2019年12月12日 15:00

A.T. カーニー 「2020年の予測」を発表  ~ グローバルな事業環境に影響を与えうる10の出来事と世界的な潮流を分析

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経営コンサルティング会社A.T. カーニー(本部:米国イリノイ州シカゴ、東京オフィス:港区)のマクロ経済部門シンクタンクであるグローバル・ビジネス・ポリシー・カウンシル(GBPC)は、「2020年の予測(原題:Year-Ahead Predictions 2020)」を発表。 2019年12月12日、日本語抄訳をウェブサイトで公開した。 https://www.atkearney.co.jp/gbpc-/yap2020

今回で4回目の発表となる本レポートは、来たる2020年にグローバルな事業環境に重大かつ短期的影響を与えうると予測される出来事を10件選び、分析したもので、世界の潮流を示唆するもの。

1. 世代間の争いが本格的に加熱
2. 水危機によるイノベーションが加速
3. 都市の進化が加速し、インフラと変動に対応
4. 大惨事がより頻繁で激しくなるにつれ、新たな災害経済が出現
5. ハラル消費市場が、全世界で2.5兆ドルを超える
6. 米国が遭遇する5G競争
7. EU規制がグローバル標準となり、データ・プライバシーの規則が拡大
8. 北東アジアはさらに深刻な地政学的紛争地帯となる
9. 高値を維持する米ドル
10. 国家の利害とビジネスの利害が、宇宙空間で衝突

本レポートでは、今年表面化した世代間の争いが2020年にさらに過熱するだろうと予測している。古い世代が権力の座に就き続ける一方でグレタ・トゥーンベリら若い世代が気候変動や経済的格差、その他の社会問題についてますます主張をするようになる中、レバノンからチリにまで至る最近の大規模デモの発生は緊張の高まりの強さを浮き彫りにしている。

A.T. カーニー GBPC の創設者であり会長をつとめる本レポートの著者、ポール・ローディシナ(Paul A. Laudicina) のコメント:
「地球規模の気候変動がますます多くの地域で問題となり続ける中、企業や政府が水危機に対処し自然災害の被災者へ支援を提供するための革新的な方法を見い出だすでしょう。都市もCO2排出量の削減や災害に強いインフラ構築などを通じて気候変動への取り組みを先導し続けるものと予測します」。

A.T. カーニー GBPC のマネージング・ディレクターで本レポートの共著者 エリック・ピーターソン(Erik R. Peterson) は2020年にデータ・プライバシー規制が急増するだろうと主張する。
「GDPR(General Data Protection Regulation/一般データ保護規則)が世界的標準となっているEUは、データ・プライバシー規制における世界的リーダーとして台頭してきています。また広範には、データのローカライゼーションが増え続けています」。

本レポートの著者たちは、また米ドル高が国際経済の流れに影響し地政学的緊張を強め、一方で北東アジアがよりいっそう深刻な地政学的ホットスポットとなると予測している。

当リポート全文を掲載したウェブページでは、昨年同時期に発表した「2019年の予測」を振り返り、執筆者自らが妥当性を評価している。
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「2020年の予測」日本語抄訳:
https://www.atkearney.co.jp/gbpc-/yap2020

オリジナル英語版(原題:Year-Ahead Predictions 2020)」:
https://www.atkearney.com/web/global-business-policy-council/year-ahead-predictions/2020

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会社概要

A.T. カーニー株式会社
商号
A.T. カーニー株式会社(エーティーカーニー)
代表者
関灘 茂(セキナダ シゲル)
所在地
〒107-6223
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー23階
TEL
03-6890-5001
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
従業員数
500名未満
会社HP
http://www.atkearney.co.jp
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