2021年11月24日 11:00

【矢野経済研究所プレスリリース】カーボンナノチューブ世界市場に関する調査を実施(2021年)カーボンナノチューブ(CNT)世界出荷量は2025年に1万トンの大台突破を予測

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株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、2021年のカーボンナノチューブ世界市場を調査し、製品セグメント別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにいたしました。

1.市場概況

2020年のカーボンナノチューブ(CNT)世界市場規模は、メーカー出荷量ベースで前年比120.3%の3,265tと推計する。世界的な環境規制強化の流れを受けて、自動車メーカー(OEM)各社が電動化を加速させるなか、リチウムイオン電池(LiB)の導電助剤用途の需要がCNT世界市場を牽引している。

ここ数年はCNTの旺盛な需要を取り込むため、海外を中心にCNTメーカーの設備投資が活発化している。
中国では、2021年10月には多層CNTの生産能力が既に9,000t/年を超えており、2025年には倍増の18,000t/年への拡張が計画されている。韓国でも主要企業の多層CNT生産能力増強により、2025年頃には7,000t/年規模の供給体制が整備される見通しである。
一方、単層CNT市場でも既にロシアで80t/年の量産設備が稼働しており、今後も欧州や韓国で100t/年規模の生産設備の新設が予定されている。

2.注目トピック~多層CNT市場の動向

2020年における多層CNTの世界市場規模は、メーカー出荷量ベースで前年比120.1%の3,250tと推計する。
地域別の需要構成比をみると、LiB導電助剤としての採用が拡大傾向にある中国がおよそ80%を占める一大需要地となっている。次いで、欧州7%、日本4%、北米3%と続く。欧州や北米では、樹脂・ゴム複合材料向け用途での採用が中心とみられるが、今後はLiB導電助剤向けの需要も立ち上がってくると予測する。その他では、韓国や東南アジアなどで多層CNTに対する一定の需要がある。

3.将来展望

EVのさらなる航続距離の伸長、急速充電性能向上に寄与する高容量LiBの開発においては、導電助剤としての多層CNTの役割が重要性を増すものと考える。今後も、LiB導電助剤向けの需要は順調に拡大していく見込みである。また、樹脂・ゴム複合材料用途などでも着実に新規採用が進む見通しで、カーボンナノチューブ(CNT)世界市場規模(メーカー出荷量ベース)は2025年に11,209tに拡大を予測する。

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2863

調査要綱
1.調査期間: 2021年7月~10月
2.調査対象: カーボンナノチューブメーカー
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、ならびに文献調査併用
4.発刊日:2021年10月29日

お問い合わせ
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株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
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会社概要

商号
株式会社矢野経済研究所(カブシキガイシャヤノケイザイケンキュウジョ)
代表者
水越 孝(ミズコシ タカシ)
所在地
〒164-8620
東京都中野区本町2-46-2 中野坂上セントラルビル
TEL
03-5371-6900
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
会社HP
https://www.yano.co.jp/

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