2026年05月07日 18:00

篠原眞メモリアルコンサート―生誕95年・没後2年、孤高の作曲家の至高の音楽が甦る。世界初演を含むオーケストラ作品個展―2026年7月4日(土)北とぴあ、水戸博之指揮、オーケストラ・トリプティーク

株式会社スリーシェルズは、2026年7月4日(土)に東京・北とぴあ さくらホールにて「篠原眞メモリアルコンサート」(主催:篠原眞作品普及会/制作協力:株式会社スリーシェルズ)を開催することを、2026年5月7日に発表しました。生誕95年・没後2年を機に、国際的な評価を受けながらも日本ではほとんど演奏される機会のなかった篠原眞のオーケストラ作品を一堂に集め、世界初演を含む全7曲をお届けします。

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篠原眞メモリアルコンサート―生誕95年・没後2年、孤高の作曲家の至高の音楽が甦る世界初演2作品を含むオーケストラ作品個展―2026年7月4日(土)北とぴあ、水戸博之指揮、オーケストラ・トリプティーク
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■ 開催の趣旨

篠原眞(1931〜2024)——大阪生まれ、世界各国を舞台に60年以上にわたる国際的な創作活動を展開した孤高の作曲家。1954年にフランス政府給費留学生としてパリへ渡り、パリ国立音楽院ではオリヴィエ・メシアンのクラスで一等賞を、トニー・オーバンのもとでは首席一等賞を修得。その後、ミュンヘン、ケルンで最先端の技法を学び、シュトックハウゼンの助手も務めました。電子音楽、ミュージック・コンクレート、空間音楽、ノイズと楽音の融合……時代の最前線を生き続けた篠原は、欧米アジアで20回以上の作品個展を開催し、その作品は内外で演奏・出版・録音されています。

しかし、その国際的な評価とは対照的に、篠原のオーケストラ作品はこれまで日本でほとんど演奏される機会がありませんでした。今回の「篠原眞メモリアルコンサート」は、生誕95年・没後2年として、作曲者の生前には実現しなかったオーケストラ作品の個展をはじめて開催するものです。89歳で完成させた《2群のオーケストラによるフェノメナ(現象)》世界初演を含む全7曲のプログラムは、篠原の創作の全貌を伝える唯一無二の機会となります。

「篠原眞が、最も優れていると同時に、最も眞面目に音楽を學んでいると断言する。」
——池内友次郎(東京芸術大学教授、1959年2月5日)

「マコト、君はとても聰明だ。いつの日か君は何かを成しとげるだろう。」
——オリヴィエ・メシアン(1959年5月、篠原眞の日記より)

■ 公演概要

公演名 :篠原眞メモリアルコンサート
日時  :2026年7月4日(土) 13:30開場 14:00開演
会場  :北とぴあ さくらホール(東京都北区王子1-11-1)
プレトーク:13:45〜13:55 愛澤伯友(篠原眞門下)+髙久暁(音楽学者)
指揮  :水戸博之(オーケストラ・トリプティーク常任指揮者)
演奏  :オーケストラ・トリプティーク&合唱団
チケット:一般 3,000円 / 学生 1,000円
主催  :篠原眞作品普及会
助成  :(財)花王芸術文化財団
後援  :日本現代音楽協会、日本作曲家協議会、スリーシェルズ
チケット購入:https://teket.jp/17583/66596
お問い合わせ:篠原眞作品普及会
Email: 1931mshinohara2024@gmail.com
TEL: 090-3236-8172(たかく)

■ プログラム

★=世界初演 / ☆=日本初演 / ○=再演

【献奏】

山田耕筰《赤とんぼ》(篠原眞 編曲)
——篠原が若き日に主宰した合唱団のために編曲し、東京混声合唱団のレパートリーともなった名編曲

〈第1部〉

《リベレィション(解放)》(1977年) ○日本再演
20の弦楽器のための作品。イランのペルセポリス音楽祭で世界初演。「独裁政治からの解放への願い」を秘めた、祈りと緊張に満ちた名作。

《フェノメナ(現象)》(2020年) ★世界初演
「永遠の前衛」篠原が生涯最後に完成させた遺作。2群のオーケストラが左右から響き交わす、過激なエネルギーと表出性を備えた辞世の音楽。

〈第2部〉

《ソリチュード(孤独)》(1961年)
パリ留学末期から構想、ミュンヘンの苦難の留学生活中に完成。創作ノートに記された仮タイトルは「孤独な男の自画像」——当時の篠原の魂の叫び。

《ロンド》(1953年) ★最終改訂版・完全版世界初演
東京藝大在学中に作曲、第56回東京交響楽団定期演奏会で初演。音楽評論家・富樫康は「大成するかもしれない」と評した、若き天才の決算の一曲。今回発見された最終改訂版スコアを踏まえた完全版の世界初演。

バレエ音楽《夢殿》(抜粋)(1954年) ★72年ぶり再演
法隆寺・夢殿の救世観音を舞台に、バリ島音楽と《春の祭典》から着想された舞踊音楽。クライマックスは毎小節拍子が変化する「少女の踊り」。

