2017年07月19日 10:30

Bluetooth SIG、Bluetooth meshを発表

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Bluetooth Special Interest Groupは、米国時間 2017 年 7 月 18 日、簡単で安全なワイヤレス接続のグローバルスタンダードである Bluetooth(R)技術がmeshネットワークをサポートすると発表しました。新しい mesh機能は多対多(M:M)間のデバイス通信を可能にし、大規模なデバイスネットワーク構築に最適化されています。

Bluetooth Special Interest Group(本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG)は、米国時間 2017 年 7 月 18 日、簡単で安全なワイヤレス接続のグローバルスタンダードである Bluetooth(R)技術がmeshネットワークをサポートすると発表しました。新しい mesh機能は多対多(M:M)間のデバイス通信を可能にし、大規模なデバイスネットワーク構築に最適化されています。Bluetooth meshは、数十、数百、数千のデバイスによる安全かつ高信頼性で相互通信を必要とするビルオートメーションやセンサーネットワークなどの IoTソリューションに最適な技術です。

Bluetooth SIG のエグゼクティブディレクターであるマーク・パウエルは、次のように述べています。「Bluetooth技術がmeshネットワークをサポートしたことで、Bluetoothメンバーコミュニティによるイノベーション指向が継続して、将来性のある新たな市場の発展に寄与するでしょう。コネクテッドデバイス市場が Bluetooth Low Energyの導入後に急成長を遂げたように、ビルディングオートメーションやワイヤレスセンサーネットワークなど、初期段階にある市場の急成長を促進するうえで、Bluetooth meshネットワークは重要な役割を果たすと信じています」。

産業グレードのソリューション
ワイヤレスmeshネットワーク技術が見据える巨大市場は、商業ビルディングとファクトリーオートメーションです。これらの市場は産業グレードのソリューションが求められます。Bluetooth meshは以下の機能を独自に提供します。

・信頼性
:単一障害点をもたない本質的な自己修復ネットワークを実現
・拡張性:産業グレードのパフォーマンスとして、数千個におよぶノードをサポート
セキュリティ:既知のあらゆる攻撃から保護する、産業グレードのセキュリティを提供

実証されたグローバルな相互運用性
市場の発展にはマルチベンダーの相互運用性が欠かせないことが繰り返し示されています。
Bluetooth meshは、さまざまなベンダーの製品が確実に連携して機能する、実証されたグローバルな相互運用性を実現します。

フルスタックソリューション:低レベルの無線から高レベルのアプリケーション層までのすべてを定義する優れたフルスタック手法により、Bluetooth 技術のあらゆるレベルのテクノロジが完全に規定。
・相互運用性を重視した仕様:仕様の公開後ではなく、仕様の開発プロセス中にマルチベンダーの包括的な相互運用性テストを実施済み。
洗練されたツールとプロセス:Bluetooth SIGは、マルチベンダー間の相互運用性の確保に必要な認定ツールとプロセスを過去20年にわたって提供。

LEDモジュールの製造を行うFulham社のグローバルマーケティング・ビジネスデベロップメントの担当副社長を務めるラス・シェアル氏 (Russ Sharel)は、次のように述べています。「マルチベンダーの相互運用性は、特定の市場がどれだけ早く発展するかを決める大きな要因となります。マルチベンダーに相互運用性があり、無線で照明を操作できる規格がついに登場したことを嬉しく思います。Bluetooth meshネットワークはマーケット規模や機能を拡大していくでしょう」。

高信頼性の技術
開発者にとってどのmeshネットワーク技術を選択するかは重要な要素であり、ソリューションの成否を握る要因となります。Bluetooth技術を選択すれば開発者はソリューションの機能向上と市場投入までの時間を短縮できます。

付加価値サービス:Bluetooth技術で構築したmeshネットワークは、資産追跡やナビゲーションなどの追加サービスをサポート可能。
成熟したエコシステム:Bluetoothエコシステムは、市場投入までの時間を短縮するツールやサービスを有する最良の技術です。
世界的なブランド認知:Bluetoothは、無線接続を代表するシンプルかつ安全で高信頼性の世界的ブランドです。

Bluetooth SIGのmeshワーキンググループのチェアマンを務めるSilvair社のプレジデント兼 CTOを務めるシモン・スルピク氏は、次のように述べています。「ビルオートメーション市場は、コネクテッドライティングにますます重点が置かれており、施設全体にわたって自動化サービスを提供するプラットフォームとしての役割が重視されています。Bluetooth meshネットワーク技術で構築されたスマートライティング・プラットフォームは、資産追跡、POI(Point of Interest)、ナビゲーションの各サービスもサポートします。こうした付加価値機能があるからこそ、meshネットワークを実現する理想的な技術はBluetoothであると我々は信じています」。

また、テクノ・システム・リサーチのマーケティングアナリスト、丹羽健氏は次のように述べています。「Bluetooth meshネットワーク技術の登場により産業用IoT、スマートシティ、そしてスマートホームといったIoT実現へ大きく前進するでしょう。Bluetooth Low Energy機器が急速に拡大する中、mesh技術を用いたさらなる用途拡大が期待されます。」

Bluetooth mesh提供時期
本日よりBluetooth meshネットワークの仕様と、meshネットワークをサポートするBluetooth製品の認証に必要なツールが、Bluetooth SIGのWebサイトから入手できます。Bluetooth meshネットワークはBluetooth 4.0以降のコア仕様と互換性があり、Bluetooth Low Energy上で動作します。

Bluetooth meshに関する詳細は下記のWebサイトをご覧ください。
www.bluetooth.com/mesh


Bluetooth(R) 無線技術について
Bluetooth無線技術は、簡単かつ安全な接続を実現する世界的な無線規格です。32,000社を超える企業で構成される世界的なコミュニティが推進するBluetooth技術は、身の回りの幅広い「接続されたデバイス」の統合、調和、イノベーションを実現します。協同的な創造と共有された技術規格を通じて、Bluetoothは世界中のユーザーに、シンプル、安全、そして豊かな技術体験を提供します。

Facebook(日本語): https://www.facebook.com/Bluetooth.Japan/
Twitter(日本語): https://twitter.com/Bluetooth_Japan

<本件に関する報道関係者からの問い合わせ先>
Bluetooth SIG 広報事務局(合同会社NEXT PR内)
TEL: 03-4405-9537
担当:有本、本間
e-mail: bluetooth@next-pr.co.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
Bluetooth SIG, Inc.(ブルートゥースエスアイジーインク)
代表者
Mark Powell(マーク パウエル)
所在地
〒108-6028
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA 棟 28階
TEL
03-6717-6038
業種
通信・インターネット
上場先
未上場
従業員数
50名未満
会社HP
https://www.bluetooth.org/ja-jp
公式ブログ
http://blog.bluetooth.com/

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