2014年01月06日 14:00

両下肢に障害を持った社員と車椅子を利用した人向けの乗り物を製作開始。車椅子に乗ったまま風を受けて走れる三輪バイクを製作しナンバーを取得。前例の無い福祉車両として厚生労働省の認証をいただきしました。

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自ら下肢障害を持つ社員が車椅子を常用する家族や友人と共に風を切って走る楽しみを味わってもらうための三輪バイクを製作開始。平成25年12月にナンバーを取得。250cc以下のスクーターをベースに側車付軽二輪に改造しナンバーを取得。厚生労働省に前例の無い中で福祉車両として認証頂く。販売は3月下旬目標で現在予約受付中。HP:http://freewheel-jp.com/wp/?page_id=574

車椅子介助用三輪バイクの製造を開始


トライク及びサイドカーを製作する有限会社片山技研(所在地:神奈川県大和市深見西2-3-26、代表取締役 片山秋五)が2014年3月末より、車椅子介助用三輪バイクの製造を開始いたします。現在予約受付中。


【車椅子介助用三輪バイク製造の経緯】
両下肢に障害を持つ社員である島津さんの長年の夢を実現するため、有限会社片山技研では車椅子に乗ったまま乗車可能な三輪バイクを製作するプロジェクトを始動しました。
障害者の観点から物を見ることができる島津さんをプロジェクトリーダーとし、第一弾として足腰に障害を持つ家族や友人と共に風を切って走る楽しみを味わってもらいたい。そんな願いをかなえるための車椅子介助用車両の試作車を開発し平成25年12月に無事にナンバーを取得しました。


【車椅子介助用三輪バイクの特徴】
本車両の特徴は、車椅子の昇降用スロープを装備し、車椅子に乗った人がそのまま乗車可能なスペースを確保しています。この手の改造は多くの経費がかかってしまい消費者に負担をかけてしまいますが当社では、現実的な価格で提供するために市場価格が比較的安い、125ccのスクーターをベースに側車付軽二輪(サイドカー)にしたところにあります。
また、この車両を福祉車両とするため厚労省に対して島津さん自ら何度も掛け合い、前例の無い中で無事に福祉車両として認証頂くことができました。


【車椅子介助用三輪バイクのメリット】
車椅子生活者の多くは健常者に比べ外出する機会が少なくなりがちで、外の空気を吸うのも億劫になっている人も多いようです。それは、心身共に不活性な状態であることはご理解いただけると思います。また、外出する場合でも車椅子から自家用車への移動など大変であり、介護タクシーを毎回利用するのも家族にとって大きな負担が付いて回ります。
このため、車椅子を使用しているの子供達、妻、夫、兄弟姉妹、親、恋人、友達と、自由気ままに旅先へ赴き、美しい景色を見て、好きな食べ物を食るなど普通のことを実現することが可能になります。


【車椅子介助用三輪バイク製造の苦労話し】
最も苦労した所は、横幅の制約です。排気量250cc以下の軽二輪に許されたサイズは全長2.5m 全幅1.3m 全高2mと定められています。このサイズは、軽自動車が360cc時代の名残であり、今回車椅子のスペースを確保するためには横幅が非常にネックとなりました。このため、車体のサイドカー側で走行に支障がな部分の突起を取り去り、サイドカー側のタイヤの設置方法、アライメント調整を何度も検討し直しやっと580mmのスペースを確保することが実現できました。さらに、サイドカー側のボディー製作は、島津さん自らがFRPで整形したものです。


【車椅子介助用三輪バイクの予約】
販売は3月下旬から製造開始を目標とし、現在下記ホームページ上で予約を受付ています。
HP:http://freewheel-jp.com/wp/?page_id=574


【フリーホイールとは】
有限会社片山技研の店舗名をフリーホイールと呼んでいます。


【島津の概要】
昭和35年11月30日北海道釧路市生れ。性別男
26歳のときにバイク事故により2年間の入院生活を送る。
障害を抱えて20年経ったときに「障害者だって風を切って走りたい」と思い、自分のために何台か三輪バイクを製作していた。その後この技術で社会貢献できないかと考え、今まで勤めていたIT企業を退社し、少ない蓄えで制作を行っていたが1年ほどで限界に達する。このとき社員募集をしていた片山技研の門をたたき採用いただく。通常業務を行いつつ、アイディア出しの毎日で今回のプロジェクトを発足し、片山社長の力を借り無事一号車完成に至る。情に厚く自分の思いを汲み取っていただけた片山社長に心から感謝をいたします。
「車椅子乗り物クラブ」と称しFacebookでグループを運営(https://www.facebook.com/groups/586124581459345/)し、一人でも多くの車椅子使用者が楽しめる三輪バイクの可能性を示しています。


【会社概要】
有限会社片山技研
神奈川県大和市深見西2-3-26
電話:046-264-2720
e-mail:freewheel@freewheel-jp.com
HP:http://freewheel-jp.com/
店舗名称であるフリーホイールではバイクのカスタムを手がけるプロショップとして、これまで多くの三輪バイクを製作販売しています。この他、太陽光発電部門を手掛けています。


【本件に関するお問合せ先】
有限会社片山技研
担当:島津徹也(しまづてつや)
神奈川県大和市深見西2-3-26
電話:046-264-2720
e-mail:freewheel@freewheel-jp.com
HP:http://freewheel-jp.com/wp/?page_id=574

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  • 2014年01月06日 14:00
  • 福祉
  • 趣味、旅行、レジャー、スポーツ

添付資料

会社概要

商号
有限会社片山技研(ユウゲンカイシャカタヤマギケン)
代表者
片山秋五(カタヤマシュウゴ)
所在地
〒242-0018
神奈川県大和市深見西2-3-26 
TEL
046-264-2720
業種
製造・メーカー(自動車関連)
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
http://freewheel-jp.com/

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