《夢路》(1992年) ★西洋楽器版世界初演
「和洋の音楽的融合」を約20年かけて探求した篠原の集大成のひとつ。オーケストラと混声合唱のための作品。西洋楽器と古楽器によるヴァージョンを世界初演。

■ 篠原眞(しのはら・まこと)プロフィール

1931年12月10日、大阪生まれ。2024年3月3日、東京にて逝去(享年92歳)。
1952年、東京藝術大学音楽学部作曲科に入学。池内友次郎に作曲、安川加壽子にピアノ、クルト・ヴェスと渡辺暁雄に指揮を師事。学生時代からアマチュア合唱団「フェーゲライン・コール」を主宰し、100曲以上の編曲を手がける。
1954年、フランス政府給費留学生としてパリへ。パリ国立音楽院でオリヴィエ・メシアンのクラス(音楽哲学)にて一等賞、トニー・オーバンのもとで一等賞首席を得て修了(1958年)。続いてピエール・シェフェール主宰のGRMでミュージック・コンクレートを研究し、1963年までダルムシュタット夏期音楽講習会に参加。
1960年、ミュンヘン国立音大でハラルド・ゲンツマーに作曲を、シーメンス社電子音楽スタジオで電子音楽を研究。1962年、ケルン国立音大でベルント・アロイス・ツィンマーマンに作曲、ゴットフリート・ミヒャエル・ケーニヒから電子音楽を学ぶ。1963年にはシュトックハウゼンに作曲を師事し、のちにその助手として楽譜浄書にも携わった。
1965年、ユトレヒト・ソノロジー研究所に勤務。翌1966年、NHK電子音楽スタジオに招かれたシュトックハウゼンに同行し、11年半ぶりに一時帰国。同年秋からDAADベルリン芸術家プログラムの招きでベルリンへ。1978年にはカナダ・マギル大学の客員教授を務め、1979年よりユトレヒトに定住。以後、ユトレヒト・東京・京都を拠点に世界各地で創作活動を続けた。
45曲ほどの作品はいずれも楽器編成が異なり、新奏法の開拓・音響の視覚化と空間化・ノイズと楽音の融合など多彩な実験性を有する。日本・米国・ヨーロッパで20回以上の作品個展を開催。作品は内外で演奏・出版・録音されている。

■ 上演作品解説(髙久 暁)

《ロンド》(1953年)
東京藝大作曲科在学中に作曲され、上田仁指揮・第56回東京交響楽団定期演奏会で初演。当時の日記には「僕の勉強してきたものの決算」「必ず聴衆を喜ばせうると確信している」と記されている。音楽評論家・富樫康は「大成するかもしれない」と評した。

バレエ音楽《夢殿》抜粋(1954年)
1954年1月、第4回松山樹子バレエ団公演で上演。法隆寺・夢殿の救世観音像を背景に、童子・若者・少女・妖怪たちが踊る全幕バレエ。バリ島の音楽と《春の祭典》から着想された音楽は、「少女の踊り」で毎小節拍子が変化する壮大なクライマックスへと到達する。今回は72年ぶりの再演となる。

《ソリチュード(孤独)》(1961年)
パリ留学時代末期の1959年から構想し、前衛音楽を求めてミュンヘンの半地下の部屋で暮らした苦難の留学生活の中で完成した。創作ノートに記された仮タイトルは「孤独な男の自画像」。当時の篠原自身の内面の凝縮といえる作品。

《リベレィション(解放)》(1977年)
西洋現代芸術に傾倒したイラン・パーレビ国王の統治下にペルセポリスで開催された音楽祭で世界初演。作曲者によれば「イランがその当時の独裁政治から解放されるようにという願いを秘めていた」。20の弦楽器のための作品。今回は日本再演となる。

《フェノメナ(現象)》(2020年) ★世界初演
「永遠の前衛」篠原が生涯最後に完成させた遺作。左右に配置された2群の1管編成オーケストラが、さまざまな音高のトーン・クラスター由来の和音やフレーズを響き交わす。過激なエネルギーと表出性を備えた辞世の音楽が、今回はじめて世界に披露される。

《夢路》(1992年) ★西洋楽器版世界初演
1970年代半ばからおよそ20年をかけて篠原が探求した「和洋の音楽的融合」の成果のひとつ。オーケストラと混声合唱のための作品で、日本の多彩な音響的イメージがコラージュされる。原曲は邦楽器15人と西洋楽器38人による編成だが、今回は西洋楽器のみのオーケストラによるヴァージョンを世界初演する。

出演者プロフイール

■水戸博之 指揮(オーケストラ・トリプティーク常任指揮者)

