2015年12月28日 11:00

Microchip社のLoRa(R)無線モジュールがLoRa Allianceによる世界初の認証を取得: 長距離かつ低消費電力のIoTネットワーク相互運用性を確保

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スタック内蔵のRN2483を今後全ての認証でリファレンス モジュールとする「ゴールデン ユニット」に認定: 長距離かつ低消費電力のLoRa無線ネットワークの利用が簡単に

[NASDAQ:MCHP] - マイクロコントローラ、ミックスドシグナル、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであるMicrochip Technology Inc.(日本支社: 東京都港区浜松町、代表: 吉田洋介 以下Microchip社)は本日、RN2483 LoRa(R)モジュールが世界で初めてLoRa AllianceのLoRaWANTM認証プログラムに合格した事を発表しました。RN2483モジュールはLoRa Allianceの認定機関であるEspotelのテストラボにて第三者試験を受け、免許不要の868 MHz帯での動作に関する最新のLoRaWAN 1.0プロトコル仕様の機能要件をクリアしました。これにより、設計者はエンドデバイスをあらゆるLoRaWANに迅速かつ簡単に接続できるようになります。LoRaWAN規格はInternet of Things (IoT)、M2M (Machine-to-Machine)に向けた低データレートの無線通信規格で、最長10マイルの通信距離と10年のバッテリ寿命を実現する他、数百万個の無線センサノードをLoRaWANゲートウェイに接続できます。

Microchip社のLoRa製品の詳細はhttp://www.microchip.com/LoRa---121715aを参照してください。また、Embedded WorldのMicrochip社ブース (ホール1、ブース1-510)ではRN2483モジュールの使いやすさをご覧頂けます。

「LoRa Alliance公認の認証プログラムが開始した事は、セキュアなキャリアグレードLPWAN (Low-Power Wide Area Network)に関するオープンな規格を標準化するというLoRa Allianceのミッションに向けた重要な一歩です。弊社がLoRaWAN 1.0仕様のモジュール認証に合格した最初の、そして唯一の企業である事を光栄に思います」とMicrochip社無線製品部門副社長でLoRa Alliance戦略委員会の委員長を務めるSteve Caldwellは述べています。「この認証プログラムにより、お客様には特定用途向けのエンドデバイスがあらゆるLoRaWANネットワークで動作するという安心感が生まれます。これはLPWANを使ったIoTを世界的に展開していく上で欠くことのできない要件です。」
「Microchip社は十分な準備を重ねて認証試験に臨んでおり、試験中のMicrochip社のエンジニアのアプローチは実にプロフェッショナルで綿密なものでした」とEspotel社LoRaWANテストサービス担当プロダクト オーナーのJouko Nikula氏は述べています。「弊社も今後テストおよびリサーチラボでLoRaWANの認証、相互運用性、性能試験を開発していく上で、Microchip社のRN2483モジュールをベンチマーク製品として使う予定です。」
認証プログラムが発足する前から、Microchip社のLoRa開発チームは全ての主要なLoRaWANネットワーク インフラストラクチャ ベンダーと徹底的な検証および相互運用性試験を実施しており、LoRaWANエコシステムの中では既にゴールデン ユニットとしての評価を得ていました。LoRaコア ネットワーク プロバイダ大手OrbiWise社CTO Peter Kaae Thomsen氏は、同社のUbiQネットワーク ソリューションの試験に使うリファレンス デバイスとしてRN2483モジュールを採用済みであると証言しています。
Gartnerによると、2020年にはインターネットに接続されるモノの数が250億台に達すると予測されています。IoT市場が爆発的な成長を続ける一方、開発者にとっては限られたリソースでシンプルかつ堅牢なインフラストラクチャを構築する事が課題です。このため、総保有コストを最小限に抑えつつ短期間で容易に設計でき、相互接続性に優れ、全国規模での展開が可能なソリューションが必要とされています。Microchip社の433/868 MHz RN2483 LoRaWANモジュールは欧州R&TTE指令に適合した無線モジュールで、短期間かつ低コストの開発が可能です。さらに本モジュールは17.8 x 26.7 x 3.0 mmと小型ながら14個のGPIOを備え、わずかな占有スペースで多数のセンサおよびアクチュエータ等と接続できます。
RN2483モジュールはLoRaWANプロトコル スタックを内蔵しており、既に運用中のプライベートLANおよび通信事業者の公共ネットワークの両方を含め、現在急速に拡大中のLoRa Allianceインフラストラクチャと容易に接続して全国規模でLPWAN (Low Power Wide Area Network)を構築できます。また、スタック内蔵であるため本モジュールをMicrochip社の数百種類に及ぶPIC(R)MCUを含めUARTインターフェイスを備えた任意のマイクロコントローラと組み合わせて使う事ができます。さらに、RN2483はシンプルなASCIIコマンド インターフェイスをサポートしており、簡単に設定と制御を行う事ができます。
RN2483モジュールはこれまで無線開発における長年のジレンマであった通信距離と消費電力のトレードオフを解消します。LoRaテクノロジを採用する事で通信距離の延長と消費電力の低減を両立でき、リピータのコストも削減できます。さらに、RN2483はAES-128暗号化にも対応しており、ネットワーク通信を強力なセキュリティで保護できます。
優れたスケーラビリティ、堅牢な通信、モビリティ、屋外環境での動作という条件を満たしたRN2483は、低データレートの無線監視および制御設計に幅広く応用できます。IoTおよびM2Mアプリケーションの例としては、スマートシティ(街灯、駐車場、交通センサ)、エネルギ計測(電力/水道/ガスのスマートメータ)、産業/商業/ホームオートメーション(HVAC制御、スマート アプライアンス、セキュリティ システム、照明)等があります。

在庫/供給状況と開発サポート
Microchip社のRN2483は現在量産出荷中です。サンプルはMicrochip社または正規販売代理店にお問い合わせください。開発ボードのRN2483 LoRaテクノロジPICtailTM/PICtail Plusドータボード(製品番号: RN-2483-PICTAIL)と868 MHz RN2483 LoRaテクノロジモート(製品番号: DM164138)も現在販売中です。詳細はMicrochip社または正規販売代理店にお問い合わせ頂くか、Microchip社のウェブページ(http://www.microchip.com/LoRa---121715a)をご覧ください。

リソース
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください(掲載に許可は不要です)。
- モジュールの写真:http://www.microchip.com/Module-121715a
- ブロック図:http://www.microchip.com/Diagram-121715a

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Espotel社について
Espotel社(http://www.espotel.com)は、組み込みシステムおよび産業用インターネット アプリケーション開発およびテストサービスのトッププロバイダです。テクノロジの最先端に立ち、一流のテクノロジ企業をパートナーに持ち、電子機器およびシステムの開発経験が豊富なEspotel社は、国際的に広範なカスタマベースを構築しています。オフィスはフィンランド、ポーランド、スウェーデンにあります。2014年に2500万ユーロの売上高を記録した後も成長と収益の継続を示しており、技術力のさらなる向上と卓越した顧客サービスに注力しています。

Microchip社について
Microchip社(NASDAQ:MCHP)は、マイクロコントローラ、ミックスドシグナル、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであり、全世界で数千を超える各種アプリケーションで、低リスクの製品開発、総システムコストの削減、迅速な商品化の実現に貢献しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社のウェブページ(http://www.microchip.com/Homepage-121715a)をご覧ください。



詳細については、以下にお問い合わせください。
Daphne Yuen (Microchip
(メール: daphne.yuen@microchip.com)





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