7,000人のアンケートからみた既婚者の浮気事情
既婚者マッチングサイト「Healmate(ヒールメイト)」を運営するレゾンデートル株式会社(東京都渋谷区 https://raisondetre-inc.co.jp/)は、2025年9月に20代~50代の既婚者男女約7,000人に「結婚と浮気」に関する実態調査を行いました。既婚者の浮気率は17%、その「浮気経験者」に絞った調査結果を第2報に続き、第4報として報告します!
第1報 https://presswalker.jp/press/90858 では、20代~50代既婚者の17%が「浮気したことがある」と判明しました。
第2報 https://presswalker.jp/press/93232 では、「浮気をした理由」や「浮気相手との関係性」を調査し、夫婦の仲の悪さや配偶者への不満が浮気の理由と回答する人は少ないことが分かりました。
第3報 https://presswalker.jp/press/94816 では、「夫婦関係が良好であれば浮気しないのか」「結婚前は浮気をしたことがあるのか」を調査し、夫婦仲は関係なく浮気をする人が多く、浮気は愛情の欠落ではないといえる結果になりました。
とはいえ、夫婦仲に問題のない中、浮気男女は配偶者の陰でどのように浮気をしてるのでしょうか。
そこで今回の第4報では、第1報の回答者6,805人のうち「浮気したことがある」と回答した人の中から無作為に480人を抽出し、「どんな時に浮気をしたのか」「配偶者に隠れてどのように浮気をしているのか」、また、「どんな内容の浮気をしたのか」など、既婚者の浮気事情の実態を調査しています。
<結果のポイント>
・ 約7割近くもの人が「浮気をしたことが、配偶者にバレてない」
→ 「疑われることもなくバレていない」と回答した人は約42%、「疑われてるがバレていない」と回答した人が約23%だったことから「配偶者にバレていない人」は約65%
・ 「浮気公認」の夫婦が意外と多い?!自立した夫婦関係で浮気をする既婚者の割合
→ 「浮気公認で、知っている」と配偶者の浮気に合意している夫婦は15%いる
→ 20代では、3割程度の人が「浮気公認で、知っている」と回答
・ 行動パターン把握&崩さないことで「浮気がバレない?」証拠を残さない徹底ぶり
→ 「行動パターンの把握や証拠を残さないなど工夫をしている」人の割合が約38%
配偶者の行動パターンを把握した上で、浮気をする側の行動パターンを徹底して崩さないと怪しまれること自体避けるのがバレない理由
・ 浮気願望が高まる時期は結婚1年目?浮気経験者は「結婚1~5年目」に浮気している…
→ 結婚1年目で浮気をした人が16%、結婚3年目で浮気した人が約14%
→ 約6割近くの人が「結婚1~5年目」で浮気した
・ 不特定多数より安全?同じ相手と長期的に継続する浮気が多い傾向
→ 「同じ人と長期的」な浮気をした人は約25%
1~4年程度の期間、月1~3回など定期的に同じ浮気相手と繰り返し会っていた浮気
<調査概要>
調査タイトル:結婚と浮気に関する実態調査(第4報)
調査期間 :2025年9月29日~9月30日、10月27日~10月29日
調査対象者 :20~59歳の男女480人(男性240人、女性240人)
※第1報の回答者6,805人のうち「浮気したことがある」と回答した人の中から無作為に480人を抽出。
調査方法 :インターネット調査(セルフ型アンケートツール「Freeasy」を利用)
エリア :全国
調査機関 :レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/)
調査報告の掲載:https://healmate.jp/survey/
本報告の発表日:2025年12月12日
<調査対象者について>
下表の通り男女、各年代とも均等なサンプルになっています。
男性(240人) 女性(240人)
20代 男性 60人(25.0%) 女性 60人(25.0%)
30代 男性 60人(25.0%) 女性 60人(25.0%)
40代 男性 60人(25.0%) 女性 60人(25.0%)
50代 男性 60人(25.0%) 女性 60人(25.0%)
回答者は全都道府県におおむね人口と相関する形で分布しており地域的な偏りはありません。子どもの有無では、子ども有が357人(74.4%)、子ども無が123人(25.6%)でした。
1)配偶者バレの実態は?
