2021年04月16日 17:30

バンダイナムコグループのサステナビリティ方針を策定 IP軸戦略のもと、ファンとともに持続可能な社会の実現に向けたサステナブル活動を推進 脱炭素化に向けた数値目標(2050 年までに実質ゼロ)を設定

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バンダイナムコグループは、ミッションである「夢・遊び・感動」の提供を実現するため、「Fun For the Future!楽しみながら楽しい未来へ」をコンセプトにCSR 活動を行っています。活動にあたっては、特に重点的に取り組む必要があるテーマを「バンダイナムコグループCSR 重要項目」として設定し、さらに各ユニット・関連事業会社の活動レベルに落とし込んだ「CSR 重点取り組みテーマ」を掲げ、各事業特性を活かした様々な活動を行ってきました。

この度、2022 年4月にスタートする次期中期計画に向け、環境変化や社会からの期待と要請の拡大を踏まえ、社会の一員として持続可能な社会の実現に向けた責任を果たすため、視野をさらに広げ、IP軸戦略を活用したバンダイナムコならではの活動に取り組むサステナビリティ方針を策定したことを本日発表いたします。具体的には、IP軸戦略のもと、ファンとともに、環境問題への取り組みをはじめとしたバンダイナムコグループが向き合うべき社会的課題に対応したサステナブル活動を推進します。また、その一環として、次期中期計画に向けて活動のマテリアリティの特定(重要項目の再選定)を推進するほか、エネルギー由来の二酸化炭素排出量削減目標の設定を行いました。

バンダイナムコグループは、商品・サービスを通じ世界中のファンに「夢・遊び・感動」を提供することで、ビジョンである「世界で最も期待されるエンターテインメント企業グループ」となることを目指しています。事業戦略においては、IP(Intellectual Property/キャラクターなどの知的財産)を、IPが持つ世界観や特性を活かし、最適なタイミングで、最適な商品・サービスとして、最適な地域に向けて提供することで、IP価値の最大化をはかる「IP軸戦略」を核としています。この「IP軸戦略」のグローバル展開を拡大することで、グループの持続的な成長を追求するとともに、世界中のIPファンが国境や言語を超えてつながりコミュニケーションできる世界の実現を目指しています。さらには、技術の進化、顧客のライフスタイルの多様化、商品・サービスの品質向上、知的財産の保護、人財の育成、そして環境課題への対応など、バンダイナムコグループが向き合うべき様々な社会的課題に対してもIP 軸戦略のもと、取り組みを行うことで対応していきます。

■バンダイナムコグループのサステナビリティ方針

バンダイナムコグループは、IP軸戦略のもと、ファンとともに、バンダイナムコグループが向き合うべき社会的課題に対応したサステナブル活動を推進します。

【マテリアリティの特定(重要項目の再選定)】
バンダイナムコグループでは、2010 年にCSR重要項目を策定し、中期計画ごとに妥当性を検証し、運用してきました。2022 年4月にスタートする次期中期計画に向け、グループが向き合う課題と社会における新たなテーマを軸に、マテリアリティの特定(重要項目の再選定)を行い、KPI やアクションプランの見直しを実施していきます。


【IP 軸戦略のもと活動を促進】

<地球環境との共生、温室効果ガス削減に向けた取り組み>
バンダイナムコグループでは、サステナブル活動の一環として、IP軸戦略と連動し、地球環境との共生、脱炭素化など環境問題に対応するための取り組みを行ってきました。
地球環境との共生という観点では、プラスチック代替素材の開発、ガンプラリサイクルプロジェクト(※)、省エネや資材リユースなど環境に配慮したライブイベントの実施、商品パッケージ・梱包材などにおけるプラスチック使用量の削減、環境保全や生物多様性に関する従業員教育などの活動に取り組んできました。
温室効果ガス削減に向けては、ガンプラ生産工場における太陽光パネルの設置、アミューズメント施設の照明や業務用ゲーム機のLED ランプ使用、物流効率の向上、イベント等でのグリーン電力証書システムの活用などに取り組んできました。この度目標を明確にすることで、脱炭素化に向けた取り組みを更に強力に推進します。今後も、バンダイナムコグループでは、サステナビリティ方針のもと、IP軸戦略と連動したバンダイナムコらしい取り組みを推進してまいります。

