2020年05月14日 10:00

世界的建築家 坂 茂氏による「坂茂建築展-仮設住宅から美術館まで」オンライン版ギャラリートーク公開のお知らせ

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公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団が運営する大分県立美術館では、5月11日(月)からの再開館および“大分県立美術館開館5周年記念事業「坂茂建築展-仮設住宅から美術館まで」”の開幕に先立ち、5月7日(木)に、同館の設計者で、プリツカー賞受賞者の坂 茂氏による「坂茂建築展-仮設住宅から美術館まで」のオンライン版ギャラリートークを行いました。
このギャラリートークは、東京にいる坂 茂氏と大分県立美術館をオンラインでつなぎ、画面に映された会場の様子を見ながら、坂氏が展示について紹介していくというものです。このオンライン版のギャラリートークの映像の長さは約1時間、約2,000平米の展示会場に展示された主な展示物が詳しく紹介されています。
ギャラリートークの様子は、以下のYoutubeのサイトにアップしています。
ぜひ、坂氏自らのご案内にて、展示の様子をご覧いただければと思います。

「坂茂建築展-仮設住宅から美術館まで」坂 茂氏によるオンライン版ギャラリートーク
https://www.youtube.com/watch?v=yY0Jmd9S9Wc

坂茂建築展-仮設住宅から美術館まで

会期:2020年5月11日(月) ~ 7月5日(日)
開館時間:10:00~19:00 ※金・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで) ※休展日なし
会場:大分県立美術館1階展示室A、アトリウム
観覧料:一般 1,000(800)円/大学・高校生 700(500)円/中学生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金
※障がい者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)は無料
※学生の方は入場の際、学生証をご提示ください
※坂茂建築展の会期中に限り、半券提示でコレクション展を無料でご覧いただけます。

【坂 茂氏プロフィール】
1957年東京生まれ/84年 クーパー・ユニオン建築学部を卒業/82年 磯崎新アトリエに勤務/85年 坂茂建築設計を設立/95年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント、 同時にNGO VAN設立 現在、慶応義塾大学環境情報学部教授
〈主な作品〉
「カーテンウォールの家」、「ハノーバー国際博覧会日本館」、「ニコラス・G・ハイエック・センター」、「ポンピドゥー・センター・メッス」、「大分県立美術館」、「静岡県富士山世界遺産センター」、「ラ・セーヌ・ミュジカル」、「スウォッチ本社」、他
〈主な受賞〉
フランス建築アカデミーゴールドメダル(2004)、アーノルド・W・ブルーナー記念賞建築部門世界建築賞(2005)、日本建築学会賞作品賞(2009)、フランス芸術文化勲章(2010)、芸術選奨文化部科学大臣賞(2012)、プリツカー賞(2014)、クリスタルアワード(ダボス世界経済フォーラム、2015)、紫綬褒章(2017)、マザー・テレサ社会正義賞(2017)、読売国際協力賞(2019)、他多数

【建築家・坂 茂氏の創作と活動を包括的に紹介する大規模個展】

大分県立美術館では、開館5周年を記念し、当館の設計者である世界的建築家、坂 茂氏の展覧会を開催します。
坂氏は、中国の伝統的な竹編み帽子から発想を得た屋根の構造を持つ「ポンピドー・センター-メス」(2010年、フランス)や、パリ郊外セガン島の音楽ホールを中心とした複合音楽施設「ラ・セーヌ・ミュジカル」(2017年、フランス)など、世界中で建築設計に携わっています。その一方で、1995年の阪神淡路大震災の「紙のログハウス」や「紙の教会」、2011年の東日本大震災に活用された「避難所用間仕切りシステム」、2008年の中国・四川大地震の復興支援では「成都市華林小学校紙管仮設校舎」を建てるなど、災害支援活動も続けられています。これら多方面に及ぶ活動が高く評価され、2014年に建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞されました。
本展は、坂 茂氏自らが設計した美術館での大規模個展です。坂氏が35年に渡りおこなってきた設計活動を、写真や図面、映像だけでなく、多数の実物大モックアップ(模型)でご紹介します。離れた場所にある建築を臨場案あふれるダイナミックな展示で、子どもから大人まで楽しんでいただける内容です。また25年に渡り世界各地で行ってきた災害支援活動についてもご紹介します。
その多角的な創作や活動とあわせて、当館を設計する中で考えた建物のフレキシビリティや、街に開かれた美術館への構想など、当館のコンセプトを体験できる会場構成もご覧いただけます。

