2019年06月24日 11:00

Microchip、同社の最高精度の原子時計の性能向上を発表

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[NASDAQ: MCHP] - 計量、深宇宙研究、全地球的航法等のアプリケーションに高精度の周波数とタイミングを提供する手段として市販のメーザー原子時計技術が広く使われています。Microchip Technology Inc.(日本支社: 東京都港区浜松町、代表: 吉田洋介 以下Microchip社)は本日、子会社のMicrosemi社を通じて、従来のMHM-2010に対して代表長期安定性を10倍近く向上させた同社の水素メーザー原子時計MHM-2020によって、これらの厳しいアプリケーションの要求に応える事を発表しました。MHM-2010の長い耐用年数と低い所有コストという特長を引き継いだMHM-2020は、カラー タッチスクリーンとセキュアなネットワーク管理ポートでアップグレードされたユーザ体験を提供します。

水素メーザーは、水素原子が適切な環境では正確に1,420,405,751 Hzでマイクロ波を放射するという原理に基づいて安定性を実現しています。この極小電力および高純度信号を超高性能水晶発振器に位相ロックする事で、高精度時間管理の実現に必要な長期安定性と低位相ノイズ特性を備えたクロック出力信号を生成します。アクティブ水素メーザーはMicrochip社が製造する最先端の市販原子時計であり、セシウムビーム管原子時計よりも優れた短期安定性を備えていながら、パッシブ水素メーザーの4倍の安定性を備えています。

MHM-2020メーザーは米国内で設計および製造されており、計量および時間管理アプリケーションに不可欠な長期クロックドリフトおよびエイジング性能を大幅に向上させるため、新しいドリフト補償機能を採用しました。MHM-2020は、長い耐用年数と低い所有コストに対する期待値の業界標準の役割を果たしてきたMHM-2010の特長を引き継いでいます。性能向上により、優れた温度安定性(tempco)、低い磁場感受性と共に、一日あたり3x10-16未満の長期エイジング性能を実現できるため、UTC (Coordinated Universal Time)を世界中で維持するためのBIPM (Bureau International des Poids et Mesures)規格を扱う国立研究機関の多くがMHM-2020を採用しています。このメーザーの1~100秒レンジの短期クロック安定性は、低ノイズ高精度周波数およびタイミング リファレンスを必要とするブラックホール研究等の電波天文研究のためのVLBI (超長基線電波干渉法)の厳しい要件を満たしています。

「Microchip社は、市販原子時計ソリューションのリーディング サプライヤとして投資と開発を継続し、新しい能力の提供を続けます」とMicrochip社周波数およびタイミング部門副社長兼ジェネラル マネージャのRandy Brudzinskiは述べています。「MHM-2020メーザーは、広い分野で高く評価されている現在のMHM-2010の特長を引き継いでいます。弊社は、お客様が新しいシステムを購入しなくてもMicrochip社の技術の進歩の恩恵を受ける事ができるように、過去5年間にMHM-2010メーザーを購入したお客様にアップグレード オプションを提供します。」

在庫/供給状況
MHM-2020 76001-20Xアクティブ水素メーザーと、対象となる既存のMHM-2010ユーザ向けのアップグレード パッケージは、どちらも本日より出荷いたします。また、低位相ノイズ仕様パッケージも提供します。Microchip社は、保証の延長だけでなく、クロックの保守、オンサイトでの修理、コンサルティング サービスによって本メーザーをサポートします。
詳細はMicrochip社または正規代理店にお問い合わせ頂くか、Microchip社ウェブサイトをご覧ください。本プレスリリースに記載された製品をご購入頂くには、Microchip社の正規代理店にお問い合わせください。

リソース
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください。
● アプリケーション画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/48001740312
● MHM-2020の画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/48001505356

Microchip Technology社について
Microchip Technology社(以下、Microchip社)はスマート、コネクテッド、セキュアな組み込み制御ソリューションの半導体トッププロバイダです。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、リスクを低減する最適な設計を作成し、総システムコストの削減、迅速な商品化を実現できます。Microchip社は産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場で125,000社を超えるお客様にソリューションを提供しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(http://www.microchip.com)をご覧ください。


詳細については、以下にお問い合わせください。
Daphne Yuen (Microchip社): daphne.yuen@microchip.com

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

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会社概要

商号
マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン株式会社(マイクロチップテクノロジージャパンカブシキガイシャ)
代表者
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所在地
〒105-0013
東京都港区浜松町 1-10-14 住友東新橋ビル3号館4階
TEL
03-6880-3770
業種
その他IT関連
上場先
その他

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