<プレマガ広報インタビュー>株式会社アプリボット 門倉 晴美さん

プレスリリースマガジン編集部

スマートフォンゲームアプリの制作・運営や子供向けのオンラインプログラミング学習サービスなどを提供する株式会社アプリボット マーケティング・PR室 プロダクトPRマネージャーの門倉 晴美さんに、広報担当者としての業務についてお話を伺いました。

海外ローカライズプロジェクトの責任者から広報担当へ

― 貴社の事業内容について教えてください。

弊社は、スマートフォンゲーム事業を中心に、その他新規事業開発などに取り組んでいます。
ゲームアプリは現在3本運用しており、2019年には現在開発中の新作タイトル
BLADE XLORD(ブレイドエクスロード)』、『SEVEN’s CODE(セブンスコード)』もリリース予定です。

設立から現在までゲームを作ってきた会社ではありますが、最近では小学生を対象とした、オンラインでプログラミングを学ぶことができる子供向けの学習サービス
QUREO(キュレオ)』といった教育事業も展開しています。

― ありがとうございます。門倉さんの略歴を教えてください。

2008年にサイバーエージェントグループに入社しました。化粧品メーカーをクライアントとした、女性向け広告代理店事業を行っている子会社で、営業としてキャリアをスタートしました。

その会社では広告営業の他、専売で取り扱う広告メニューの開発などを担当し、5年ほど勤務しました。2012年に現在アプリボットも所属しているサイバーエージェントグループのゲーム管轄(※)に移り、ゲーム事業を行う会社2社で人事や経営管理などバックオフィス全般の統括をしました。
※現在はSGE(Smartphone Games & Entertainment By CyberAgent)。株式会社サイバーエージェントの子会社13社が所属している組織(ゲーム&エンターテイメント事業部)
https://creator.game.cyberagent.co.jp/

その後、サイバーエージェントグループの株式会社グレンジで、自社サービスを中国や台湾を始め7か国ほどに展開する海外ローカライズプロジェクトの責任者を務め、現在はアプリボットが提供するゲームアプリの広報やプロモーション関連全般の業務を担当しています。

― 多くの会社で様々な業務を経験されているんですね。どの様な経緯で広報担当になられたのでしょうか。

グレンジでの海外ローカライズプロジェクトが一通り落ち着いたタイミングで、国内で展開しているサービスのプロモーション強化のため、広報やプロモーション業務に携わるようになりました。改めて、社としてプロダクトのPRやマーケティングに力を入れていこうという流れで、そのポジションを任せてもらいました。

どうすればゲームの面白さが伝わるかというのはすごく悩む

― では、広報の体制と門倉さんの業務内容について教えてください。

弊社の広報体制は、コーポレートの広報担当が1名と、各タイトルのチーム毎に広報と販促業務がセットになった広報・プロモーション担当が1名います。
私は、新規リリース予定のタイトルの広報・プロモーション担当として、コーポレートの広報担当者と一緒に協力しながらサービスのプレスリリース配信などを行っています。

その他に、広報担当としてゲームメディアの方に自社タイトルをご紹介させていただいたりもしますが、世間一般で呼ばれる「広報」とは少し業務内容が異なる、ゲームメディアへ出稿する広告のプランニングも行っています。

例えば、YouTuberを起用したプロモーション企画やTOKYO GAME SHOWでの発表企画などですね。あとは、担当タイトルのSNS運用や公式サイトのディレクションも各チームの広報・プロモーション担当が行います。私がメインで担当しているのは、『BLADE XLORD(ブレイドエクスロード)』と『神式一閃 カムライトライブ』の2タイトルです。

BLADE XLORD(ブレイドエクスロード)』
多数のスマートフォン向けRPGを手掛けた早貸久敏氏を監督に迎え、高グラフィックCGやドラマティックシネマで重厚なストーリーを織り成す2019年リリース予定の新作タイトル。事前登録受付中。
神式一閃 カムライトライブ
神の力を操る戦士「神侍―カムライ―」たちを育成し、強大な敵である「ケガレ」に立ち向かえ!新感覚のキャラ成長を楽しむ『マルチ育成×コマンドバトル』ゲーム。

― だいぶ幅広いですね。広報・プロモーション業務において大変だなと思う時はどういった時ですか?

ゲームメディアの方に、開発中のタイトルのプレゼンをしなくてはいけない時ですね。

ゲームのキーとなるポイントや機能ができていない段階で、一度先に話をしに行かなくてはいけないといった時に、どうすればゲームの面白さが伝わるかというのはすごく悩みますね。

開発段階でも、実際に触って直感的に面白いと思えるような分かりやすいゲームであればプレゼンもしやすいのですが、軽く触っただけでは奥行きが分からないものもあるので、そういう時は難しいです。

ユーザーとの接点を大事にして、一緒に楽しんで盛り上がりたい

― では、そんなゲーム業界での広報担当はどういう人が向いていると思いますか?

言葉を選ばずに言ってしまうと、“人懐っこく、やや図々しい方”ですね(笑)

様々な人とコミュニケーションを取り関係を構築していくというのも大切ですし、何より広報の立場から「これが面白いんです!」と自信を持って伝えられないと、そもそも良いサービスだと思ってもらえないので。

フロントとして第一線にいる立場なので、感情を前に出せるというか、「すごく気合いを入れているタイトルなので、是非取り上げていただきたいです!」と自信を持って言える人は向いていると思います。

― なるほど。門倉さんはTwitterで積極的に一般ユーザーの方とコミュニケーションを取られていますが、コミュニケーションを取る際にはどういった点に気をつけているのでしょうか。

広報担当として前に出るようになってからは、前に出るからこそ取り繕うのはやめて、よりリアルに素直な発信を心掛けています。

それは、自分が1人のユーザーだったらと考えた時に、<ゲームの中の人>も同じようにゲームで一喜一憂するくらいの方が生々しくて良いなという気持ちがあるからです。
人によって賛否両論があると思いますが、中の人という立場上、なんでも当たり障りなく一律に宣伝してしまうと違和感を与えてしまうなと思うので。

例えばキャラクターのガチャを引いた時も、「このキャラクターはもう持っているしいらない」とか「こっちのキャラクターが欲しかった」などと、いちユーザーとして自然に出た感情を自由に発言させてもらっています。

運営側の人間ではありますが、ユーザーさんとの接点を大事にして、一緒に楽しんで盛り上がりたいという気持ちで業務にあたっているので、「運営さんいつもありがとう」とか「ゲーム面白いです」と声を掛けてもらえた時は、特に嬉しいです。

門倉さんのTwitterアカウントはこちら:@kadoharu25

ゲームのヒットと合わせて人も打ち出していきたい

― 中の人の鏡ですね!最後に、これから力を入れていきたい広報や販促業務などについて教えてください。

サービスのヒットというのが大前提ですが、スマートフォンゲーム業界は、まだまだコンシューマーゲームと違い、「ヒットメーカーがこの人!」という風に表に立っている人が少ないです。

サービスを打ち出すだけでなく、「この面白いゲームはアプリボットからリリースされていて、作ったのはプロデューサーの〇〇だ」と認知していただけるよう、弊社のプロデューサーを始めクリエイターたちを一緒に打ち出していくということも、今後注力していきたいですね

― お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビュー企業

会社名:株式会社アプリボット
事業内容:スマートフォン等次世代端末を利用した各種情報提供サービスの企画・制作・運営
創業:2010年7月7日
URL:https://www.applibot.co.jp/

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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