2018年03月07日 09:00

画面のデザインを認識して、設計データをリバース生成するAI「AISI∀ Design Recognition」サービス開始 トライアルとオープニングキャンペーンも同時スタート

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株式会社システムインテグレータ(代表取締役社長:梅田弘之、東証1部 証券コード3826、以下「当社」)は、アプリケーションソフトやECサイトなどの画面から、使われている部品や文字、配置情報を画像認識して設計データをリバース生成するAIサービス「AISI∀ Design Recognition(アイシア デザイン・レコグニション、以下「AISI∀-DR」)」を2018年3月7日から販売開始しました。

◆AISI∀-DRによる設計データ逆生成
AISI∀-DRは、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)技術を使って実画面から設計データをリバース生成するAIサービスです。アプリケーションソフトウェア画面を画像認識して、どのようなコントロールがどう配置されているかを認識し、設計データとして取り出すことができます。

図1のように、(1)画面からオブジェクト(部品)を検出する、(2)部品の種類や文字、位置を認識する、(3)取得した情報をもとに設計データを生成する、という3つの連続した処理で実際の画面から設計データを逆生成します。
◆AISI∀-DRの処理概要
(1)オブジェクト(部品)検出
画面の中からコントロールを検出する処理です。一般のオブジェクト検出AIは人や自動車など3次元のものが対象ですが、2次元の画面内コントロール部品を検出するという特殊な用途なので、独自にオブジェクト検出機能を作成して高い検出率を達成しています。

(2)認識
・部品認識(コントロール種類判定)
検出したオブジェクトが「ラベル」なのか「テキストボックス」なのかという部品認識は、ディープラーニングのCNN(畳み込みニューラルネットワーク)アルゴリズムを使っています。さまざまなアプリケーション画面で学習済なので、ユーザーは一から学習しなくてもすぐに利用できます。

・文字認識
「ラベル」や「ボタン」、「テキストボックス」などに書かれている文字は、設計データとしても重要です。そのため、オブジェクトに含まれている文字をAI技術を使ったOCR(光学文字認識)により読み取っています。

・位置認識
抽出・判定した設計データをもとに画面設計書を自動生成するためには、部品の位置や大きさの情報も必要です。そのため必要な座標情報も一緒に読み取っています。

(3)生成
抽出・判定した設計データは、「SI Object Browser Designer(OBデザイナー)」に出力し、簡単に画面設計ができます。

◆AISI∀-DRの処理結果
図2は、AISI∀-DRを使ってデザイン認識した結果の画面です。アプリケーション画面は、一般にコントロールと呼ばれる部品で構成されています。コントロールには、値を入力する「テキストボックス」、説明文字の「ラベル」、選択に使う「ラジオボタン」や「チェックボックス」、押しボタン「ボタン」、画面を切り替える「タブ」、プルダウンで候補を表示する「リストボックス」などがあります。

AISI∀-DRは、画面からコントロールを個別認識して、コントロール単位で設計データとして取り出します。画面1を見ると、AIが認識したコントロール種別ごとに色分けし、文字情報や位置情報もそのままリバースされていることがわかります。
◆AISI∀-DRから「SI Object Browser Designer(OBデザイナー)」への連携
「SI Object Browser Designer(OBデザイナー)」は、アプリケーションソフトウェアを設計するCAD(コンピュータを使った設計)ツールです。この製品は、これまでWordやExcelなどで手書きしていたソフトウェア設計書作成作業をCAD技術により効率化する設計ツールで、その先進的な発想で平成27年に特許を取得しています。

AISI∀-DRは、シームレスに実際の画面情報から抽出した設計データをOBデザイナーに取込むことができます(図2)。その結果、「出来上がった画面から設計情報を逆生成し、以後のメンテナンスはOBデザイナーで効率的に行う」という理想的な使い方ができるようになりました。
◆ホームページでトライアルも可能
自社のアプリケーション画面に対する認識率を簡単に確認できるデモサイトも用意しています。「画面キャプチャーを取る」 → 「デモサイトに画像をアップして認識する」という簡単な手順で、画面1のような認識結果がリアルタイムに表示されますので、お気軽に試してみてください。
https://aisia-dr.sint.co.jp/

◆特許出願中 ※出願番号「2017-181768」
「設計書からアプリケーションを作成する」という通常の流れと真逆で、「実際の画面から設計書をリバース生成する」という発想はこれまでにない画期的な考え方として特許出願しております。

◆AISI∀ Design Recognition価格

※画像の上限数およびご利用期間(月単位)による料金体系となります。
(例:100画像を2ヶ月間でご利用いただく場合…
基本料金 ¥1,200,000 + クラウド月額2ヶ月分¥300,000 = ¥1,500,000となります。)
※お申込にあたりましては、別途SI Object Browser Designerのライセンスが必要です。
SI Object Browser Designerの価格につきましては以下のホームページをご覧ください。
https://products.sint.co.jp/obdz/price

◆オープニングキャンペーン
2018年3月7日~2018年7月末までにAISI∀-DRをお申し込みいただいた方には、画像数を+30画像分ご提供するキャンペーンを実施します。AISI∀-DRで多くのシステム画面をOBデザイナーに移行するほど、OBデザイナーの「設計標準化」「変更管理」「影響範囲検索」の導入効果を発揮することができます。ぜひこの機会にお申し込みください。

◆今後の販売計画
現在急拡大しているクラウドを利用したシステム設計でも、AISI∀-DRを幅広く使うことができます。AISI∀-DRおよびSI Object Browser Designerの利用者増加を見込み、2018 年度から 3 年間で約 1億 円、SI Object Browserシリーズ全体では、同年から3年間で約20億円の販売を見込んでおります。



【システムインテグレータについて】
会社名:株式会社システムインテグレータ
証券コード:3826 (東証第一部)
所在地:埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 ランドアクシスタワー32階
設立:1995年3月
代表者:代表取締役社長 梅田 弘之
資本金:3億6,771万円
URL:http://www.sint.co.jp/
事業内容:
・AIを使った製品・サービスの企画開発および販売、AI関連のソリューションの提供・支援およびコンサルティング。
・パッケージソフトウェアおよびクラウドサービス(SaaS)の企画開発・販売、コンサルティング(ECソフト、ERP、開発支援ツール、プロジェクト管理ツール、プログラミングスキル判定サービスなど)


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社システムインテグレータ
Object Browser事業部:後迫
TEL:03-5768-7979
E-mail:obdz@sint.co.jp

※記載されている商品名は、各社の商標または登録商標です。
※本広報資料の転送/引用は、ご自由にご利用下さい。

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

株式会社 システムインテグレータ
商号
株式会社 システムインテグレータ(カブシキガイシャ システムインテグレータ)
代表者
引屋敷 智(ヒキヤシキ サトシ)
所在地
〒330-6032
埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2 ランド・アクシス・タワー(明治安田生命さいたま新都心ビル)32階
TEL
048-600-3880
業種
ソフトウエア
上場先
東証スタンダード
従業員数
500名未満
会社HP
http://www.sint.co.jp/
IR情報
http://www.sint.co.jp/ir/index.html
公式ブログ
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