2016年03月17日 10:00

西欧原理との棲み分けと紛争回避をイスラーム法で考える『イスラームとの講和 文明の共存をめざして』(集英社新書)、3月17日(木)発売!

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イスラームへの無理解と差別に根ざした欧米社会における軋轢。シリア内戦に伴う難民をはじめ、混迷を深める中東情勢。「文明の衝突」への憂慮から、これまで諸宗教や世俗主義者間の対話が様々な所で行なわれてきたが、「対話」は、残念ながら現実の紛争を止める力にはなりえなかった。もはや、これ以上の犠牲を避け、共存をめざすために「講和」を考える段階に来ているのではないか。その理路と道筋を、世界に先駆けて語り合う。

内田樹氏(思想家)推薦!
「本書はいくつか決定的に新しい知見を含んでいる。一つは欧米とイスラーム世界の共生は不可能だという思い切った断定である。内藤先生はこう述べる。
〝西欧とイスラームとの関係について、私は、もはや両者の関係は『水と油』、どこまでいっても交わることのないものであるという現実を直視した上でないと衝突を抑止できないと考えている。
どちらかが相手をねじ伏せることも、啓蒙することもできない〟西欧とイスラーム圏の間は〝戦争〟状態にあり、最優先課題は〝停戦〟だというのである。
そして、〝講和〟を実現するために国際政治的・法技術的に何がなされるべきかを本書は具体的に示す」



集英社新書『イスラームとの講和 文明の共存をめざして』
[著者] 内藤正典(ないとう・まさのり)、中田考(なかた・こう)
[発売日] 2016年3月17日(木)
[定価] 本体760円+税
[ISBN] 978-4-08-720825-2
[WEBサイト] http://shinsho.shueisha.co.jp/
【目次】
はじめに 「文明の衝突」を超えるために 内藤正典
序章 世俗主義とイスラームの衝突
第一章 難民
第二章 新覇権主義時代の到来
第三章 講和という方法
第四章 日本がイスラーム世界と向き合うために
補遺 イスラーム法の講和規定について 中田考
おわりに 西欧の「普遍理念」という偶像の時代の終焉 中田考


【著者プロフィール】
内藤正典(ないとう・まさのり):1956年東京都生まれ。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。『トルコ 中東情勢のカギをにぎる国』(集英社)、『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』『イスラムの怒り』『イスラム―癒しの知恵』(集英社新書)他著書多数

中田考(なかた・こう):1960年岡山県生まれ。イスラーム学者。同志社大学客員教授。『カリフ制再興』(書肆心水)、『イスラーム法とは何か?』(作品社)、『イスラーム 生と死と聖戦』『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』(集英社新書)他著書多数。



【問い合わせ先】 集英社広報部 電話03-3230-6314

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会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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