2021年05月10日 12:00

訪問看護ステーション秋桜の神戸市における「新型コロナウイルス訪問医療チーム」結成のお知らせと、神戸市の新型コロナウイルス自宅療養の現状について

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兵庫県で緊急事態宣言が発出されて1週間が経過しましたが、神戸市では連日200人超えの新規感染者が確認されています。現在、神戸市での入院待機者は2000名に迫り(5月9日現在1734名)、自宅療養者は333人(5月9日現在)です。入院が必要な状況になっても受け入れ先病院が見つからず、これまでに経験したことのない医療崩壊状態となっており、生命の危機に陥る現場を目の当たりにしています。

弊社では、訪問看護ステーションとしてこれまでに延べ70名以上のコロナ患者様受け入れを行ってきました。毎日休みなく24時間対応で過酷なコロナ現場に足を踏み入れております。

これまでに弊社で担当した患者様の中には、8時間もの長い時間、救急車の中で搬送先の決定を待つということもありました。SPO2が80%以下(正常値95%以上)になっても搬送先が決まらないということも頻繁に起こっています。
また、中規模病院での往診も開始されておりますが、新型コロナウイルス中等症の患者様すべての方に往診ができていないのが現状です。


弊社の業務も連日深夜まで続き、スタッフの心労も重なるなか、新型コロナウイルスの1日でも早い収束と神戸市民の安心な暮らしを目指して患者様の引き受けを行っておりますが、この状況を少しでも打開すべく奔走した結果、兵庫県内の医療機関との連携が叶い、医師より在宅酸素及び投薬の指示がいただける「新型コロナウイルス対応専門チーム」を令和3 年5月2日に結成することができました。
訪問看護という枠組みの中だけではとても対処できなかった新型コロナウイルス中等症の救急搬送や往診の対象から外れた患者様への投薬及び在宅酸素、点滴などの処置がこの「新型コロナウイルス対応専門チーム」の結成により可能となり、患者様や患者様のご家族様の心身の負担を少しでも軽減しながら入院調整を行っていただいております。併せて、これまで私達が目の前で苦しんでいる患者様に何もすることができないというジレンマに無力感を抱いておりましたことにようやく一筋の光明を見出すことができました。

私達は多くの方々に新型コロナウイルス患者様の在宅療養の過酷な状況を知っていただきたいと思います。新型コロナウイルスに罹患したくて行動をしている方はいません。対策をしていても新型コロナウイルスに罹患している方がほとんどです。
皆様が明るい未来に歩めるよう、新型コロナウイルス対応専門チームで全身全霊をかけて新型コロナウイルスに挑み続けます。
  
***本件に関するお問い合わせ・取材等のご依頼***

株式会社シャーンティ
代表取締役 龍田 章一
(たつた しょういち)
TEL:078-915-8702
FAX:078-915-8703
E-mail: nurse-cosmos@vesta.ocn.ne.jp

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  • 医療、福祉

会社概要

商号
株式会社シャーンティ(カブシキカイシャシャーンティ)
代表者
龍田 章一(タツタ ショウイチ)
所在地
〒651-2117
兵庫県神戸市西区北別府5丁目24−9 バージンブリッジⅡ−1F
TEL
080-2536-9909
業種
医療・福祉・健康関連
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
https://sha-nty.com/

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