2020年04月17日 17:00

3D PDFは「今どのように活用されているのか」を調査  業種・職種、経験関係なく直感で三次元モデルを共有できる  3Dスキャナー使用が増える建設業での利用も増加傾向に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
先進技術を活用したシステムインテグレーション事業を展開するスマート・スケープ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉田 隆)は、3次元モデルを含んだ技術情報として伝達するためのドキュメント作成ソフト「3D PDF」を導入している企業を対象に2020年3月23日から4月3日の間で活用実態アンケートを実施しました。

国土交通省は、3次元モデルを用いて関係者間で情報共有することにより一連の建設生産システムの効率化・高度化を図る取組みCIM(Construction Information Modeling/Management )を 推進しています。
平成30年3月に同省から発表されている3次元モデル表記標準(案)では、「本標準は3次元モデルから2次元図面を生成し、従前の2次元図面に近づけるものではなく、3次元モデルの内容を2次元情報として伝達するための方法の一つとして示したもの」とあり、3D PDFはまさにその方法となります。アンケート結果でも利用者の業種は製造業に続いて建設業が多く、中には「CIMに対応するため」との回答もありました。


■経験や業種を超えて共有、理解できるビジュアルコミュニケーションに効果
3D PDFを導入した理由は、効率化が1番であり、次に社内外での共有、営業時のプレゼンテーション資料の活用という順に多いという結果となりました。
導入後に改善したことでは「合意形成のスピードが速くなった」という声が多く、経験の違いや業種、職種の違い、また国籍の違いに関わらず「2Dだけでは説明しにくく伝わらなかったことが伝わる」という声がありました。また、3Dで見えることによって認識齟齬の減少にもつながっているという結果になりました。作業効率の改善と答えた人は38人ですが、合意形成のスピードアップや、認識齟齬の減少は効率化も含まれる結果と言えます。
情報共有に関しては、取引先との共有と社内他部署との共有があり「PDFは広く利用されていることから、特別なソフトや環境がなくても利用しやすく、今まで行っていたデータ変換の手間がなくなった」という内容から「CADライセンスの削減」「他ソフトの購入費削減」など、コスト削減になっているとの声もあります。
実際に仕事の現場で使用されている用途に関しては、導入理由と同様に「プレゼンテーション」「社内外のデータ共有」がありますが、当社でも予測を超えて活用されていた内容に「3D図面(3DAモデル)」があります。3DAモデルとは、形状モデル(3 次元モデルの幾何形状)だけでなく、形状モデルに付加される寸法や注記、さらに補足的な2次元図面やデータ管理情報も入ったデータです。2次元の図面を補完するデータとして活用される以上に3次元が中心となったデータに図面や情報が補完されているデータである3DAモデルの共有のために活用されていることがわかりました。
■価格や市場シェアより「使いやすさ」が導入の決め手
今回のアンケートでは導入の際に重視する点の上位3位を聞きました。2位、3位では価格という声が増えますが、1位は価格以上に「使いやすさ」という結果となりました。社内だけでなく営業時や顧客との共有など社外での使用も多いことから、専門的な知識がなくても「直感で使える」ことが重視されていると考えられます。


建設業のお客様からは「3Dスキャナーを使っての仕事を増やしている」との声も多く聞くようになり、今後はさらに建設業において3D PDFの活用が増えてくると予測しています。
今後も当社が提供する3D技術を特徴とした製品の開発・販売がCIM推進の一助となり、製造業、建設業をはじめとするお客様の業務の効率化を実現できるよう事業を推進してまいります。

【3DPDFについて】
3D情報を含んだPDFファイルを”3D PDF”と称しています。3D PDFはマーケティング用の通称であり正式なフォーマット名称ではありません。”3D”もテキスト、画像などと同様に”PDF”に含まれる情報の一部です。つまり、3D PDFは特別なファイルではなく無償のAdobe Acrobat Readerで閲覧、操作可能なPDFファイルです。

【調査概要】
タイトル:3DPDF導入・利用に関するアンケート
対 象: 3DPDFを利用する当社取引企業担当者153人
期 間: 2020年3月23日(月)~2020年4月3日(金)
方 法: アンケートフォームを使用したオンライン調査
実施機関:スマート・スケープ株式会社
使用製品(複数回答)
3D PDF Converter:36人
3D PDF for Navisworks:14人
3D PDF for Revit:15人
3D PDF Pro:3人
CIM-PDF:1人
DWG to 3D PDF Converter:9人
Tetra4D Automate:4人
Tetra4D Converter:99人
Tetra4D Enrich:5人

■会社概要
社名   :スマート・スケープ株式会社
代表取締役:吉田 隆
設立   :2003年2月18日
所在地  :東京都港区港南1-8-40 A-PLACE品川8F
従業員数 :80名
資本金  :3,500万円
事業内容 :情報通信関連技術の研究開発、受託開発、販売ならびに情報通信関連技術を用いた
コンサルタント業務
関連企業 :スマートエンジニア株式会社
     :スマートインプリメント株式会社
     :スマートホールディングス株式会社
U R L   :https://www.smartscape.co.jp/

【お問い合わせ先】
スマートホールディングス 広報事務局
担当:柴山(070-1389-0172)
E-mail:pr@netamoto.co.jp
TEL:03-5411-0066
FAX:03-3401-7788

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
スマートスケープ株式会社(スマートスケープカブシキガイシャ)
代表者
吉田 隆(ヨシダ タカシ)
所在地
〒106-0032
東京都港区六本木6-6-2 
TEL
03-6434-9717
業種
システム開発
上場先
未上場
従業員数
500名未満
会社HP
https://www.smartscape.co.jp/

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.