2020年03月16日 14:00

【矢野経済研究所プレスリリース】健康食品に関する消費者アンケート調査を実施(2020年)~摂取している健康食品の主成分は、30~40代はマルチビタミン・ミネラル類、50代以上がDHA・EPAが第1位~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、健康食品、特定保健用食品、機能性表示食品に関する消費者アンケート調査を実施し、30代から70代以上の消費者における健康状況、機能食品に対する需要などを分析いたしました。

1.市場概況

現在あるいはときどき健康食品を購入(摂取)している30代から70代以上の男女1,000名に対し、身体の状況や健康食品の利用状況について消費者アンケート調査を2019年12月に実施した。その調査結果を年齢(30代~40代・50代以上)、性別(男・女)の4つに区分し、それぞれを比較してみる。

30代以上の消費者における身体に関する悩みを見ると、若年層で『疲労』に関する項目が挙げられ、30~40代の男女共に5割前後に達している。また、『眼の疲れ、視力低下』などの眼の悩みに関しては50代以上の男性で4割弱、50代以上の女性で4割強が悩みとして挙げている。一方、『健康維持・増進』との回答も多く、どの年代の男女でも4割前後に達している。また、女性に関しては『肌のハリ・シワ・シミ』に対する関心が高く、30~40代、50代以上共に5割前後に達している。

健康食品に対する1か月あたりの支出金額は、30~40代の男女で2,000円超、50代以上の男女で3,000円超であり、50代以上で支出金額が高い。また、摂取している健康食品の種類は、30~40代男性が2.48種類で最も多いという結果となった。

健康食品を摂取する目的としては、4つの属性共に『健康維持・増進』が4割から5割を占め、特定の健康機能よりも、日頃の健康を維持するために健康食品を摂取している層が多い。また、『疲労回復・滋養強壮』は30~40代で高い傾向が見られ、男性5割弱、女性3割強を占めており、日頃の疲れを解消する目的で健康食品を摂取する層も多い。また、女性は『肌のハリ・シワ・シミ』が30~40代、50代以上ともに3割弱を占め、男性は年代を問わず『整腸』が2割前後を占めている。

健康食品の購入先に関しては、年齢層で大きく分かれており、男女ともに30~40代は『ドラッグストア、薬局・薬店』が6割前後、50代以上は『通信販売』が6割超と対照的な結果となった。

摂取している健康食品の主成分は、男女ともに30~40代が『マルチビタミン・ミネラル類』、50代以上は『DHA・EPA』が第1位という結果となった。その他、『ビタミンC』がいずれの属性において上位5位以内に入っている。また、男女ともに30~40代において『ビタミンB』、50代以上において『ブルーベリー(ビルベリー)』がランクインしている。
2.注目トピック~機能性表示食品の機能表示への関心は『おなかの脂肪・体重減少』が各属性で第1位

健康食品を購入(摂取)している30代~70代以上の男女1,000名のうち、特定保健用食品(トクホ)を週1回以上摂取しているのは男性で5割強、女性で4割弱であり、男性の方が摂取頻度が高い傾向が見られた。
摂取経験のある特定保健用食品の種類は男女ともに圧倒的に『茶飲料』であり、7割強に達している。大手清涼飲料メーカーにおいて積極的なコミュニケーション活動が行われているカテゴリーであり、身近な小売店舗で手軽に購入・摂取出来る点から、30代以上の消費者に手にされる機会が多いものと推察する。摂取する健康目的に関しては、『内臓脂肪・体脂肪』や『整腸』が全般的に高く、特に『内臓脂肪・体脂肪』は30~40代の男性、『整腸』は50代以上の男性や女性で高い傾向が見られる。

また、機能性表示食品を『知っている』と回答した942名に対し、関心のある機能性表示を尋ねると、30~40代、50代以上、男女いずれにおいても『おなかの脂肪・体重減少』が4割から5割を占めており、腹囲周囲径に対する関心の高さが改めて明らかになった。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2391

調査要綱
1.調査期間: 2019年12月
2.調査対象: 健康食品を現在購入(摂取)している、またはときどき購入(摂取)している30代~70代以上の男女1,000名(年代、性別ともに均等に配分し、各年代200名、男女別500名の合計1,000名)
3.調査方法: インターネット消費者アンケート調査
4.発刊日:2020年02月28日

お問い合わせ
⇒プレスリリースの内容や引用についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
https://www.yano.co.jp/contact/contact.php/press

株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • ライフスタイル

会社概要

商号
株式会社矢野経済研究所(カブシキガイシャヤノケイザイケンキュウジョ)
代表者
水越 孝(ミズコシ タカシ)
所在地
〒164-8620
東京都中野区本町2-46-2 中野坂上セントラルビル
TEL
03-5371-6900
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
会社HP
https://www.yano.co.jp/

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.