2012年05月08日 12:00

いずみ市民生協は、収穫した農産物の包装加工作業を通じて、障がい者の就労支援を推しすすめることを目的に就労継続支援事業に新たにとりくみます。

いずみ市民生協は、指定障害福祉サービス事業所「就労継続支援（Ａ型）」の指定（５月１日付け）を、大阪府より受けました。 ■指定された事業所の名称　農業生産法人「(株)いずみエコロジーファーム」ハートランドいずみ事業部 ■所在地　和泉市テクノステージ２－１－１０（いずみ市民生協テクノステージ物流センター１階）

１. 指定障害福祉サービス事業所「就労継続支援（Ａ型）」設立の目的
農業生産法人「(株)いずみエコロジーファーム」は、2010年8月にいずみ市民生協の「食品リサイクル・ループ」の一翼を担う関係会社として営農を開始しました。（2011年9月に農林水産省・環境省から再生利用事業計画として認定）
生産した農産物の全量をいずみ市民生協に出荷し、作付面積の拡大により農産物の生産を増加させています。収穫した農産物の包装加工作業を通じて、障がい者の就労支援を推しすすめることを目的に就労継続支援事業に新たにとりくみます。
２．支援事業の内容
農産物の選別、パッキング等の加工
３．就労支援契約
１０名程度
４．支援事業の拡大
次のステップとして、農地　和泉市善正町（物流センターより車で約２０分）に、ハウス（養液）栽培の生産施設を建設し、事業の拡張変更の手続きをすすめます。
農作業の支援事業もすすめ、この分野で１５名程度の障がい者の受け入れを計画しています。
５．スケジュール
　　５月上旬　求人開始　６月上旬　採用決定
　　６月中旬　入社式
　　７月　　　　事業の拡張・変更を申請手続き
　　８月　　　　養液土耕施歯設の建設着手
　１０月　　　　養液土耕施設の稼働
６．障がい者雇用率
特例子会社「(株)ハートコープいずみ」を含む、いずみ市民生協グループ（子会社含む）の障がい者雇用率は、２０１２年４月１日現在４．３６％となっています。なお、就労支援事業は、障がい者雇用率にカウントされません。

【お問い合わせ先】　いずみ市民生協　広報担当　高野（たかの）陽一（よういち）
　　　　　　　　　　　　　TEL.072-232-5100

【参考資料】
特例子会社　(株)ハートコープいずみ
　現在、障がい者３０名と健常者１３名の合計４３名が一緒に働いています。主な事業は、循環型社会をめざした環境事業です。組合員から回収した紙類とプラスチック類、それに物流センターや店舗から出るダンボールを加工して販売する「資源リサイクル」事業を行っています。また、物流センターや店舗から出る食品残さをたい肥化し、肥料を生産しています。その他、生協の施設の清掃、組合員への郵便物の袋詰め、組合員からの意見・要望のパソコン入力なども行っています。
農業生産法人　(株)いずみエコロジーファーム
　いずみエリア内の２か所で耕作放棄されていた農地・約４ｈａを大阪府の財団法人を通じて農家からお借りし、農地として再生利用しています。(株)ハートコープいずみで生産した肥料を使い、野菜を栽培し、収穫された野菜をいずみ市民生協の店舗や宅配事業で「コープ彩園ベジタブル」というブランドで大阪の地場産直野菜として組合員に提供しています。

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