<脱炭素化に向けた中長期目標>
社会が直面している自然環境の問題に対応するべく、エネルギー由来の二酸化炭素排出量削減による脱炭素化に向けた2050 年までの数値目標とステップを設定しました。今後、2022 年4月からの次期中期計画のスタートに向け、省エネルギー施策のさらなる推進や、再生可能エネルギーの導入など具体的なアクションプランを策定していきます。

目標
2050 年まで:
自社拠点(社屋、自社工場、直営アミューズメント施設等)におけるエネルギー由来の二酸化炭素排出量 実質ゼロ

中間目標
2030 年まで:
自社拠点におけるエネルギー由来の二酸化炭素排出量 2019 年度比35%削減(2013 年度比50%)

主な取り組み
省エネルギー施策のさらなる推進、再生可能エネルギーの導入等


なお、IP軸戦略のもと、ファンとともに、環境問題への取り組みをはじめとしたバンダイナムコグループが向き合うべき社会的課題に対応したサステナブル活動については、4月26 日開催予定の「ガンダムカンファレンス」でも、その一部をご紹介予定です。



ファンとともに取り組む持続的な社会づくりに向けて

バンダイナムコグループは、社会や顧客をはじめとするステイクホルダーとともに歩む存在として、様々な社会的課題に向き合い、期待に応え、さらには期待の先に行くことが必要だと考えています。環境問題への対応などのサステナブル活動においても、バンダイナムコらしい形で社会の期待に応えていくためには、我々の強みであるIP軸戦略のもと、ファンとともに取り組みを行うべきだと考えています。IPを活用した具体的な活動として、2021 年4月1日より、「ガンプラ」のランナー(プラモデルの枠の部分)を全国のファンから回収しリサイクルを推進する「ガンプラリサイクルプロジェクト」(詳細次頁)をスタートしました。累計7億個以上を販売するヒット商品となっている「ガンプラ」は、ファンとつながり、ファンの意見を取り入れるなど、ファンと一体となって事業を展開することで進化してきました。「ガンプラリサイクルプロジェクト」をはじめバンダイナムコグループが取り組むべき活動においても、IP を通じて企業とファンが一体となって推進することで、持続可能な社会が達成できると信じています。今後もファンとともに考え取り組んでいく、バンダイナムコらしいサステナブル活動を推進していきます。

(株)バンダイナムコホールディングス
代表取締役社長 川口 勝





※ご参考 IP軸戦略のもと推進している活動事例

「ガンプラリサイクルプロジェクト」について

バンダイナムコグループの(株)BANDAI SPIRITS、(株)バンダイナムコアミューズメント、(株)バンダイロジパル、(株)バンダイナムコホールディングスの4社は、(株)BANDAI SPIRITS が生産販売するガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」のランナー(プラモデルの枠の部分)を回収し、ファンのお客さまとともに世界初のケミカルリサイクルによるプラモデルの製品化を目指す「ガンプラリサイクルプロジェクト」を2021 年4月1日よりスタートしました。

「ガンプラリサイクルプロジェクト」では、全国のファンが「ガンプラ」を組み立て終わったあとに残るランナーを回収し、最先端技術であるケミカルリサイクルによって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指します。ランナーは、全国のnamco」をはじめとする(株)バンダイナムコアミューズメントの直営アミューズメント施設約190 店舗に専用の回収ボックスを設置し、4月1日より順次ファンの皆さんからの回収を受け付けています。集まったランナーは、「ガンプラ」の生産工場「バンダイホビーセンター」(静岡県静岡市)から生産工程で排出されるプラスチックと合わせて、一部をケミカルリサイクルの実現に向けた実証実験用の材料として、残りをマテリアルリサイクルとサーマルリサイクルにより再活用します。なお、本プロジェクトの物流業務は、(株)バンダイロジパルが担当します。
(詳細につきましては、3 月31 日開示資料をご参照ください
https://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/press/10249?entry_id=7130

(C)創通・サンライズ

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 2021年04月16日 17:30
  • 環境
  • 科学、技術研究、環境

会社概要

商号
株式会社バンダイナムコホールディングス(カブシキガイシャバンダイナムコホールディングス)
代表者
川口 勝(カワグチ マサル)
所在地
〒108-0014
東京都港区芝5-37-8 バンダイナムコ未来研究所
TEL
03-6634-8800
業種
その他の製造・メーカー
上場先
東証一部
会社HP
https://www.bandainamco.co.jp/

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