2014年10月15日 11:00

米国バイオ医薬品企業 がん関連の治療と予防のためにおよそ800種類の医薬品とワクチンを開発中 ~PhRMA最新レポート「開発中のがん関連医薬品(2014年)」より~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ワシントンD.C 2014年10月6日:米国研究製薬工業協会(Pharmaceutical Research and Manufacturers of America:PhRMA)はこのたび、「開発中のがん関連医薬品」に関する最新レポートを発表致しました。

※当資料は、米国研究製薬工業協会米国本部が、現地時間2014年10月6日に発表した報道資料の抄訳を日本でまとめたものです。

ワシントンD.C 2014年10月6日:米国研究製薬工業協会(Pharmaceutical Research and Manufacturers of America:PhRMA)はこのたび、「開発中のがん関連医薬品」に関する最新レポートを発表致しました。

「Medicines in Development for Cancer(開発中のがん関連医薬品)」レポート全文は以下をご参照ください (英文のみ。)
http://www.phrma.org/sites/default/files/pdf/2014-cancer-report.pdf

米国がん協会(ACS)によれば、米国においてがんは死因の第2位となっており、がん患者は死亡者全体の約4分の1を占めています。2014年だけでも160万人以上の米国人が新たにがんと診断される見込みで、このうち60万人近くが年内にがんによって死亡すると予測されています。

がん治療の現状について、PhRMAのジョン・J・カステラニ理事長は次のように述べています。
「過去数十年の間に、寿命の延長、QOL(生活の質)の改善、および生産性の向上に寄与する、がんの効果的な治療法開発はめざましい進展を遂げました。がんの発症について、また様々ながん治療薬による薬物治療に関する私たちの知識が広がった今、さらに効果的な治療が可能になりました」。

最新レポートに詳述されている通り、バイオ医薬品研究企業は、200以上の異なる疾病の集合体であることが判明している、がんと闘うため、現在もなお、医薬品を用いた新たな治療法開発を模索しています。研究者たちは、既存の医薬品の単独使用、あるいは異なる方法を組み合せた治療の実験を行い、現行の標準治療に比べて、さらに効果的に多様な種類のがんを治療するための方法も探求しています。

またカステラ二理事長は、こうしたがん治療薬の研究開発に関して、次のように述べています。

「がんによる死亡率は、過去40年の間に着実に減少してはいますが、その犠牲者の数は依然として驚異的に多いままです。こうした状況において、バイオ医薬品企業の研究者たちは、複雑な課題に怯むことなく、がん患者のための新たな治療法の開発に取り組んでいるのです」

現在臨床試験中か米国食品医薬品局による審査中の段階にある771種類の医薬品とワクチンの内訳は、以下の通りです。(※1製剤で2種以上の疾病治療を目的に開発されている新薬を含む)

-肺がん用:98種類
-白血病用:87種類
-リンパ腫用:78種類
-乳がん用:73種類
-皮膚がん用:56種類
-子宮がん用:48種類

今回のレポートでは、がん治療のさらなる進化を実現させるために、バイオ医薬品研究企業が大学病院/政府/非営利団体とどのように連携しているか、というトピックに焦点を当てています。このような官民のパートナーシップにより、多様性に富んだ思考と経験が積極的に治療に活用され、重複投与の危険性も低減できるのです。その最終目標は、治療法の開発に必要な時間を短縮し、がん患者のための治療法の選択肢を拡大させることです。

カステラニ理事長は、10月9日に行われる「がん治療の潮流の変化に関する全米会議(Turning the Tide Against Cancer National Conference)」において、バイオ医薬品の研究者たちが科学的な課題や障害に屈せずに共同研究と献身を続けることの重要性について語る予定です(註:10月6日時点)。PhRMAは、がんに関する研究と治療の展望を議論するために業界/擁護団体/学界/政府の思想的リーダーたちが一堂に集結するこの会議において、栄誉あるスポンサーを務めています。

●「がん治療の潮流の変化に関する全米会議(Turning the Tide Against Cancer National Conference)」詳 細については以下をご参照ください(英文のみ)
http://turningthetideagainstcancer.org/

【補足情報】
● Webページ:開発中のがん関連医薬品についての詳細(英文のみ)
http://www.phrma.org/research/cancer
● 動画:現在のがん治療の有用性(英文のみ)
http://www.phrma.org/cancer

● 米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMAは、米国で事業を行なっている主要な研究開発志向型製薬企業とバイオテクノロジー企業を代表する団体です。加盟企業は新薬の発見・開発を通じて、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000年からの累計では5,500億ドル以上に達し、2013年単独でも推定で511億ドルになりました。

● 米国研究製薬工業協会(PhRMA)東京オフィス
PhRMA東京オフィスは、米国の研究開発志向型製薬企業の日本法人で構成されており、画期的新薬が開発できる環境や患者さん中心の医療制度の確立に向けて25年以上に渡って活動を続けています。加盟企業は、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アッヴィ合同会社、MSD株式会社、セルジーン株式会社、日本イーライリリー株式会社、バイオジェン・アイデック・ジャパン株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ株式会社、ムンディファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社(五十音順)の10社です。

● PhRMA東京オフィスホームページ: http://www.phrma-jp.org
● PhRMAホームページ: http://www.phrma.org

【本件に関するお問い合わせ】
米国研究製薬工業協会(PhRMA)広報事務局
(株式会社ジャパン・カウンセラーズ内)
TEL:03-3291-0118
FAX:03-3291-0223
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp
担当:村田/青木/齋木/三谷
〒101-0065 東京都千代田区西神田1-3-6 ウエタケビル4F

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 医療、福祉

会社概要

商号
米国研究製薬工業協会(ベイコクケンキュウセイヤクコウギョウキョウカイ)
代表者
ハンス・クレム(ハンス・クレム)
所在地
〒105-0001
東京都港区虎ノ門3-7-8 ランディック第2虎ノ門ビル 4階
TEL
03-5408-1061
業種
医療・福祉・健康関連
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
http://www.phrma-jp.org/

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.