1988年北海道江別市出身。 東京音楽大学音楽学部作曲指揮専攻(指揮)、同大学大学院修士課程を修了。 在学中、井上道義指揮者講習会で優秀者に選抜。サントリーホール主催レインボウ21デビューコンサートへ出演。 指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、三河正典、加納明洋各氏に、ピアノを奥山優香、北島公彦、米田栄子、野田清隆各氏に師事。また、下野竜也、井上道義、ピエタリ・インキネン、モーシェ・アツモン各氏のマスタークラスを受講し薫陶を受ける。
大学卒業後はアシスタントとして広上淳一、川瀬賢太郎、山田和樹氏の下で研鑽を積む。また、2016年にはNHK交響楽団より当時の首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ氏のアシスタントコンダクターとして任命され、同楽団の公演に携わった。
これまでに国内の主要オーケストラと数多く共演し、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、山形交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団などに客演。東京混声合唱団、新国立劇場合唱団との共演も多く、定期演奏会やオペラ公演の合唱指揮として定期的に出演する他、2024年には東京混声合唱団のヨーロッパツアーに帯同し、モナコ、フランス、ルクセンブルクの3都市にてアカペラコンサートを指揮。新聞紙上などで高い評価を得た。
現在、東京混声合唱団常任指揮者を務めている傍ら、東京音楽大学指揮科、東京音楽大学付属高校の講師として後進の指導にも当たっている。https://www.japanarts.co.jp/artist/hiroyukimito/

■三瀬俊吾 コンサート・マスター

東京音楽大学卒業後、桐朋学園大学院大学修了。篠崎功子、岡山潔、藤原浜雄の各氏に師事。第1回横浜国際音楽コンクール弦楽器一般部門第1位。同コンクールより奨学金を得、パリ・エコール・ノルマル音楽院へ留学。同音楽院にて、ドゥヴィ・エルリ、原田幸一郎の両氏に師事する。定期的に千々岩英一氏の指導も受け、パリでソロや室内楽、新作の演奏活動も行う。2010年帰国。各地でリサイタルを行う他、mmm...、リレーション’70、目黒弦楽四重奏団、オーケストラ・トリプティークなど、ソロや室内楽、オーケストラで幅広く活動。一般社団法人淡座代表、桐朋学園芸術短期大学特任講師

■オーケストラ・トリプティーク日本の作曲家を専門に演奏するプロ・オーケストラ。 前衛・近現代・映像音楽の3つを柱に、日本の音楽遺産を未来へ継承する活動を展開。映画音楽との関わりも強く、Amazon・タワーレコードチャートでの連続1位獲得、ニコニコ超会議での約7万人視聴など、ジャンルを超えた支持を集めている。NHKや新聞の取材も度々受け、テレビニュースでも特集され、2021年東京パラリンピック開会式での録音使用は世界的な話題となった。
https://3s-ca.jimdofree.com/

■髙久 暁
音楽学者・音楽評論家、日本大学芸術学部教授。19~20世紀西洋芸術音楽の創作史・演奏史について幅広く研究。これまでに研究・フィールドワークを行った分野として近現代ギリシャの芸術音楽史、20世紀ロシア・ソビエトの亡命移民作曲家研究、東アジア諸国の作曲家の創作史、アジア諸国のピアノ文化など。篠原眞氏の創作活動に35年余り接した。共著・論文・校訂楽譜など多数。篠原眞氏については合唱編曲についての論文また共著『篠原眞の電子音楽』(Engine Books)がある。

■愛澤伯友
東京藝術大学及び大学院卒。桐朋学園大学音楽学部特任講師。デジタルハリウッド大学特任教授。
作曲を三善晃、野田暉行、篠原眞の各氏に、ピアノを植田克巳氏に、ベルリンとウィーンで指揮を研鑽、指揮をフランシス・トラビスほか各氏に師事。篠原眞氏の唯一の弟子。
安宅賞、国立劇場作曲、パナマ運河返還功労賞他を受賞。邦楽をテーマとした海外大学等での講演、演奏・放送・映像作品も多い。 また、小学生の頃、ICでコンピュータを自作。 PC黎明期にはCGをはじめとした各種モジュールを企業に提供。日本で初めてInternet2へ接続。KDDI研究所(株)と協同研究。尚美学園大学音楽表現学科、名古屋学芸大学映像メディア学科ならびに大学院・看護学部、名古屋外国語大学フランス語学科、滋慶学園さいたまIT、各講師を歴任。米UMBC特別講師。「信長公の聴いた音楽会」プロデューサーを務める。作品・論文・執筆多数。先進的芸術の創造、IT・コンピュータ技術の開発を旗印に旺盛な活動を行っている。
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【会社・団体情報】
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【制作】
株式会社スリーシェルズ
〒110-0015 東京都台東区東上野1-14-5 ユーエムビル8階
TEL:070-5464-5060
URL:http://www.3s-cd.net/
Email:jcacon@gmail.com
担当:西

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会社概要

株式会社スリーシェルズ
商号
株式会社スリーシェルズ(カブシキガイシャスリーシェルズ)
代表者
西 耕一
所在地
〒110-0015東京都台東区東上野1-14-5ユーエムビル8階
TEL
070-5464-5060
業種
エンターテイメント
上場先
未上場
従業員数
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