<プレマガ広報インタビュー>GG.SUPPLY株式会社 國村 隼太さん

プレスリリースマガジン編集部

野菜の生産・販売事業を展開するGG.SUPPLY株式会社の代表取締役社長 國村 隼太さんに、広報の取り組みについてお話を伺いました。

信頼性を高めるために広報の取り組みを開始

― 貴社の事業内容について教えてください。

弊社は、福岡県福岡市で都会のHATAKE『GG.SUPPLY(ジージーサプライ)』を運営し、常備野菜の生産・販売を行っております。スーパーなどで売られている野菜は、収穫から食卓に並ぶまで7日~10日ほどかかると言われていますが、『GG.SUPPLY』では収穫から最短30分でお届けしています。また、農薬は一切使用せず種から無菌栽培しているため、冷蔵庫で約30日間保存でき、洗わずにドレッシング無しでもそのまま美味しく食べられます。

5つ星ホテルでも利用いただいており、年間で300以上の品種を栽培していて、毎月品種を変え販売をしています。

― ありがとうございます。國村さんの略歴と広報の取り組みを始めた経緯を教えてください。

私は学生時代に神経学を学んでおり「普段自分たちが食べている食べ物は本当に安全なのだろうか?」ということを考えていました。そこから野菜に着目したところ、日本のほとんどの野菜に農薬が使用されていることに課題を感じ、追求していくと物流にも問題があることを知りました。
物流の面でも課題を解決するために「都会で野菜を栽培しよう!」と考え、水耕栽培のプロフェッショナルであるグリーン・グリーンと共に『GG.SUPPLY』を立ち上げました。

弊社のビジネスは野菜を売ることなので健康に直結します。また、新業態でもあるためブランド力や信頼性を高めることが重要です。
そこで、ブランド力や信頼性を高めるためには、TVや新聞など第三者であるメディアに取り上げていただくことが1番と考え、どうすれば取り上げてもらうことができるのかということを調べていく過程で、広報やプレスリリースについて知り取り組みを始めましたね。

収穫から食卓まで通常10日かかる野菜物流。都会のHATAKE「GG.SUPPLY」は収穫から最短30分でお届け。
福岡県福岡市中央区舞鶴2-8-29

メディアに取り上げられている企業の要因を考察・深掘り

― ありがとうございます!広報としてはどのような取り組みをされているのでしょうか?

主な取り組みとしてはプレスリリースの配信とSNSでの情報発信になります。
その他に、他社様と共同でイベントを開催したり、ホテルのシェフに弊社の野菜を使って料理をしてもらいその情報を発信するなどコラボレーションすることが多いですね。

一緒に取り組むことで取り組めることの幅も広がりますし、既に多くのお客様から支持されている他社様とコラボレーションすることで弊社の信頼性を高めることにも繋がっています。

― 無印良品様ともイベントを開催されていましたね。「GG.SUPPLY」がオープンしてから約1年半ですが既に数多くのメディアに取り上げられています。反響はいかがでしょうか?

弊社のビジネスは野菜の生産・販売なので、一般の方たちの興味・関心、また食育やSDGsといった観点からもある程度世の中から注目してもらえるだろうという自信はありました。
でも、ここまで露出できるとは思っていなかったので正直私たちも驚いています(笑)

オープンから約1年半ですが、ありがたいことに多くのTVや新聞、WEBメディアなどに取り上げていただきました。福岡のローカル局には何度も取り上げてもらっていて、イベント出展の際などは「見たことあるよ」というお声がけをいただく機会も多いです。やはりTVを始めとするメディアの影響力というのは凄いなと実感していますね。

弊社はまだ立ち上げたばかりのスタートアップですが、起業直後でもメディアに取り上げてもらうことで信頼性が高まり、その結果が無印良品様を始めとする著名な企業とのコラボレーションに繋がっていると思います。

― オープンから約1年半でここまでメディアに取り上げられるというのは中々ないですね!広報の取り組みにおいて意識している点などがあれば教えてください。

「どうすればメディアに取り上げてもらうことができるのか」ということは常に意識していて、私自身そのことを考えることが楽しいです。情報を出すタイミングも重要ですね。

例えば、台風の時期になってから台風を切り口にしたプレスリリースを出しても、既に記者の方たちは情報収集を終えて番組や紙面を作り始めてしまっているので遅いんです。
年間を通して世間が注目するイベントやニュースなどのトピックスは大体決まっているので、時事的なモノ・コトを先読みして、ニュースになる1カ月前くらいの早い段階で情報発信することを心がけています。

― ベテランの広報担当者のような考え方ですね(笑)広報についてはどのように学ばれたのでしょうか?

実は広報について特別勉強したことはないんです(笑)
ただ、メディアに取り上げられている他社の事例を調べて、取り上げられている企業が直近でどのようなプレスリリースを配信していたのか、どういったアクションを起こしているのかをリサーチしたりはしています。

特に弊社のようなスタートアップの事例を中心に調べ「こういった情報をこのタイミングで出したからメディアが興味を持ち、こういった特集で紹介されたのか」など、ただ単にニュースを見るのではなく、取り上げられた要因などを考察したり深掘りしています。

ドレッシングが要らない、一ヶ月日持ち、洗わずそのまま。
年間で300以上の品種を栽培する都会のHATAKEから特別な常備野菜をお届けします。

プラスαで別の要素を組み合わせることで新しいニュースを生む

― ありがとうございます。今後注力していきたい広報業務があれば教えてください。

これまでTVなどでも取り上げていただいてはいるのですが、ほとんどは福岡を中心としたローカル局でした。
GG.SUPPLY」は全国配送に対応しているので、今後は全国を放送対象としているTVや全国紙などにもっと取り上げてもらえるよう、大手メディアにも刺さるような切り口を中心に情報発信をしていきたいと考えています。

― ありがとうございます。最後にこれから広報を目指す方に何かメッセージがあればお願いします。

私自身まだ広報の取り組みを始めて間もないので偉そうなことは言えませんが、媒体に関わらず普段からニュースはよくチェックしていますね。
野菜だけでなく幅広くニュースを見ておくと、野菜とは別の事柄であっても関連付けすることができます。

弊社の事例になりますが、先日開催した無印良品様とのイベントは<無印良品のレトルト商品>と<洗わずに食べられる「GG.SUPPLY」の野菜>=<簡単で時短になる>といった切り口を生み多くのメディアに取り上げていただきました。
単に「無印良品に出展します」ではこのような結果にはならなかったと思います。

自分たちの事業やサービスだけで考えてしまうと他と同じでありきたりになってしまいますが、そこにプラスαで別の要素を組み合わせることで新しいニュースを生むことができます。
時事的なことも含め、常日頃から様々なことに対し関連付けする意識を持つことは大切だと思います。

― お忙しいところ、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました!

インタビュー企業

会社名:GG.SUPPLY株式会社
事業内容:店舗事業、水耕栽培による野菜生産・販売、植物工場の運営管理・フランチャイズ展開
創業:2021年6月
URL:https://gg-supply.com/

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プレスリリースマガジン編集部 by ドリームニュース
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