2014年06月27日 16:00

「ワールドカップ 日本×ギリシャ戦」 視聴者感情の推移 ツイッター分析未得点ながら、大迫の惜しいゴールに湧く視聴者

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株式会社 ジャパン・マーケティング・エージェンシー (1968年創業マーケティング・リサーチ企業:本社:東京渋谷区)はFIFAワールドカップでの日本×ギリシャ戦に関しての、視聴者の感情の推移をツイッターの発言を元に分析した。 ゲーム展開に呼応し、ツイッター上でも大迫の惜しいゴールに湧くなど、選手ごとのコメントが増減し、試合展開にリニアなツイートが見られた。 ■対象件数:23,147件

株式会社 ジャパン・マーケティング・エージェンシー (1968年創業マーケティング・リサーチ企業:本社:東京渋谷区)はFIFAワールドカップでの日本×ギリシャ戦に関しての、視聴者の感情の推移をツイッターの発言を元に分析した。(以下敬称略)
ゲーム展開に呼応し、ツイッター上でも大迫の惜しいゴールに湧くなど、選手ごとのコメントが増減し、試合展開にリニアなツイートが見られた。

■分析対象:「#ワールドカップ」という文字列を含むツイッター。
        ただし今回は公式および非公式のリツイートは分析対象から除外した。
■対象期間:2014/6/20  5:00~9:30(試合は日本時間午前7時キックオフ)
■対象件数:23,147件
■分析ソフト:プラスアルファコンサルティング『見える化エンジン』



●試合開始直前からツイート数が急激に増加。試合終了直後にピークを迎える


図1は、試合当日の午前5時から午前9時半までの10分ごとのツイート件数推移である。

図1 2014/6/20 5:00~9:30ツイート件数推移(10分ごと)
試合開始は午前7時だったが、それ以前でも各時点で100件前後のツイートがあった。原文を見てみると、「ルーニー」「スアレス」などイングランド対ウルグアイ戦のつぶやきが多くを占めていた。朝早くから見ていたのだろう。サッカーファンの熱心さに驚くばかりだ。
ツイート件数は午前7時前から急激に増加し、試合終了の午前9時前にピークを迎え、その後急減した。ツイートのリアルタイム性が改めて感じられる。



●試合内容に沿って気持ちが変化。終了後は冷静に次を見据えている

図2は、ツイートをポジとネガに分類したときの時系列推移である。ここでは、「良い」「応援する」「盛り上がる」「惜しい」「すごい」などの言葉をポジティブ、「負ける」「駄目だ」「悪い」「悔しい」「残念だ」「悲しい」などの言葉をネガティブと定義した。
図2 ポジネガ件数推移
全体的にポジティブ表現がネガティブ表現を上回っていることがわかる。また、局所的なピークの(1)~(4)の生声をいくつか見てみると、試合の流れに沿って感情が揺れ動く様子が見て取れる。

(1)大迫の惜しいシュート
「惜しいよお…大迫さんの動きかなりいい」
「大迫ー!惜しかった!」
「おしい!いいシュートだった」
「大久保うまいっ!!」
「本田圭佑いいよ!いいよ!」

(2)香川や川島などの好プレー
「いいぞいいぞ。かがわさん!」
「今日の香川はいいな!」
「かわしまぁいいねー」
「おしいっ!!!!がんばれぇ」
「うわぁぁぁこれも惜しいなぁ!」

(3)スコアレスドローに終わってガッカリ
「試合終了ー 0ー0か。。スッキリしねえなあ。。」
「日本のワールドカップ史上最低最悪の試合」
「朝からがっつりワールドカップ見てしまたー!引き分けかぁー悔しいねぇ」
「終わった。悲しいのぉ」
「だめだー」
「情けない」
「明日からの人生が暗い」

(4)気持ちを切り替え次の試合を見据える
「ずっと応援してましたちょっと悔しいです。まだあります!!!頑張ってください!#」
「引き分け、お疲れ様でした。次の相手は、コロンビア。めちゃくちゃ強い相手だけど、ワールドカップは何が起こるか分からないから面白いっ??全力で応援しますっ」
「今日一番良かったのは、やっぱり好セーブした川島ですかね」
「ワールドカップ出場でさえ夢だった日本代表が当然のように本戦行けてること自体すごいことですよ 」
「ワールドカップに出場するだけでもすごいと思うの」
「結果はどうであれ、とにかく勝ち点1ゲット!ポジティブ、ポジティブに!最低でもワールドカップ日本代表の試合をもう1試合応援出来るで!」
「やっぱワールドカップ楽しいな」
おもしろいのは、試合直後はネガが優勢だったものの、しばらくするとポジに逆転していることだ。「試合に勝てなくて悔しいけど、次があるさ!」と、気持ちを切り替えようとしているのがわかる。




●香川への言及が最も多いが、ポジティブな表現では大迫がトップ

図3は選手ごとの言及件数のグラフ、図4は選手ごとのポジネガ表現別のグラフである。

図3 選手ごとの言及件数
図3を見ると、言及数が一番多かったのが香川で、以下本田、大久保、大迫と続く。
一方、図4のポジネガ表現別件数を見ると、全体件数では4位であった大迫がポジティブ表現の1位になっている。大迫の活躍が印象に残ったようだ。



●まとめ

今回の分析からは、試合内容にリンクしながらリアルタイムでツイートされている様子が見られ、「イベントを皆で共有する」ためにツイッターが利用されていることが改めて浮き彫りになったように思われる。また、ツイート内容からは、試合は残念な結果に終わったもののすぐに前向きに切り替えようとする気持ちの変化もうかがえた。



●お問い合わせ先
  (※受付時間 平日10:30~12;30/13:30~18:00)
   株式会社 ジャパン・マーケティング・エージェンシー (略称JMA)
       業務内容:マーケティングリサーチ
          東京都渋谷区宇田川町13-11 KN渋谷1ビル 6階
          担当者: 企画部 牛堂
    TEL:03-3496-0131  FAX:03-3464-7996
    e-mail:mushido@jma-net.com

【参考】:選手別ツイートのレーダーチャート

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