2021年06月24日 11:30

【矢野経済研究所プレスリリース】工場デジタル化市場に関する調査を実施(2021年)~国内の工場では、IoT活用による次世代型のメンテナンス/見える化が進む~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の工場デジタル化市場を調査し、製造現場におけるIoT活用実態やサービス化する製造業の動向、スマートファクトリー/デジタル工場やデジタルツイン/CPSへの取り組みなどを明らかにいたしました。ここでは、工場デジタル化市場規模予測について、公表いたします。

1.市場概況

国内の工場では多くの業種・業態において、生産設備・機器の保全やライン稼働監視などで、IoT/クラウド、AIなどを使った異常・故障監視、稼働監視、保全、エネルギー使用量の見える化などの次世代型のメンテナンス/見える化が始まっている。さらには品質管理や外観検査など検品、生産最適化、作業者支援といった部分でもIT活用が広がっている。この背景には、製造現場における人手不足や生産性向上、省エネルギーといった工場由来のテーマの他、IoTを始めクラウド、センサーシステム、AI/解析ソリューションなどのIT技術の進展、および各種のハードウェアやサービスの低廉化がある。
これらにより、製造現場では多様なデジタル活用が起こっており、2020年度の国内の工場デジタル化市場規模を、ユーザー企業の発注金額ベースで1兆5,760億円と予測する。

2.注目トピック~IoT活用による次世代メンテナンス/次世代型の見える化が進む

生産設備・機器の稼働データをクラウドにアップロードし、そのデータを機器メーカーやメンテナンス事業者なども利活用することで、異常検知や予兆保全、CBM(状態基準保全)といった高度な保全や次世代メンテナンスを実現し、ダウンタイムの最小化を図る取り組みが進んでいる。実際に、既にCBMで100件(PoC:Proof of Conceptを含む)ほどの実績を持つITベンダーもあり、ここ1年で倍増した模様である。

また、例えばコンプレッサーの利用コストの8割前後が電気代(残りがイニシャルコスト、メンテナンスコスト、部品など)と言われ、コンプレッサーでは省電力化(電気代削減)が大きな訴求力を持つことは明白で、この部分でIoTモニタリングによる電力使用量の「次世代見える化」ニーズは大きい。

さらに近年、大型設備(ボイラーやコンプレッサー、ポンプなど)では、初めから通信機能(IoT機能)が組み込まれているケースが増えている。そのため、工場や生産ラインを新設するユーザー企業や省人化・省力化志向の強いユーザー企業、人手不足が深刻なユーザー企業などでは、生産現場でのIoT活用が急速に注目される状況となってきた。

3.将来展望

コロナ禍で2020年度中は保留になったプロジェクトの復活や、工場でも遠隔/リモート、省人化、接触レスなどのシステム構築志向もあり、2021年度の国内の工場デジタル化市場規模を、ユーザー企業の発注金額ベースで1兆6,760億円(前年度比6.3%増)になると予測する。
2025年度に向けては、一部業種での設備投資自体の停滞は見込まれるものの、輸送用機械器具製造業や電子部品・デバイス・電子回路製造業、生産用機械器具製造業などでの旺盛な工場向けシステム投資意欲を背景に、堅調に推移する見通しである。加えて、その他業種の既存工場でも老朽化した生産設備・機器の更新需要、省人化・自動化対応ニーズの高まりがあり、工場デジタル化市場は堅調に推移すると予測する。

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2725

調査要綱
1.調査期間: 2021年3月~5月
2.調査対象: ITベンダー・SIer、機器・装置メーカー、ユーザー企業及び系列の情報システム事業者、アプリベンダーなど
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話やアンケートによる調査、ならびに文献調査併用
4.発刊日:2021年05月31日

お問い合わせ
⇒プレスリリースの内容や引用についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
https://www.yano.co.jp/contact/contact.php/press

株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 工業
  • 科学・技術研究
  • エンタープライズIT

会社概要

商号
株式会社矢野経済研究所(カブシキガイシャヤノケイザイケンキュウジョ)
代表者
水越 孝
所在地
〒164-8620東京都中野区本町2-46-2中野坂上セントラルビル
TEL
03-5371-6900
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
従業員数
会社HP
https://www.yano.co.jp/
公式ブログ

株式会社矢野経済研究所の最新プレスリリース

2026年01月13日 11:30
【矢野経済研究所プレスリリース】介護DX市場に関する調査を実施(2025年)~介護人材不足の中、介護スタッフの業務負担を軽減する見守りシステムや介護現場向けインカム等の介護ソリューションの導入が進む~
2026年01月08日 10:30
【矢野経済研究所プレスリリース】酒類市場に関する調査を実施(2025年)~2024年度酒類総市場は3年連続拡大も、2025年度は縮小見込、2026年のビール類酒税一本化を見据えた市場再編が加速見通し~
2026年01月07日 11:00
【矢野経済研究所プレスリリース】 トイレタリー市場に関する調査を実施(2025年)~トイレタリーメーカー各社は、量から質への転換を図り、収益性を高める戦略へとシフト~
2026年01月07日 10:00
【矢野経済研究所 ワッツセミナーVol.243】 1月13日(火)『社会課題を「構造化」して新規事業を創る~400以上の社会課題から導き出した「事業機会」の見つけ方~』 ライブ配信
2026年01月06日 13:00
【矢野経済研究所プレスリリース】オーガニック・自然派食品市場に関する調査を実施(2025年) 2024年度のオーガニック食品市場規模は円安と価格上昇で前年度比2.6%増

この企業のプレスリリースをもっと見る

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2026 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.