2011年08月29日 17:00

産業界の電力ユーザは分散型発電に転換中

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米国の市場調査会社パイクリサーチ社は、出版レポート「産業向け分散型電源市場調査-Industrial Distributed Generation」のプレスリリースにおいて、2011年の産業用分散発電市場全体にCHPが占める割合は86%だが市場シェアは2016年には最少53%となるだろう、との予測結果を発表しました。

産業規模での分散発電の市場は、産業ユーザが、電力産業よりも早く、自らのエネルギー需要対応を外部の電力供給にのみ頼るのではなく、発電することを選択するという考えに支配されている。同時に、産業用の分散発電では、新しい技術、システム、ビジネスモデル、従来の送電や配電システムの管理や運用の方法を変えようとしているサービスプロバイダの市場が始まりつつある。
米国の環境エネルギーなどの地球環境保護に関するクリーン技術関連市場の専門調査会社パイクリサーチ社の調査レポート「産業向け分散型電源市場調査:産業用発電アプリケーション向けコジェネレーションシステム (CHP)、集約型電源、機会燃料、データセンタ、燃料電池、再生可能エネルギー ー Industrial Distributed Generation:Combined Heat and Power, Aggregated Generation, Opportunity Fuels, Data Centers, Fuel Cells, and Renewable Energy for Industrial Power Applications」は、産業用の分散発電の市場は今後5年間で大きく成長するだろうと予測している。

控えめの予測シナリオでは、産業用の分散発電の発電能力は、2011-2016年に91ギガワットから133ギガワットへと46%成長するだろうと予測している。産業用の分散発電に好ましい規制環境がとられると考える、より楽観的な予測シナリオでは、同期間に2011年から85%拡大して168ギガワットの発電量となるだろうと予測している。

「近年、産業用の分散発電は、しばしばコジェネレーション (CHP)と同義に扱われる。しかし、その割合は様々で、2011年の産業用分散発電市場全体にCHPが占める割合は86%だが、市場シェアは2016年には最少53%となるだろう。再生可能エネルギー、燃料電池、電力集約化、機会燃料、データセンターアプリケーションは、すべて、産業用発電市場でシェアを拡大する可能性が高い」とパイクリサーチ社の社長であるClint Wheelock氏は語る。
パイクリサーチ社の分析では、インセンティブがこの市場のいくつかのセクターで成長を容易にしたものの、現在の経済状態、天然ガス価格の不明確さ、資本調達の減少などのすべてが成長、特にコジェネレーションの導入の抑制要因である。同時に、サードパーティのプロバイダは、産業用規模のパワーブロックにかなり小さなユニットを組み込むことで、新しいクラスの分散発電を作り出している。すなわち、エネルギー、発電能力、アンシラリサービスを卸売市場や電力事業者との相互契約によって販売し、あるいはそれらをエネルギー管理システムに組み入れて、発電と負荷削減を結びつける。

この調査レポートは、従来の規定の枠組みにある垂直統合型と、新しいグリッドレベルのオープンな卸売市場の両方の産業用分散電源について調査している。代表的なシステム、ビジネスケース、主要市場参加者を論議し、市場をコジェネレーションと新しい集約型発電や再生可能産業向け分散型発電、そしてバイオマスやバイオガス、データセンターのコジェネレーションなどの始まったばかりの市場に分けて論じている。2016年までの発電容量を3通りの経済成長予測に従って予測し、主要企業の企業概要も記載している。

調査レポート】
産業向け分散型電源市場調査:産業用発電アプリケーション向けコジェネレーションシステム (CHP)、集約型電源、機会燃料、データセンタ、燃料電池、再生可能エネルギー
Industrial Distributed Generation
Combined Heat and Power, Aggregated Generation, Opportunity Fuels, Data Centers, Fuel Cells, and Renewable Energy for Industrial Power Applications
http://www.dri.co.jp/auto/report/pike/pikeidg11.htm

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