2013年08月12日 13:30

音楽フェス関連商品のオークションでの動向を調査 -チケット、記念品の価格、取引数と季節の関係-

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国内最大級のショッピング・オークション一括検索・比較サイト「オークファン(aucfan.com)」を運営する株式会社オークファンは、音楽フェスが多く開催される夏休みということで、興行チケットと記念品の関係を調査致しました。 調査期間は2008年7月から2013年6月までの5年間で、調査には当社サービスのオークファンプロ(pro.aucfan.com)を使用しております。

【概要】
国内最大級のショッピング・オークション一括検索・比較サイト「オークファン(aucfan.com)」を運営する株式会社オークファン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:武永修一、以下、「オークファン」)は、音楽フェスが多く開催される夏休みということで、興行チケットと記念品の関係を調査致しました。
調査期間は2008年7月から2013年6月までの5年間で、対象となるカテゴリは(1)音楽 > 記念品、思い出の品、(2)チケット、金券、宿泊予約 > 興行チケット > 音楽 > ミュージックフェスティバルとなります。対象サイトはヤフオク!です。なお調査には当社サービスのオークファンプロ(pro.aucfan.com)を使用しております。

本レポートのPDFファイル:http://pdf.irpocket.com/C3674/qnwX/dYCb/W2CR.pdf



■POINT
1.興行チケット(以下、「チケット」)は7月、記念品、思い出の品(以下、「記念品」)は8月に取引が活発になる傾向
2. 取引件数において、記念品はチケットに比べ季節変動が緩やか
3. 記念品の約4割がTシャツの取引
4. チケットの平均落札額が最も高くなるのは12月または1月

【取引が活発になる時期が2つのカテゴリで相違】

1. チケットは7月、記念品は8月に取引が活発になる傾向

 総落札数を見てみるとチケットは毎年7月に、2009年が7月であるのを除けば、記念品は8月に最も取引が活発になっています。
 夏の音楽フェスティバル(以下、「夏フェス」)は、8月に開催されるものが多くなっています。そのため、開催前である7月に取引されるチケット数が多くなります。一方、記念品は実際にフェスが終了した直後に取引されるので、チケットと記念品では1ヶ月のずれが生じていると考えられます。
 例として去年一年を見てみると、チケットは7月に7,549件と年平均1,734件のおよそ4.4倍の取引があります。一方記念品は、2008年から2013年までの間に、12,000件から13,000件ほどの取引が8月に行われていて、少ない月は8,000件弱が取引されています。

2. 取引件数において、記念品はチケットに比べ季節変動が緩やか

 チケットは、“イベント開催日までに取引をしなければならない”という緊急性があるため、イベントの開催される時期に取引が集中しますが、記念品はそういった緊急性がさほどありません。そのため、チケットよりも季節変動が緩やかな結果となっています。


【取引される商品カテゴリに偏り】
3. 記念品の約4割がTシャツの取引

 記念品の中ではTシャツの取引が多く、記念品の4割程度の件数を占めています。

 1.と2.で『記念品は8月に取引が活発になる傾向』『季節変動が緩やか』と記述しましたが、記念品に含まれるTシャツは、チケットと同じような変動のグラフになっています。これは夏フェスに出演する各アーティストや夏フェスのイベントTシャツを着て、夏フェスに参加しようとする人が多いためであると考えられます。
 2010年、2011年、2013年の1月には、夏期ほどでないにしろ、少し取引数に盛り上がりが見られるというところにも注目です。これは冬にも夏同様の大きな音楽フェスティバルが開催されたり、各アーティストの年越しライブが多く開催されたりすることが原因と考えられます。

【平均落札額は落札数とは違った動き】
4 チケットの平均落札額が最も高くなるのは12月または1月

 平均落札額を見てみると、ここ3年ほど、チケットは最も総落札数の多い8月ではなく、12月及び1月に最高値を取っています。

12月や1月に最高値を出しているのは、まず冬の音楽フェスティバル(以下、「冬フェス」)のチケットが高騰しているからです。
ちなみに冬フェスの特徴としては、チケットの定価が夏フェスより低いこと、開催数が夏フェスに比べて少ないことが挙げられます。
 次に、冬フェスのチケットの価格が高くなる理由として、そもそもオークションに出回るチケットの価格帯が違うということや、チケットが希少でオークションが盛り上がって高騰した可能性があります。
また、夏フェスは同じアーティストが複数のフェスに出演したり、規模の大きいフェスが多かったりするので、お目当てのアーティストの出るフェスのチケットを手に入れられる可能性が高いことも、価格差が生じる一因となっている可能性があります。
 しかし、オークションの盛り上がり具合を見るため、2011年12月と2012年7月の平均入札数を比較してみましたが、それぞれ14件と12件となっており(平均落札数はそれぞれ35,060円、23,209円)、平均額の差を説明できるだけの入札数の違いはなさそうです。

 実際のところを見るには詳しく個別のフェスを調べる必要があるので、上記はあくまで参考ですが、好きなアーティストのイベントやアイテムがオークションでどのように取引されるかを追ってみると、新たな発見があるかもしれません。


<調査結果レポートとは>
当社が独自に調査・分析をし、不定期にリリースをするレポートです。
今後も当社は、ネット業界のみならず、日本経済・社会の現状把握につながる様々な調査を実施して参ります。

【株式会社オークファン】
国内最大級のオークション一括相場検索・価格比較サイト オークファン http://aucfan.com/
株式会社オークファン コーポレートサイト http://aucfan.co.jp/

【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
広報担当:飯坂 TEL:03-6416-3652 Mail:pr@aucfan.com

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