2024.01.17

「プレスリリース」と「ニュースリリース」の違いとは？

プレスリリースマガジン編集部

広報担当であれば「プレスリリース」と同じくらいくらい聞き馴染みのある「ニュースリリース」。

今回は、プレスリリースとは何か？という基本についての説明から、プレスリリースとニュースリリースの違いについて紹介します。

この記事の目次

「プレスリリース」は企業の公式文書
「プレスリリース」と「ニュースリリース」の違い
「ニュースレター」との違い
まとめ

「プレスリリース」は企業の公式文書

プレスリリースとニュースリリースの違いについて説明する前に、まずは「プレスリリースとは何か」ということを紹介します。

プレスリリースは企業がマスコミ・メディア（報道関係者）に対し、新製品や新サービス、イベント開催やキャンペーン告知など、自社の最新の活動を情報提供という形で送る「公式文書」です。

マスコミ・メディアは企業からのプレスリリースを元にテレビ、新聞、雑誌、ニュースサイトにニュースとして取り上げることで一般消費者に対し広く情報発信をしています。

つまり、私たちが日頃TVや雑誌、ニュースサイトなどから得ている多くの情報は、プレスリリースが情報源になっているのです。

プレスリリースは、あくまで“情報提供”であるため、ニュースとして取り上げられても（記事化）費用は掛かりません。また、「企業 → マスコミ・メディア → 一般消費者」と第3者であるマスコミ・メディアを介し情報が発信されるため、情報への信用や支持を得られやすいというメリットがあります。しかし、費用を払い掲載枠を購入する広告とは異なり、プレスリリースを取り扱うかは受け取ったマスコミ・メディアが判断するため、必ずニュースとして取り上げられる（記事化される）という保証はありません。
プレスリリースの詳細についてより詳しく知りたいという方は、＜プレスリリースの役割とメリットを徹底解説！＞の記事をご確認ください。

「プレスリリース」と「ニュースリリース」の違い

結論から言うと「プレスリリース」と「ニュースリリース」は基本的に同じものを指す言葉であり、使い方や意味において大きな違いはありません。どちらも企業や組織が、新しい情報や重要な発表を公にするための公式文書で、マスコミ・メディアや一般の人々に向けて情報を提供することを目的としています。

「プレスリリース」は「PRESS（報道）」と付いているので「マスコミ・メディアに対して情報を提供するのであれば、プレスリリースという言葉が適切ではないのか？」という印象を持たれる方もいるかもしれませんが、「ニュースリリース」も「企業の最新情報」を指すため、上記の通り違いはないのです。

「プレスリリース」と「ニュースリリース」の使い方は企業によって異なる場合がありますが、一般的にはこれらの言葉は同意義と考えて問題ありません。

極稀に「プレスリリース」を「プレリリース」という方がいますがそれは間違っています。

「プレ」は「以前の」「前の」などの意味を表す言葉であり、「プレ大会（本選前の大会）」「プレオープン（試験営業）」などでも使用される言葉です。「プレリリース」は、WEBサービスやアプリを正式に提供する前の段階、つまり「試験的に提供する」といった意味合いになり、プレスリリースとは全く異なるので注意しましょう。

「ニュースレター」との違い

ここまでプレスリリースやプレスリリースとニュースリリースの違いについて説明をしてきましたが、広報では「ニュースレター」というものが存在します。

プレスリリースやニュースリリースは、マスコミ・メディア（報道機関）を主な対象としていますが、「ニュースレター」はさらに広範な「一般の読者や顧客まで」を対象とした有益な情報を定期的に発信する読み物です。

メディア・マスコミに向けて最新の業界動向や製品・サービスの開発秘話や開発者インタビューの情報を送ったり、一般の読者にはメールやハガキ、冊子などで商品の案内やキャンペーンといったお得な情報を送り良好な関係を築いていくためのコミュニケーションツールです。

「ニュースレター」は一方通行の情報提供だけでなく、読者からのフィードバックや質問に対応するなど、双方向のコミュニケーションを築く手段としても使用され「ニュースレター」を通じて製品やサービスを宣伝し、ブランドの認知度を向上させたり、読者に対して特典を提供することもあります。（ドリームニュースはプレスリリース配信サービスのため、ニュースレターに該当する内容は配信できません。プレスリリースのみの配信とさせていただいています）