますが、調査手段に簡単に気軽に回答できるインターネットを利用しているため、回答結果の精度に対して疑問を呈す声がありました。
しかしながら、インターネットを活用したアンケート調査は、スピード、コスト、簡便性、パネル数等から調査手法のなかでは有用度が高く、今後も利用は不可避です。ゆえに、企業側は回答品質が低下していることを認識しつつ、調査設計品質の見直しを行ない、上手にネット調査を行うことが重要となってきます。

フィンチジャパンの代表取締役兼シニアコンサタントの髙橋広嗣は、「ネットリサーチが普及し調査費用の低コスト化により、調査する企業側はより多くの設問を調査に盛込もうとします。また、回答者側も多くのアンケートをこなすことで、より多くの特典を得ようとします。これら双方の思惑が、リサーチの品質を下げている要因であると考えられます。ネットリサーチが主流となり、消費者調査結果が重要な意思決定に用いられる昨今において、調査結果の品質はますます重要性を増してきます。リサーチ品質を下げない工夫として、“設問の流れを工夫する”“一画面に表示する設問数を最適化する”“できる限り直観的に正しく回答できる様にする”など、調査設計におけるノウハウが必要不可欠になるでしょう。」と指摘しています。

【インターネットを活用したアンケート調査の信用性に関する実態調査 概要】
内容:「女性が必ず行っている行動として、化粧水の使い方に関する行動パターン」
1回目は10,000人にアンケートを実施。その中から特定の行動条件を満たした1,000人を選び、10日後に同じ設問で2回目の調査を実施。
対象:10~50代女性
期間:2011年1月10日~1月20日
検証方法:2回分の結果を比較検証
結果:1回目と2回目で異なる回答をしている人が20%存在。回答の精度は80%。


【会社概要】  株式会社フィンチジャパン (http://www.finchjapan.co.jp/
◇住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-5
◇代表取締役:髙橋広嗣
◇設立日:2006年8月
◇資本金:1500万円
◇業務内容:商品開発に関するコンサルティング他

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社フィンチジャパン 広報担当
TEL: 03-5423-6888 FAX: 03-5423-6889
Mail: press@finchjapan.co.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 政治、経済、マネー

会社概要

商号
株式会社フィンチジャパン(カブシキガイシャフィンチジャパン)
代表者
髙橋広嗣(タカハシ ヒロツグ)
所在地
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-18-5 アルカサルビル2F
TEL
03-5423-6888
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
従業員数
50名未満
会社HP
http://www.finchjapan.co.jp/

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.