第3報 https://presswalker.jp/press/94816 では、おおむね半数の人が結婚前、現在の配偶者との交際中に浮気をしたことがあるという結果になりましたが、浮気を重ねる人が多い中、配偶者にバレてないのでしょうか。「浮気をしたことが、配偶者にバレていますか?または、知っていますか?」尋ねてみました。
回答(4択1答):
1. 浮気公認で、知っている 15.0%
2. バレている 20.4%
3. 疑われてるがバレていない 23.1%
4. 疑われることもなくバレていない 41.5%
「疑われることもなくバレていない」と回答した人は約42%、「疑われてるがバレていない」と回答した人が約23%で、浮気をしたことが、配偶者にバレてない人は約65%となりました。
「バレている」人の割合は約20%となり、意外と少ない印象です。
そして、「浮気公認で、知っている」が15%もいるという驚きの結果になりました。
「相手の全てを満たせない」という考えから、複数恋愛や性的欲求などの自由を認めることで、関係がむしろ安定する現実があるのでしょうか。
「隠して裏切られるよりは、合意してルール化した方がいい」と裏切りを放置・黙認するのではなく、裏切りをなくすために合意するという価値観の違いを無理に矯正しないことで自立した夫婦関係を保っているのかもしれません。
(1)男女別:浮気がバレているか?
男女別で見てみましょう。
男女別:
1. 浮気公認で、知っている
男性(20.0%) 女性(10.0%)
2. バレている
男性(19.6%) 女性(21.3%)
3. 疑われてるがバレていない
男性(25.4%) 女性(20.8%)
4. 疑われることもなくバレていない
男性(35.0%) 女性(47.9%)
男性のほうが女性より「浮気公認で、知っている」が2倍多い回答者数となりました。夫婦関係において、男性上位がいまだ残っていることをあらわすのか、興味深い結果です。
女性のほうが男性より「疑われることもなくバレていない」と回答する人が多く、約半数近く(47.9%)の人が疑われることすらなく浮気をしているという結果になりました。女性の方が慎重な人が多いとはよく言われることかと存じます。
(2)世代別:浮気がバレているか?
次に世代別での違いを見てみましょう。
世代比:
1. 浮気公認で、知っている
20代(30.0%) 30代(17.5%) 40代(8.3%) 50代(4.2%)
2. バレている
20代(18.3%) 30代(19.2%) 40代(15.0%) 50代(29.2%)
3. 疑われてるがバレていない
20代(22.5%) 30代(20.0%) 40代(25.8%) 50代(24.2%)
4. 疑われることもなくバレていない
20代(29.2%) 30代(43.3%) 40代(50.8%) 50代(42.5%)
「バレている」の回答は、20代・30代・40代が2割未満に対して、50代が約29%で3割近くと他の世代に比べ多く、約1.5~2倍の差がありました。
「疑われることもなくバレていない」の回答は、30代・40代・50代が4割以上ですが、20代が3割未満で少ない印象です。
そして、20代では、3割の人が「浮気公認で、知っている」という結果になりました。30代は、2割に満たないですが、約18%の人が「浮気公認」と回答しました。
40代・50代では「浮気公認」の回答は、1割にも満たず、20代と50代を比べると約7倍もの差で20代の人が「浮気公認」と回答し、大きな違いがあらわれました。
互いのプライベートへの不干渉、性の自由化、契約結婚への支持拡大などが進む中で、20代・30代の恋愛・結婚観の多様化が進んでいることが窺える結果です。
さて、5人に1人しか配偶者に浮気がバレていないことがわかりました。
そこで、なぜ浮気がバレていないのかを「Q 配偶者に浮気がバレているか?」の回答選択肢で
「3. 疑われることもなくバレていない」「4. 疑われてるがバレていない」 と回答した310人に理由を聞いてみました。
2)なぜ、浮気がバレない?
