2019年04月02日 11:00

Microchip、宇宙アプリケーションを拡張する「市販民生品から耐放射線品および耐放射線強化」Arm(R)コアMCUを発表

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NewSpaceから重要な宇宙ミッションまで、宇宙アプリケーションの設計者は、各種放射線要件に合わせてミッション全体を開発すると同時に、設計期間を短縮し、コストを低減する必要があります。このトレンドをサポートするため、Microchip Technology Inc. (日本支社: 東京都港区浜松町、代表: 吉田洋介 以下Microchip社)は本日、民生品利用(COTS)技術の低いコストと大きなエコシステムという利点を備えていながら、宇宙環境に対応する各種レベルの耐放射線性能版を揃えた、宇宙産業向けArm(R)ベース マイクロコントローラ(MCU)を発表しました。車載認証済みSAMV71を基にしたSAMV71Q21RT耐放射線MCUとSAMRH71放射線耐性強化MCUは、広く普及しているArm(R) Cortex(R)-M7システム オンチップ(SoC)を実装し、宇宙システムで高集積化、低コスト化、高性能化を実現できます。

SAMV71Q21RTとSAMRH71を使うと、ソフトウェア開発者は宇宙グレード部品に移行する前にSAMV71 COTSデバイスを使って実装を始められるため、開発期間とコストを大幅に節約できます。両デバイスともSAMV71のソフトウェア開発ツールチェーンを全て利用でき、同じエコシステム(例:ソフトウェア ライブラリ、ボードサポート パッケージ(BSP)、オペレーティング システム(OS)の移植の最初の段階)を使う事ができます。COTSデバイスを使った予備開発が完了したら、高信頼性プラスチック パッケージまたは宇宙グレード セラミック パッケージの耐放射線または放射線耐性強化版にソフトウェア開発を移行できます。SAMV71Q21RT耐放射線MCUはCOTSマスクセット全体を使用しており、ピン互換であるため、COTSから宇宙グレード品への移行が簡単です。
SAMV71Q21RTの耐放射線性能は、地球低軌道(LEO)衛星コンステレーション、ロボット工学等のNewSpaceアプリケーションに理想的です。一方SAMRH71は、ジャイロスコープ、スタートラッカ機器等のよりクリティカルなサブシステムに適した耐放射線性能を備えています。SAMV71Q21RT耐放射線デバイスは30 krad (Si)のTIDとラッチアップ耐性を確保しており、重イオン入射に影響されません。どちらのデバイスも、シングルイベント ラッチアップ(SEL)に対して62 MeV/( mg /cm⊃2;)までの耐性を持っています。

AMRH71放射線耐性強化MCUは、深宇宙アプリケーション向けに専用設計されており、以下の耐放射線性能を目標としています。
・100 krad (Si)を超えるTID
・システムによる緩和策を使わないで最大20 MeV/(mg/cm⊃2;)までのSEU (Single Event Upset) LET (Linear Energy Transfer)の発生なし
・SEFI(シングルイベント ファンクショナル インタラプト)が発生しないように設計する事で全メモリの整合性を確保

SAMV71Q21RTとSAMRH71はArm Cortex-M7コアを採用しており、高性能と低消費電力動作が特長で、航空宇宙アプリケーションに長い動作寿命を提供します。放射線の影響に対して保護するため、またシステムによる緩和策を管理するため、本デバイスのアーキテクチャは、エラー訂正コード(ECC)メモリ、整合性チェックモニタ(ICM)、メモリ保護ユニット(MPU)等のフォルト管理およびデータ インテグリティ機能を備えています。SAMV71Q21RTとSAMRH71は宇宙システムのコネクティビティ要件の変化に対応するため、CAN FDおよびEthernet AVB/TSN機能も備えています。さらに深宇宙アプリケーションをサポートするため、SAMRH71は制御と最大200 Mbit/sの高速データ管理のための専用SpaceWireおよびMIL-STD-1553インターフェイスを備えています。
「Arm Cortex-M7採用 MCUである耐放射線SAMV71Q21RTと放射線耐性強化SAMRH71は、実証済みのSoCアーキテクチャを車載から航空宇宙アプリケーションにもたらします」とMicrochip社の航空宇宙および防衛部門副社長のBob Vampolaは述べています。「Microchip社の「COTS-to-radiation-tolerant and radiation-hardened(民生品から耐放射線品および耐放射線強化へ)」アプローチとこれらのデバイスを組み合わせると、設計者は宇宙グレード品を使った開発の前に、低コストの試作をすぐに始められます。」

開発ツール
設計プロセスを簡単にし、市場投入までの期間を短縮するため、ATSAMV71-XULT評価用ボードを提供いたします。SAMV71Q21RTとSAMRH71はAtmel Studio統合開発環境(IDE)でソフトウェア ライブラリを使った開発とデバッグが可能です。 両デバイスとも2019年半ばまでにMPLAB(R) Harmony version 3.0でサポート予定です。

在庫/供給状況
CQFP256セラミック パッケージのSAMRH71は本日よりサンプル出荷を開始いたします。SAMV71Q21RTは本日より以下4製品の量産出荷を開始いたします。
・SAMV71Q21RT-DHB-E: 試作用セラミックQFP144パッケージ
・SAMV71Q21RT-DHB-MQ: 宇宙グレード セラミックQFP144パッケージ、QMLQ相当
・SAMV71Q21RT-DHB-SV: 宇宙グレード セラミックQFP144パッケージ、QMLV相当
・SAMV71Q21RT-DHB-MQ: プラスチックQFP144パッケージ、AQEC高信頼性認証済み
詳細と製品のご購入はMicrochip社または正規販売代理店にお問い合わせください。

リソース
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください(掲載に許可は不要です)。
・アプリケーション画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/46749696124
・SAMV71Q21RT製品画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/46749696434/in/photostream/
・SAMRH71製品画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/46749696894

Microchip Technology社について
Microchip Technology社(以下、Microchip社)はスマート、コネクテッド、セキュアな組み込み制御ソリューションの半導体トッププロバイダです。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、リスクを低減する最適な設計を作成し、総システムコストの削減、迅速な商品化を実現できます。Microchip社は産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場で125,000社を超えるお客様にソリューションを提供しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(http://www.microchip.com) をご覧ください

詳細については、以下にお問い合わせください。
Daphne Yuen (Microchip社): daphne.yuen@microchip.com

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン株式会社(マイクロチップテクノロジージャパンカブシキガイシャ)
代表者
吉田 洋介(ヨシダ ヨウスケ)
所在地
〒105-0013
東京都港区浜松町 1-10-14 住友東新橋ビル3号館4階
TEL
03-6880-3770
業種
その他IT関連
上場先
その他

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