【展覧会のみどころ】

1. 世界が注目する日本人建築家 坂 茂氏の大型個展
坂 茂氏は建築家として国際的に評価の高い建築を設計し、新しい建築資材や手法を開発する一方で、災害支援活動家としての顔を持ち、25年以上にわたり難民、被災者のための支援プロジェクトを行ってきました。その活動は国境を越え、ルワンダ、スリランカ、ハイチ、アメリカ、トルコ、インド、中国、ニュージーランド、イタリアなど多くの国々に及びます。阪神淡路大震災や東日本大震災、2019年の台風19号も例外ではありません。その多角的な活動が注目されている建築家の創作と活動が、本展で一堂に会します。

2. モックアップや動画作品から、建築空間を体感できる展覧会
モックアップとは、実物大の模型や実物に限りなく近く再現された模型のことで、一般的な卓上サイズの「模型」より大きくリアルなものです。写真や模型だけではわからない建築の構造や、ジョイントの細部や素材などもじっくりご覧いただけます。また、動画作品や建設中の定点観測動画で建築のリアルな空間を体感することもできます。

3. 「街に開かれた縁側としての美術館」を体感する機会
本展の展示は、1階の展示室全面とアトリウムエリアの3/5のあわせて約2,000m2のスペースを使った開館以来最大規模の展示になります。 展示エリアの半分を占めるアトリウム空間は、無料の観覧ゾーンです。このスペースでは、2011年の地震で甚大な被害を受けたニュージーランド・クライストチャーチに建てられた「紙の大聖堂」の1/10サイズの模型や、2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震などでも活用された「避難所用間仕切りシステム」の実物など、世界各地で行ってきた災害支援活動を中心に紹介します。 展示室内は有料の観覧ゾーンとなります。このスペースでは、パリ郊外のセーヌ川の中州セガン島に2017年にオープンした複合音楽施設「ラ・セーヌ・ミュジカル」や、静岡県富士宮市に2017年にオープンした「静岡県富士山世界遺産センター」など、国内外でてがけてきた文化施設や商業施設などを、実物大の部分模型や実物に限りなく近く再現された模型「モックアップ」、映像、写真などで紹介します。 大分県立美術館では、1階の展示室は、通常周囲を壁に閉ざされており、中に入らないと様子がわかりませんが、本展では、ところどころ外から展示室の中の様子を垣間見ることができるようになっています。また、天候などの条件が整った場合には、道路に面したガラスの水平折戸を開放し、街と一体化させることも計画しています。 坂 茂氏自らが設計した美術館での展覧会でもあるため、坂氏が設計にあたりコンセプトの柱においた「街に開かれた縁側としての美術館」を体感していただける機会になることと思います。これまでとは違う大分県立美術館の新しい展示空間をお楽しみいただけます。

http://www.opam.jp/exhibitions/detail/599

■問い合わせ
大分県立美術館 宇都宮・宗像
Tel: 097-533-4500
E-mail: info@opam.jp

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会社概要

商号
公益財団法人 大分県芸術文化スポーツ振興財団(コウエキザイダンホウジン オオイタケンゲイジュツブンカスポーツシンコウザイダン)
代表者
広瀬 勝貞(ヒロセ カツサダ)
所在地
〒870-0029
大分県大分市高砂町2-33 iichiko総合文化センター
TEL
097-533-4007
業種
団体・連合会・官公庁・自治体
上場先
未上場
会社HP
http://zaidan.emo.or.jp/

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