浮気をしたことが、配偶者にバレていない約65%の人に、なぜ「配偶者に浮気がバレない」のか理由を尋ねてみました。
テキスト自由回答を以下の6つに分類し「浮気がバレない理由」を分析しました。
▼「配偶者に浮気がバレない理由」テキスト自由回答 分類
・ 平常心を装っていて気づかれない 20.9%
・ 行動パターンの把握や証拠を残さないなど工夫をしている 37.9%
・ 浮気期間や回数に気をつけている 8.2%
・ 配偶者が自分に興味がない無関心 14.3%
・ 配偶者から信用されている 8.8%
・ その他(鈍感だからなど) 9.9%
※テキスト自由回答「わからない」「不明」の回答は除いてます。有効回答(N=182)
「行動パターンの把握や証拠を残さないなど工夫をしている」人の割合が最多で約38%です。
具体的には、「配偶者が忙しい」「配偶者が家にいない時」など配偶者の行動パターンを把握してるからこそバレない浮気ができたという回答と、「証拠を残さない」「職場以外では会わない」「平日に浮気をし、泊まりや土日に会うことをしない」という浮気をする側の行動パターンを徹底して崩さないという回答が中心でした。
次いで「平常心を装っていて気づかれない」人が約21%でした。
具体的な回答は「普段通りにしている」と精神的な余裕を理由としています。
その次に多かったのは「配偶者が自分に興味がない無関心」のためバレないと回答した人で、約14%です。
「配偶者から信用されている」からバレないと回答した人は、1割に満たない約9%となりました。「浮気期間や回数に気をつけている」という回答は約8%で、こちらも1割未満でした。
これらの結果から、浮気がバレない理由は、
・ 配偶者の行動パターンの把握を徹底して行うため
・ 証拠を残さないよう注意しているため
・ 配偶者が自分に無関心なため
ということがわかりました。
結婚生活を送ると配偶者の行動パターンも把握しやすく、疑われにくい習慣で実行される浮気はバレづらいということだと考えます。
また、SNSなどの普及により各ツールの設定機能が充実しており「ブロック機能」「非表示機能」「プライバシーや通知設定」などの仕様が、そつなく証拠を隠せたり浮気相手からの急な連絡を防いでいたりと、浮気がバレないことに繋がっているのかもしれません。
浮気がバレない理由が判明したところで、次に結婚して何年目で浮気をしたのか「浮気しやすい年数」「浮気願望が高まる時期」を調査しました。
3)結婚して何年目に浮気をしたか?
結婚生活を送る中、結婚何年目に浮気をしやすいのでしょうか。結婚後、浮気したことのある既婚者に「結婚して何年目に浮気をしたか?」尋ねてみました。
(浮気継続中の方は浮気開始時期を選択。複数の方は、より過去の浮気時期で回答)
回答(1択):
1年目 16.0%
2年目 9.0%
3年目 13.8%
4年目 6.0%
5年目 12.3%
6年目 7.7%
7年目 6.0%
8年目 4.2%
9年目 3.8%
10年目 7.9%
11~15年目 6.0%
16~20年目 4.2%
21~25年目 1.7%
26~30年目 0.8%
31年以上 0.6%
結婚1年目が16%で最多となり、次いで結婚3年目が約14%となりました。その次に結婚5年目で約12%です。
結婚してから5年目の間に浮気をした回答が集中し、約6割近くもの人(57.1%)が、結婚して1~5年目に浮気をしたという結果になりました。
その次は、6年目(7.7%)、7年目(6.0%)と結婚年数が経過するごとに減少傾向でしたが、10年目では約8%と増加に転じました。結婚して6~10年目で浮気をした人は、29.6%と約3割を占めました。
【浮気しやすい・浮気願望が高まる時期】
第1ピークは「結婚1~5年目」
第2ピークは「結婚6~10年目」ということが判明しました。
男女別での違いは見られませんでした。
◎世代別:結婚して何年目に浮気をしたか
世代別での違いも結婚1~5年目に回答が集中し大きな違いは見られなかったものの、20代・30代のほうが40代・50代に比べ浮気する時期が早い傾向となり、20代では結婚3年目(21.7%)、30代では結婚1年目(20.0%)に浮気した人が多く、40代・50代(15.0%・16.7%)は結婚5年目に浮気した人が多い結果となりました。
30代は、1年目に浮気した人が、5人に1人という結果です。
▼世代比:回答結果詳細(表グラフ)
※20代は結婚してから16年以降の人口がいないため15年までを分析しています。
世代比:まとめ
結婚1~5年目
20代(66.7%) 30代(59.2%) 40代(54.2%) 50代(48.3%)
結婚6~10年目
20代(29.2%) 30代(35.8%) 40代(28.3%) 50代(25.0%)
結婚11~15年目
20代(3.3%) 30代(2.0%) 40代(8.3%) 50代(11.0%)
どの世代も浮気しやすい・浮気願望が高まる時期は「結婚後1~5年」という結果になりました。
今回の調査で結婚後、浮気をしたことがある人の内、約87%の人が、結婚して10年目までに浮気をしているということがわかりました。
結婚生活を始めて間もなく浮気する人が多いことが判明したところで、続いて、どんな浮気をしているのか「浮気期間、頻度、回数、浮気相手の人数」を尋ねてみました。
4)浮気の期間・頻度・回数・人数の傾向は?
