2011年12月08日 15:30

デスクトップ仮想化「ＤａａＳ」を導入

　企業間物流のＳＢＳグループの純粋持株会社であるＳＢＳホールディングス株式会社は、今般、クラウド環境下のデスクトップ仮想化サービス「ＤａａＳ（ダース）」の導入を完了し、各社員が使用していた従来型のパソコン（以下、ＰＣ）約80台が全てシンクライアント型の端末に切り替わりましたのでお知らせいたします。

　「ＤａａＳ」は“デスクトップ・アズ・ア・サービス”の略で、従来一台一台のＰＣにソフトウェアをインストールしてデータを処理していたものをサーバに集約し、通信回線を介して利用する方法です。見た目はほとんど変わりませんが、ＰＣがディスク無しの「シンクライアント注１端末」となり省エネとなるほか、データをＰＣに保管しないため情報漏洩などのセキュリティリスクを抑える効果などが期待できます。

　ＳＢＳホールディングスでは、５月からプレ導入を始め、日常使うワードやエクセル、メーラー、ブラウザから会計システムなどの基幹業務、部署特有の業務ソフトまでが正常に動き、ストレスなく操作できるかを検証してまいりました。秋口からは「ＤａａＳ」導入を本格化、11月下旬に全ＰＣの切り替えを終えました。

　この結果、ソフトウェアやデータがサーバ集中となり保守管理の効率性やセキュリティ対策が格段に向上しました。外出先や自宅などからのテレワーク注２も可能で仕事のスピードアップや今般の大震災などの災害発生時のＢＣＰ注３対策にも有効です。省エネ効果も大きく、従来のおよそ10分の1の使用電力で済むため、非常に有力な節電対策となります。

　現在ＳＢＳグループ全体では、１千台を超えるＰＣが稼働しております。「ＤａａＳ」に切り替えた場合には非常に大きな効果が期待されます。今後、実環境での評価を経てグループ展開を見据えた検討を行うことにしております。ＳＢＳグループは、情報利活用環境の充実と強化により本業である物流サービス向上につなげ、お客様満足度を高めてまいります。

注１)シンクライアントとは、ハードディスクを持たず、ファイルやソフトウェアを保存できないパソコン型機器のこと
注２）テレワークとは、通信ネットワークを利用して、オフィス以外の場所で働く労働形態のこと
注３）ＢＣＰとは、災害や事故などの不測の事態でも事業継続を図る事前計画(Business Continuity Planの略)のこと

■ご参考
＜ＳＢＳグループ概要＞
持株会社：ＳＢＳホールディングス株式会社
設　立：1987年
代表者：代表取締役鎌田正彦
上　場：大阪証券取引所JASDAQ市場
本社住所：東京都墨田区太平4丁目1番3号オリナスタワー
資本金：38億円（2010年12月末現在）
売上高： 1,198億円（2010年12月末現在、連結）
従業員数：11,909名（うち正社員4,228名、2010年12月末現在、連結）
事業内容：ＳＢＳグループは、1987年の創業以来、物流ならびに物流に付帯するサービス充実をさせ、ワンストップの物流サービスをご提供することで、お客様の利益創造に貢献してまいりました。グループ内には、食品から超重量物までさまざまな商品を扱う企業群、路線、区域、即日配送まで多様な配送形態にお応えできる企業群、そして、物流施設開発（金融）、環境物流などの専門的な企業群を有しています。
グループ：連結子会社27社及び関連会社１社（2011年10月10日現在）

ＵＲＬ：日本語http://www.sbs-group.co.jp　英語http://www.sbs-group-ir.com

■本件に関するお問い合わせ先
ＳＢＳホールディングス株式会社
ＩＲ・広報部　早乙女　良之
TEL：03-3829-2240／e-mail：contact11@sbs-group.co.jp

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