安定感のある長期的な関係の浮気なのか、短期間の刺激のある関係が盛り上がっている浮気なのか、「どんな浮気をしているのか」の調査です。
テキスト自由回答を以下の8つに分類し「結婚後、どんな浮気をしたのか」浮気のパターンを分析しました。
▼「浮気の期間・頻度・回数・人数の傾向は?」テキスト自由回答 分類表
※カウントできない「不明」の回答は除いてます。有効回答(N=434)
なんと、1番多かった浮気の傾向は約25%の割合を占めた「同じ人と長期的」な浮気となりました。
「同じ人と長期的」な浮気は、1年以上同じ相手と浮気を継続していた人が該当します。具体的には、1~4年程度の期間に月1~3回、週1回などで定期的に同じ浮気相手(1~2人)との浮気です。
その内、1~2年の期間が特に多く、頻度は、月1回や週1回の回答が目立ちました。浮気相手の人数は「1人」が約7割を占めたことから、1人の相手と長期的な浮気を継続する傾向が多いことがわかりました。
この回答が多い理由は、発覚リスクが低いからでしょうか。それとも情が深まり特別な感情が芽生えたからなどでしょうか。
次いで、「1人と1回」の浮気をした回答が多く、約24%です。
「1人と1回」の浮気とは、1回限りの浮気を指します。衝動的・偶発的に浮気をしてしまった人が、概ねこの回答となってるのではないでしょうか。
その次に、「数人と数回」の浮気をした回答が多く、約17%です。
好意を持たれやすい人がこの浮気傾向に該当するのかもしれません。その気がなくても、浮気をする機会が多いというような背景がうかがえます。
「複数人と中長期的」な浮気の該当者は、約11%です。
3人以上の相手と継続的に浮気をしたことがある人で、具体的には、半年~数年の期間で、複数人と月1回や週1回などの頻度で浮気を継続した人になります。本人が浮気性であり、好意を持たれやすい人でもあるとこのような浮気の傾向になることが多いのではないでしょうか。
「同じ人と短~中期的に頻度多め」の浮気は約9%です。この浮気の該当者は、浮気期間は短いですが頻度が多い傾向です。数ヶ月の期間に毎週の頻度で浮気をするなど、恋愛感情が一時的に盛り上がってる刺激のある浮気をする人になります。
「安定して長い」浮気は約7%でした。
結婚生活全期間での浮気や20年など長期間に渡って、同じ1人の相手や複数人の相手と浮気を継続している人で、具体的には、1~5人の相手と5年以上浮気を続けている人になります。頻度も毎週など頻繁な回答が多かったです。
既婚者の浮気の傾向は「同じ相手との長期的な浮気」と「1人の相手と1回限りの浮気」が多いことがわかりました。
5)まとめ
今回「どんな時に浮気をしたのか」「配偶者に隠れてどのように浮気をしているのか」また「どんな内容の浮気をしたのか」など既婚者の浮気の傾向の実態調査をしました。
結果はいかがでしたでしょうか。
・「浮気をしたことが、配偶者にバレてない」人が約65%で半数以上を占めた
・「浮気公認」の夫婦が意外と多く「浮気公認で、知っている」と回答した人は15%
20代では、「浮気公認で、知っている」と回答した人が3割にも上る
・浮気がバレない理由は「行動パターンの把握や証拠を残さないなど工夫をしている」が4割近くを占めた
・変化を見せない、疑わしい行動・態度をしない、証拠を隠すことが浮気がバレない理由
・約6割近くの人が「結婚1~5年目」で浮気した
・浮気の傾向は「同じ相手と長期的に継続する浮気」が多い
さて、今回の調査で、約6割近くの人が「結婚後1~5年目」に浮気をし、約25%の人が「同じ相手と長期的に継続する浮気」をしているということが明らかになりました。
同じ相手と繰り返し浮気をしたということになりますが、浮気経験者にとって浮気相手とは「配偶者とは別の特別な存在」なのでしょうか?
そこで第5報では「浮気相手は特別な存在なのか」同じ相手と浮気を繰り返した浮気経験者の「結婚前と結婚後の感情の変化」と共に深掘りしていきたいと考えます。
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◎調査の目的
私どもレゾンデートル株式会社は、「結婚後の新たな生き方」を提案する既婚者向けメディアやインターネットサービスを展開するシステム開発会社です。現代の夫婦関係のあり方、既婚者の男女関係の多様性を把握し、今後のサービス開発に向けた市場動向を探るため、今回の調査を企画しました。
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◎調査内容・本リリースに関するお問い合わせ
今回の調査内容やデータの詳細に関するお問い合わせ、報道関係の皆様の取材依頼やお問い合わせは下記までお願い申し上げます。



